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第4話 グラクイ集めの珍作戦
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荷物までは意外に遠かった。最初のころは三十キロの荷物だの、走り回ることだのに馴れていなくて、体がついていかなかった。だが、今では平気だ。体重もずいぶん増えた。
月(太陽)が出てからは安全性は高まったが、ときどき念のためGPSを取り出して確認した。
誰もいない。
荷物を放り出した場所は、たまたま小高い丘の上だった。
あぐらをかいて座って、リュックから水を取り出し飲み食糧を取り出した。
最近は、これも工夫されてきていた。今日は羊のカレーだ。どろっとしたイギリス風のカレーじゃない。インドかそこらのさらっとしたカレーで、これはこれでおいしい。
ほかに楽しみは無いから、荒野に出かけるときは念入りに食糧は選んでいる。魚は嫌いなんで、ついつい肉になる。ナンをあわせないで、ビスケットとチーズ、ジャムを持ってきた。後は、さっぱり系の柑橘ジュースとコーヒーだ。栄養は足りてないかもしれなかった。
量だけはチェックが入って、一週間分に足りないと、ジェレミーの子分のマイカが来て勝手に追加する。何が入ってくるかわからない。たいていは野菜かツナか鶏が入れてある。マイカは背の低い太り気味の若い女性で、どっちかというと無口な子だ。いい子なんだが自分が常にダイエット中なので、それが忘れられないらしい。ローカロリーな食品ばかりを選んでくる。好きなものを選びたかったら、自分で計算して一週間分を確保しないといけない。
好きなものを選んで、一週間、好きに寝て起きる。
ちょっと戻ったり、用事を済ませる事も可能だった。
気楽なものだった。グラクイを狩るのは楽しかったし、何人かのグループで、狩る時もあった。
たまに、グループを組んで、狩りに出ることもあった。
みんな喜んで仲間に入れてくれた。トップ成績のハンターだから、私が混ざれば有利に働く。
1匹やっつけるたびにいくらという具合に、軍は報奨金を出してくれる。
グループだと、分け合うことになる。
ついでに言うと、個人別以外、隊ごとにも報奨金は出る。金額は少ないが、みんな結構楽しみにしていて、それぞれ点数表をつけて互いに競っていた。
日?のよく当たる小高い丘の上はこれからの時間、最も安全な場所だ。やつらはとにかく日の光を嫌う。
GPSをセットして、寝ることにした。
二四時間、ずっと動き回るわけにはいかない。基地に戻って寝るのが一番安全だが、テントで寝る者のほうが多かった。私もだ。これで、グラクイとの遭遇率が高くなる。
つまり、自分自身がおとりというわけだ。
荒涼とした灰色の大地と、中空に浮かぶ輪郭がぼやけたオレンジ色の太陽。
すぐに眠りに落ちた。
GPSがピーピーわめいて、起こしてくれた。
こういう起こされ方が、一番体に悪い。
赤い点が四つ近づいてきていた。
こんな時間に活動を始めるだなんて、計算違いもいいとこだ。たまに起こる砂嵐のせいで、日の光が弱まったのだろう。
四つは、別々の方角から近づいてきていた。
まずいじゃないか。
こっちがロックオンできるってことは、向こうだってロックオンできるわけだ。
全方位から攻められてる。逃げる方向がない。
武器を取り出して、残りの荷物はテントにぶち込んだ。テントは耐熱・耐衝撃性だ。それに食糧なんかやつらは襲わない。
最も近い標的に狙いをつける。
ライフルの方が射程が長い。レーザーでこっちがロックオンできるってことはあいつらだってロックオンできるわけだ。
四対一で勝負に出れば、やられる可能性がある。だが、ライフルなら射程がはるかに長い。向こうがロックオンするより先に撃てる。夜の間はライフルは使えない。だが、今は(一応)昼間だ。ライフルが使える。
風が少しある。多分、九時の方向へ振られるだろう。
黒い頭を狙う。
一瞬、世界が音を止めて、そして撃つ。
頭が飛ぶのが見えた。やつらの血は黄色い粘液体だ。黒い頭にまとわりついて、飛び散った。気持ち悪い。
すぐに向きを変えて、次のヤツの頭を狙う。
今度は、少しずれたみたいだ。頭が飛ぶところまで行かなかった。
