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第73話 たまには、外に出たい
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私は、夕方、パトロール隊と一緒になってやってきて、グラクイ飼育用の建物の二階で時間を過ごした。
基地の中が気詰まりだった私は、外に出ることは歓迎だった。
いろいろなウワサが飛び交っていることは知っていた。ギルのことだって、負担だった。確かに短銃を突きつけたのは悪かった。彼は温かい気持ちで来てくれただけなのに。
「ノッチ、僕らはうまくやってのけられると思うよ。」
「罠の話?」
「違うんだ。君のこと」
ジェレミーは首を振った。
私はため息を着いた。
「正確に伝わりさえすれば、君を悪く言うものなんかいないよ」
「だといいね……本人の私には何も出来ない」
「第三者の僕とオスカーがやる。ばらしたのは、オスカーだからな。そのオスカーに話したのは僕だ」
私は目を上げた。予想していたとおりだった。
「ノッチ、自分で言うのもなんだが、僕はこういうのは下手じゃない。みんなにうまく伝えられると思う。心配するな」
ジェレミーは真剣に言った。
「うん。ありがとう。ジェレミー。お願いする」
私は素直に礼を言った。
私はグラクイ飼育用の施設に閉じこもり、彼らの観察や世話をしながら、文献を読み漁り、呼気の検査報告を比べた。
だが、今のところ、結果はゼロだった。なにも特別なものは出なかった。普通の動物とまったく一緒だ。
これでは、埒があかない。
食べ物のせいだろうか。
野生のグラクイは、何を食べているのだろう。
グラクイは日当たりの悪いところに好んで生息するが、そういった場所は、食べ物がたいてい少ない。
飼育しているとわかるが、彼らは何でも喜んで食べた。
嗜好は、人や、雑食性の他の動物と同じで、パンや甘いものを好んだ。
人間にとっておいしいものは、どんな野生動物も大好物で、たいてい彼らは食べ過ぎて体を壊すのだが、グラクイも同じでパンやジャムや甘い果物や肉などが大好きだった。
見ていると彼らが非常に社会性の強い動物であることはわかった。
ボスらしいものが存在し、時々声を上げている。ただ、非常に小さい声なので、かなり近寄らないと聞こえなかった。
もしかすると、人間とは、声の周波数がだいぶ異なるのかも知れなかった。
用心深い連中でもあった。
全くなつかない。なつかないくせに人間のことをよく観察していて、すぐにこちらの手順などは理解した。
だが、それだけ賢いくせに、逃げようとか、食べ物を要求するといった様子が全くないのは、とても不思議だった。
これは、かえって不気味だった。なにか企んでいるのだろうか。
私は熱心に日誌をつけ、朝がくるとパトロール隊といっしょに基地に帰った。
観察相手が夜行性なので、自分も夜型の生活になってしまった。
とは言え、今の基地の状態を考えると、むしろ、その方が都合が良かった。
もう、消滅して、見えない存在になりたいくらいだった。
食事はひとりでとることにしていた。一度コッティとシュマッカー、ハイディが付き合ってくれた。
ある日、薄暗いような軍の食堂でひとり、食事をしていたら、ふらりと人影が近寄ってきた。
知らん顔でいなそうとしたら、それはバルク少佐だった。
彼は、黙ってむかいの椅子に座り込んだ。
「少尉、大丈夫か」
彼はそれだけ言った。
私はなんとも返事が出来なかった。
少佐は老けて疲れた顔をしていた。制服はくたびれていた。きっと忙しいのに違いなかった。
「ええ。大丈夫です」
私はしばらくしてから答えた。たぶん、私も同じように疲れた感じに違いなかった。
「なんとかしてやりたいのだが……」
彼は語を切って黙った。
私も黙っていた。
しばらく二人で座っていたが、少佐はふと時計を見るとそそくさと出て行った。
「忘れないでいてくれよ」
去り際に彼はそういったけれど、何のことだかさっぱりわからなかった。
一週間が過ぎたが、例の飼育施設には、誰もやって来なかった。グラクイすら来なかった。
何の反応もなく、私達は、やや拍子抜けの態だった。
これは、早い話が失敗だろう。
スコットどころか、グラクイさえ、来ないのだから。
「しかし、いいことだよ、ノッチ。君が安全なんだから」
ジェレミーが慰めてくれた。だが、オスカーは言った。
「こりゃ大失敗だな。ダメだとわかった以上、早いとこ、この実験動物の引き取り手を捜して、こいつらから手を引こうぜ。あいつらを護衛していると思うと、精神衛生上、よくない」
せっかくの壮大な罠を、一週間くらいで、失敗と決め付けられると、さすがに気落ちしたが、まったく動きがないので、反論できなかった。
「おかげさまで、少し緊張感が薄れてきたな。いいのか悪いのかわからないけど。グラクイが出てこないのは、数が減ったからだろうか?」
