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第三章
ダッシュ
しおりを挟むもうどれぐらい走った?息が切れ過ぎて意味が分からへん。
「はあっ・・・はあっ・・・」
俺は電車に乗る以外、ダッシュしてようやく学校に辿り着いた。
「はよ中に入らんと!」
「待ちなさい。」
「え・・・先生。」
俺の担任や。
「渡辺、どうして私服で学校の中に入ろうとするんだ。ちゃんと着替えて来なきゃ中に入る事は認めない。」
「そんな事言ってる場合じゃ無いんです!中に入れて下さい!」
「駄目だ。校則でそう決まってるからな。」
「・・・っっ!!」
俺が無理矢理突っ切ろうとするとたくさんの先生がやって来た。
「竜司君、駄目よ。言うことを聞かなきゃ駄目。」
「渡辺さん!どうして君の様な優等生がこんな行動をしたんですか?」
「先生たちみんな信頼してるのに!」
信頼。優等生。
「先生たちはね、あなたの事、本当に必要としてるんですよ。」
「ここに来てがっかりさせるのか!」
必要としている。
どうしよう。ここでこの道を突っ切ったら俺は誰からも信頼されなくなる?嫌われる?もう愛されない?
『あんたなんかだいっきらい!渡辺!』
『貴様はウチの子やあらへんわ!出来損ない!』
『大好きだよ!竜司!』
『・・・好きだから。』
「渡辺、どうすんだ?先生困ってんぞ?」
今まで俺は寂し過ぎて誰からも好かれる良い子を演じて来た。それをここで止めたらもしかしたら俺はもう先生たちからは好かれないかもしれない。
『渡辺!』
でも今はそんな事言ってる場合じゃ無い!!
「どけ!!」
「あっ!こら待ちなさい!」
俺は一気に走り抜いて校舎の屋上を目指した
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