だが、退路が確保されたので、とりあえず逃げることにした。荷物は、まあ、いいや。軍のだし。
うまい具合に岩の陰があった。走りこんでGPSを確認すると、不思議なことに赤い点が一つに減っている。しかも動いてないじゃないか。
考えているヒマはない。
狙いをつける。そして撃つ。
命中だ。頭が飛んだ。
この距離で命中とは大したもんだ。思わずちょっとうれしくなった。いい腕前だ。こればっかりは自慢できるだろう。誰も見ていないけど。
だが、もう一体いるはずだ。GPSの範囲を拡大すると、赤は無くて緑の点がこちらに向かっているではないか。
『ハロー』
GPSから、か細い声が切れ切れに聞こえてきた。
『ノルライド曹長、無事か?』
「無事です。残り一体をしとめたのはあなたか?」
『レッドのバルクだ。一体しとめた。今、そちらに向かっている。ケガはないか』
バルク大尉は上官だ。戦闘時にはレッドの配属という形になるが、実際には、作戦部の人間だ。
『失礼しました。大丈夫です。助けていただいて、ありがとうございました』
緑の点のほうに向き合うと同時に、荷物の方へ近寄る結果となった。
この災難の原因となった砂嵐のなごりが、西の空を濃い灰色に染めていた。見渡す限り人影はない。
五分もすると、ユージン・バルク大尉のひょろ長い姿が見えてきた。
名前くらいは知っているが、確か、彼は実戦を一年前に退いているはずだ。
「すごいな、あんたは。ノルライド曹長」
「バルク大尉ですね」
「この長距離で命中させるとはね。こんなの、初めて見せてもらったよ」
大尉は背の高いやせた男で、相当長く軍に所属していた。私なんか二年そこそこしかない。
私は頭を下げて謝意を表した。こんな男が、なぜここへ来たのだろう。
「いや、ものすごい狙いだ。あきれるよ」
そういって、彼は私をつくづく眺めた。
私の方がずっと背が低くて、ひょろ長い彼よりさらにやせているのだ。
「そもそも、よくライフルが使えるな。こんなに暗いのに」
私は、笑って見せた。いわば、まあ愛想笑いだ。
このシューティングゲームは気に入ってるんだ。ぜひとも、このまま、ここで使って欲しい。上官には、にっこりしておかなくちゃ。
大尉は私を横目で見ながら説明した。
「ジェレミーが連絡をくれたんだ。君が囲まれてるってね」
「大尉に助けていただくとは光栄です。お忙しいところお手を煩わせまして申し訳ございません」
「とんでもない。オレなんかいらなかったんじゃないか? 君にはあきれるよ」
ひょろ長くて、うすい色の髪をなびかせた大尉は苦笑して見せた。私も大尉が来る必要は全くないと思っていたので、その点、同感だったが、一応、黙っておいた。
「荒野は久しぶりだな。なんだか懐かしいよ」
バルク大尉は、ある種のエリートとして知られる人物で、冷たい、そつがない性格と評されていた。堅実さを買われた結果、一年前に作戦部のほうへ昇進した。
ジェレミーがなぜ救援を呼んだのか不思議だった。
確かに四匹に計画的に狙われるのは厳しいが、私がそれくらいのことで音をあげるはずがないことを、彼はよく知っている。
それに呼ぶにしたところで、どうして大尉なのだ。こんな上官を呼び出さなくても、オスカーでもナオハラでもいるじゃないか。
「で、オレは、ここで君と一緒にしばらく作戦に参加させてもらうことになったんだ」
「は?」
大尉は、私が驚いているのを見ると、にやりと笑った。
「まあ、そう驚くな。作戦部の気まぐれさ。俺は、別に、君を助けに来たわけじゃない。今日は君と一緒に行動することになっているんだ」
私は黙ってまじめに大尉を見つめた。不思議なことに、彼はちょっと照れたようだった。説明し始めた。
「なにしろ、グラクイの出現率が低いだろう。なんとかしないと、軍の存在意義そのものが問われてしまうからな。軍だって税金で動いているわけだ。
で、君もよく知っているように、グラクイは、自分たちを多く殺したものに対する出現率が高い。
我々に言わせると、勝てそうもない相手のところへわざわざ出向いていってどうするんだと言いたいところなんだけど、やつらの考えなんか理解できたためしがないからな。
ところで、君は知らないかもしれないが、君が来る前までは、私がトップの成績だった。