「確かに、かなりやっつけたからな。やつらも命は惜しいだろうよ。どこにどれだけいるんだかわからないが。」
朝が早く、まだ、人の少ない時間帯だった。
ジェレミーと三人で、基地の中で朝飯を食べた。
熱いコーヒーとトースト、バターとジャム、カリカリのベーコンとふわふわのたまごがあった。
軍の食堂から調達してきたものだ。ナオハラが、隣で、使いぱしり料に朝食のご馳走になっていた。
「別な方法を考えよう。グラクイを捕まえて、無線発信機をつけて放すのはどうだ。グラクイが掘った穴がわかる」
「地中に無線は効かないよ」
「穴の入り口と出口だけでもわかるといいな。そうすれば、我々も対処のしようがあるじゃないか」
ジェレミーが割り込んできた。
「いいかもしれない。一度試してみたらどうだろう。
この無線機、どう思う? 最小型の最新式だ。今日、手に入ったばかりなんだ」
それは、薄くて、ほんのカケラみたいなシロモノだった。
「へえ、ずいぶん薄くて小さいね。何台あるの?」
「まだ、一ダースほどだ。だが、ノッチ、やってみるなら、試しに君が一台持って行ったらどうだ。完全防水なんだ。兵士に持たそうかという話も出ている」
「それより、四六時中いなくなるバルク少佐にくっつけとけ」
オスカーが笑った。
私は興味深く、一台を受け取った。ジェレミーのパネル盤を見ると、番号が出ていた。裏を返すと、その番号が打たれている。
「GPSと同じだよね?」
「そう。これは、追跡用なんだ。ペット用マイクロチップの改良版で、ログが残せる。
ちょうどいいから、これから一台持って行ってくれよ。どんな感じなのか、見てみたいんだ」
「だけど、他の人のほうがいいよ。一日中、座り込んでデータとにらめっこなんだ。全然、動かないんだよ。正直言うと、もう、うんざりだ。フィールドワークの方がいい」
「それじゃ、今日だけ、パトロールに回ればどうだ。オレが代わりに座っててやる」
オスカーがおかしなことを言い出した。
「なぜ? どうかした?」
「風邪なんだ。熱がある……さらに下痢だ」
ジェレミーは声を立てて笑ったが、私は乗り気になった。ジェレミーに渡された無線機を胸ポケットに入れて、オスカーに言った。
「いいね、交代しよう。あそこならトイレもあるし、暖房装置もある。座りっぱなしは、飽きたところだ」
自分はすっかり張り切って、銃の手入れを始めた。たまには、このほうがいい。
「今日は、グラクイは出るかな?」
「最近は、全然出てこないんだよね。すっかり、拍子抜けだよ。ただただ、ぐるぐる回っているだけ。ある意味、すごく安全だけどね」
オスカーは、そう言ったが、そんなことはなかったのだ。
基地の中が気詰まりだった私は、外に出ることは歓迎だった。
いろいろなウワサが飛び交っていることは知っていた。ギルのことだって、負担だった。確かに短銃を突きつけたのは悪かった。彼は温かい気持ちで来てくれただけなのに。
「ノッチ、僕らはうまくやってのけられると思うよ。」
「罠の話?」
「違うんだ。君のこと」
ジェレミーは首を振った。
私はため息を着いた。
「正確に伝わりさえすれば、君を悪く言うものなんかいないよ」
「だといいね……本人の私には何も出来ない」
「第三者の僕とオスカーがやる。ばらしたのは、オスカーだからな。そのオスカーに話したのは僕だ」
私は目を上げた。予想していたとおりだった。
「ノッチ、自分で言うのもなんだが、僕はこういうのは下手じゃない。みんなにうまく伝えられると思う。心配するな」
ジェレミーは真剣に言った。
「うん。ありがとう。ジェレミー。お願いする」
私は素直に礼を言った。
私はグラクイ飼育用の施設に閉じこもり、彼らの観察や世話をしながら、文献を読み漁り、呼気の検査報告を比べた。
だが、今のところ、結果はゼロだった。なにも特別なものは出なかった。普通の動物とまったく一緒だ。
これでは、埒があかない。
食べ物のせいだろうか。
野生のグラクイは、何を食べているのだろう。
グラクイは日当たりの悪いところに好んで生息するが、そういった場所は、食べ物がたいてい少ない。
飼育しているとわかるが、彼らは何でも喜んで食べた。
嗜好は、人や、雑食性の他の動物と同じで、パンや甘いものを好んだ。
人間にとっておいしいものは、どんな野生動物も大好物で、たいてい彼らは食べ過ぎて体を壊すのだが、グラクイも同じでパンやジャムや甘い果物や肉などが大好きだった。
見ていると彼らが非常に社会性の強い動物であることはわかった。
ボスらしいものが存在し、時々声を上げている。ただ、非常に小さい声なので、かなり近寄らないと聞こえなかった。
もしかすると、人間とは、声の周波数がだいぶ異なるのかも知れなかった。
用心深い連中でもあった。
全くなつかない。なつかないくせに人間のことをよく観察していて、すぐにこちらの手順などは理解した。