だから、この二人をそろえてみたら、出現率が高くなるんじゃないかというプランを思いついたやつがいるわけだ。
それで、今日、突然、やってきたのさ」
月(太陽)が出てからは安全性は高まったが、ときどき念のためGPSを取り出して確認した。
誰もいない。
荷物を放り出した場所は、たまたま小高い丘の上だった。
あぐらをかいて座って、リュックから水を取り出し飲み食糧を取り出した。
最近は、これも工夫されてきていた。今日は羊のカレーだ。どろっとしたイギリス風のカレーじゃない。インドかそこらのさらっとしたカレーで、これはこれでおいしい。
ほかに楽しみは無いから、荒野に出かけるときは念入りに食糧は選んでいる。魚は嫌いなんで、ついつい肉になる。ナンをあわせないで、ビスケットとチーズ、ジャムを持ってきた。後は、さっぱり系の柑橘ジュースとコーヒーだ。栄養は足りてないかもしれなかった。
量だけはチェックが入って、一週間分に足りないと、ジェレミーの子分のマイカが来て勝手に追加する。何が入ってくるかわからない。たいていは野菜かツナか鶏が入れてある。マイカは背の低い太り気味の若い女性で、どっちかというと無口な子だ。いい子なんだが自分が常にダイエット中なので、それが忘れられないらしい。ローカロリーな食品ばかりを選んでくる。好きなものを選びたかったら、自分で計算して一週間分を確保しないといけない。
好きなものを選んで、一週間、好きに寝て起きる。
ちょっと戻ったり、用事を済ませる事も可能だった。
気楽なものだった。グラクイを狩るのは楽しかったし、何人かのグループで、狩る時もあった。
たまに、グループを組んで、狩りに出ることもあった。
みんな喜んで仲間に入れてくれた。トップ成績のハンターだから、私が混ざれば有利に働く。
1匹やっつけるたびにいくらという具合に、軍は報奨金を出してくれる。
グループだと、分け合うことになる。
ついでに言うと、個人別以外、隊ごとにも報奨金は出る。金額は少ないが、みんな結構楽しみにしていて、それぞれ点数表をつけて互いに競っていた。
日?のよく当たる小高い丘の上はこれからの時間、最も安全な場所だ。やつらはとにかく日の光を嫌う。
GPSをセットして、寝ることにした。
二四時間、ずっと動き回るわけにはいかない。基地に戻って寝るのが一番安全だが、テントで寝る者のほうが多かった。私もだ。これで、グラクイとの遭遇率が高くなる。
つまり、自分自身がおとりというわけだ。
荒涼とした灰色の大地と、中空に浮かぶ輪郭がぼやけたオレンジ色の太陽。
すぐに眠りに落ちた。
GPSがピーピーわめいて、起こしてくれた。
こういう起こされ方が、一番体に悪い。
赤い点が四つ近づいてきていた。
こんな時間に活動を始めるだなんて、計算違いもいいとこだ。たまに起こる砂嵐のせいで、日の光が弱まったのだろう。
四つは、別々の方角から近づいてきていた。
まずいじゃないか。
こっちがロックオンできるってことは、向こうだってロックオンできるわけだ。
全方位から攻められてる。逃げる方向がない。
武器を取り出して、残りの荷物はテントにぶち込んだ。テントは耐熱・耐衝撃性だ。それに食糧なんかやつらは襲わない。
最も近い標的に狙いをつける。
ライフルの方が射程が長い。レーザーでこっちがロックオンできるってことはあいつらだってロックオンできるわけだ。
四対一で勝負に出れば、やられる可能性がある。だが、ライフルなら射程がはるかに長い。向こうがロックオンするより先に撃てる。夜の間はライフルは使えない。だが、今は(一応)昼間だ。ライフルが使える。
風が少しある。多分、九時の方向へ振られるだろう。
黒い頭を狙う。
一瞬、世界が音を止めて、そして撃つ。
頭が飛ぶのが見えた。やつらの血は黄色い粘液体だ。黒い頭にまとわりついて、飛び散った。気持ち悪い。
すぐに向きを変えて、次のヤツの頭を狙う。
今度は、少しずれたみたいだ。頭が飛ぶところまで行かなかった。
だが、退路が確保されたので、とりあえず逃げることにした。荷物は、まあ、いいや。軍のだし。
うまい具合に岩の陰があった。走りこんでGPSを確認すると、不思議なことに赤い点が一つに減っている。しかも動いてないじゃないか。
考えているヒマはない。
狙いをつける。そして撃つ。
命中だ。頭が飛んだ。
この距離で命中とは大したもんだ。思わずちょっとうれしくなった。いい腕前だ。こればっかりは自慢できるだろう。誰も見ていないけど。
だが、もう一体いるはずだ。GPSの範囲を拡大すると、赤は無くて緑の点がこちらに向かっているではないか。
『ハロー』
GPSから、か細い声が切れ切れに聞こえてきた。
『ノルライド曹長、無事か?』
「無事です。残り一体をしとめたのはあなたか?」
『レッドのバルクだ。一体しとめた。今、そちらに向かっている。ケガはないか』
バルク大尉は上官だ。戦闘時にはレッドの配属という形になるが、実際には、作戦部の人間だ。
『失礼しました。大丈夫です。助けていただいて、ありがとうございました』
緑の点のほうに向き合うと同時に、荷物の方へ近寄る結果となった。
この災難の原因となった砂嵐のなごりが、西の空を濃い灰色に染めていた。見渡す限り人影はない。
五分もすると、ユージン・バルク大尉のひょろ長い姿が見えてきた。
名前くらいは知っているが、確か、彼は実戦を一年前に退いているはずだ。
「すごいな、あんたは。ノルライド曹長」
「バルク大尉ですね」
「この長距離で命中させるとはね。こんなの、初めて見せてもらったよ」
大尉は背の高いやせた男で、相当長く軍に所属していた。私なんか二年そこそこしかない。
私は頭を下げて謝意を表した。こんな男が、なぜここへ来たのだろう。
「いや、ものすごい狙いだ。あきれるよ」
そういって、彼は私をつくづく眺めた。
私の方がずっと背が低くて、ひょろ長い彼よりさらにやせているのだ。
「そもそも、よくライフルが使えるな。こんなに暗いのに」
私は、笑って見せた。いわば、まあ愛想笑いだ。
このシューティングゲームは気に入ってるんだ。ぜひとも、このまま、ここで使って欲しい。上官には、にっこりしておかなくちゃ。
大尉は私を横目で見ながら説明した。
「ジェレミーが連絡をくれたんだ。君が囲まれてるってね」
「大尉に助けていただくとは光栄です。お忙しいところお手を煩わせまして申し訳ございません」
「とんでもない。オレなんかいらなかったんじゃないか? 君にはあきれるよ」
ひょろ長くて、うすい色の髪をなびかせた大尉は苦笑して見せた。私も大尉が来る必要は全くないと思っていたので、その点、同感だったが、一応、黙っておいた。
「荒野は久しぶりだな。なんだか懐かしいよ」
バルク大尉は、ある種のエリートとして知られる人物で、冷たい、そつがない性格と評されていた。堅実さを買われた結果、一年前に作戦部のほうへ昇進した。
ジェレミーがなぜ救援を呼んだのか不思議だった。
確かに四匹に計画的に狙われるのは厳しいが、私がそれくらいのことで音をあげるはずがないことを、彼はよく知っている。
それに呼ぶにしたところで、どうして大尉なのだ。こんな上官を呼び出さなくても、オスカーでもナオハラでもいるじゃないか。
「で、オレは、ここで君と一緒にしばらく作戦に参加させてもらうことになったんだ」
「は?」
大尉は、私が驚いているのを見ると、にやりと笑った。
「まあ、そう驚くな。作戦部の気まぐれさ。俺は、別に、君を助けに来たわけじゃない。今日は君と一緒に行動することになっているんだ」
私は黙ってまじめに大尉を見つめた。不思議なことに、彼はちょっと照れたようだった。説明し始めた。
「なにしろ、グラクイの出現率が低いだろう。なんとかしないと、軍の存在意義そのものが問われてしまうからな。軍だって税金で動いているわけだ。
で、君もよく知っているように、グラクイは、自分たちを多く殺したものに対する出現率が高い。
我々に言わせると、勝てそうもない相手のところへわざわざ出向いていってどうするんだと言いたいところなんだけど、やつらの考えなんか理解できたためしがないからな。
ところで、君は知らないかもしれないが、君が来る前までは、私がトップの成績だった。
だから、この二人をそろえてみたら、出現率が高くなるんじゃないかというプランを思いついたやつがいるわけだ。
それで、今日、突然、やってきたのさ」
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