だが、それだけ賢いくせに、逃げようとか、食べ物を要求するといった様子が全くないのは、とても不思議だった。
これは、かえって不気味だった。なにか企んでいるのだろうか。
私は熱心に日誌をつけ、朝がくるとパトロール隊といっしょに基地に帰った。
観察相手が夜行性なので、自分も夜型の生活になってしまった。
とは言え、今の基地の状態を考えると、むしろ、その方が都合が良かった。
もう、消滅して、見えない存在になりたいくらいだった。
食事はひとりでとることにしていた。一度コッティとシュマッカー、ハイディが付き合ってくれた。
ある日、薄暗いような軍の食堂でひとり、食事をしていたら、ふらりと人影が近寄ってきた。
知らん顔でいなそうとしたら、それはバルク少佐だった。
彼は、黙ってむかいの椅子に座り込んだ。
「少尉、大丈夫か」
彼はそれだけ言った。
私はなんとも返事が出来なかった。
少佐は老けて疲れた顔をしていた。制服はくたびれていた。きっと忙しいのに違いなかった。
「ええ。大丈夫です」
私はしばらくしてから答えた。たぶん、私も同じように疲れた感じに違いなかった。
「なんとかしてやりたいのだが……」
彼は語を切って黙った。
私も黙っていた。
しばらく二人で座っていたが、少佐はふと時計を見るとそそくさと出て行った。
「忘れないでいてくれよ」
去り際に彼はそういったけれど、何のことだかさっぱりわからなかった。
一週間が過ぎたが、例の飼育施設には、誰もやって来なかった。グラクイすら来なかった。
何の反応もなく、私達は、やや拍子抜けの態だった。
これは、早い話が失敗だろう。
スコットどころか、グラクイさえ、来ないのだから。
「しかし、いいことだよ、ノッチ。君が安全なんだから」
ジェレミーが慰めてくれた。だが、オスカーは言った。
「こりゃ大失敗だな。ダメだとわかった以上、早いとこ、この実験動物の引き取り手を捜して、こいつらから手を引こうぜ。あいつらを護衛していると思うと、精神衛生上、よくない」
せっかくの壮大な罠を、一週間くらいで、失敗と決め付けられると、さすがに気落ちしたが、まったく動きがないので、反論できなかった。
「おかげさまで、少し緊張感が薄れてきたな。いいのか悪いのかわからないけど。グラクイが出てこないのは、数が減ったからだろうか?」
「確かに、かなりやっつけたからな。やつらも命は惜しいだろうよ。どこにどれだけいるんだかわからないが。」
朝が早く、まだ、人の少ない時間帯だった。
ジェレミーと三人で、基地の中で朝飯を食べた。
熱いコーヒーとトースト、バターとジャム、カリカリのベーコンとふわふわのたまごがあった。
軍の食堂から調達してきたものだ。ナオハラが、隣で、使いぱしり料に朝食のご馳走になっていた。
「別な方法を考えよう。グラクイを捕まえて、無線発信機をつけて放すのはどうだ。グラクイが掘った穴がわかる」
「地中に無線は効かないよ」
「穴の入り口と出口だけでもわかるといいな。そうすれば、我々も対処のしようがあるじゃないか」
ジェレミーが割り込んできた。
「いいかもしれない。一度試してみたらどうだろう。
この無線機、どう思う? 最小型の最新式だ。今日、手に入ったばかりなんだ」
それは、薄くて、ほんのカケラみたいなシロモノだった。
「へえ、ずいぶん薄くて小さいね。何台あるの?」
「まだ、一ダースほどだ。だが、ノッチ、やってみるなら、試しに君が一台持って行ったらどうだ。完全防水なんだ。兵士に持たそうかという話も出ている」
「それより、四六時中いなくなるバルク少佐にくっつけとけ」
オスカーが笑った。
私は興味深く、一台を受け取った。ジェレミーのパネル盤を見ると、番号が出ていた。裏を返すと、その番号が打たれている。
「GPSと同じだよね?」
「そう。これは、追跡用なんだ。ペット用マイクロチップの改良版で、ログが残せる。
ちょうどいいから、これから一台持って行ってくれよ。どんな感じなのか、見てみたいんだ」
「だけど、他の人のほうがいいよ。一日中、座り込んでデータとにらめっこなんだ。全然、動かないんだよ。正直言うと、もう、うんざりだ。フィールドワークの方がいい」
「それじゃ、今日だけ、パトロールに回ればどうだ。オレが代わりに座っててやる」
オスカーがおかしなことを言い出した。
「なぜ? どうかした?」
「風邪なんだ。熱がある……さらに下痢だ」
ジェレミーは声を立てて笑ったが、私は乗り気になった。ジェレミーに渡された無線機を胸ポケットに入れて、オスカーに言った。
「いいね、交代しよう。あそこならトイレもあるし、暖房装置もある。座りっぱなしは、飽きたところだ」
自分はすっかり張り切って、銃の手入れを始めた。たまには、このほうがいい。
「今日は、グラクイは出るかな?」
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