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第120話 おまけ ジョージ・ゴアの場合
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そしてジョージ・ゴアは商人の娘と婚約した。
ラッフルズと取引があると言うのが自慢の家の娘だった。
母も喜んでいた。ジョージはずいぶん長く婚約が決まらなかったのだ。資産がある男爵家の跡取り息子なのに、こんなに婚約が難航する理由の方は、どうもよくわからなかったが、結局、身分の高い貧乏貴族ではなく、裕福な平民との結婚になった。
「あのラッフルズとお取引できるような大商家の令嬢なら、願ってもないご縁ですわ」
婚約者のメリンダ嬢は、歓迎されている花嫁らしくちょっとツンとしていた。
ジョージは内心、ようやく縁が定まったことにほっとしていた。
学校は卒業したものの、彼はそう成績がいいわけでもなかったので、仕官の道はなかった。領地経営が残された唯一の生活の方法だった。
景気は悪いわけではなかった。
しかし、隣のリーズ家が、昔とは異なり、果樹を植えたり、王都に比較的近いことを利用して新鮮な野菜を出荷したり、新しい手法を取り入れて活気に満ち溢れている様子を見ると、なんとなく落ち着かなかった。
貧乏すぎると言う理由で、こちらが上になったようなつもりで婚約破棄した相手なのに、今はどうやら様子が違うようだ。
「リーズ伯爵のことですもの。きっとお金に困って領地を売ったんじゃないかしら」
母は、そう言った。
「きっと、誰かがあの領地を買ったんだわ。どうせ成金よ。うちへ挨拶に来ないだなんて、身の程知らずな」
しかし、王都出身の婚約者メリンダ嬢は、ゴア夫人のことを少々軽蔑したような様子で言った。
「リーズ伯爵様は健在です。代替わりなさいましたわ。新伯爵様は、夢のように素敵な騎士様でした。遠くから眺めるだけでしたけど」
「婚約者の前で……」
ゴア夫人は言いかけたが、メリンダ嬢にさえぎられた。
「だって、リーズ伯爵は、ブライトン公爵令嬢と婚約なさいました。私どもとは別世界の方です」
ジョージとゴア夫人は黙り込んだ。
ジョージが王都から帰って来て、数年が経つ。
その間に事情は変わってしまったのだろうか。
ゴア夫人は計算した。
代替わりしたと言うなら、あまりよく知らないリーズ家の長男が継いだのだろう。
だが、もし本当にリーズ家の長男がブライトン公爵令嬢と結婚したのなら、そして、もしジョージとシエナ嬢と婚約したままだったら、今頃ゴア家は、ブライトン公爵家と縁続きになっていた?
「でも、リーズ家の姉娘は、大醜聞を引き起こしたではありませんか。なんでも婚約破棄して、駆け落ちしたとか」
ありふれた茶色の目と髪の、ちょっと小太りのメリンダ嬢は、念入りに巻き毛にした髪を振り立てた。
「それは仕方ありませんわ! 婚約相手が暴力男だったのです。何人もの女性に暴力をふるってけがをさせていたらしいですわ。そんな恐ろしい男のところにお嫁に行ったらどんなことになっていたことか。ぞっとしますわ。それこそ、殺されたかもわかりません」
ゴア夫人とジョージはそろってまぬけな顔をした。全然知らなかった。
「しかも駆け落ち相手はラッフルズの御曹司でしたのよ!」
「ラッフルズ?」
「あの大商家のラッフルズですわ! もう玉の輿と言ってもいいくらいのお話ですわ」
「でも、平民ですよね?」
気を取り直してゴア夫人は言った。
「最近男爵になったと思います」
メリンダ嬢は真面目な顔になって言った。身分だなんてつまらないことを!
メリンダ嬢だって、平民なのだ。失礼だわ! それに、同じ男爵なら、お金がある方がいい。
息子のジョージの方はソワソワしていた。
こんなことなら、シエナ嬢との婚約は破棄しなければよかった。
兄が公爵令嬢と結婚し、姉が大富豪に嫁いだと言うなら、メリンダ嬢なんか比べ物にならない。
そういえば、婚約破棄した時は、カーラ嬢が話を進めていた。ジョージのせいではない。
シエナ嬢は、悔しくて悲しい思いをしただろうが、悪いのはカーラ嬢だ。自分ではない。大体、今のリーズ家の様子を見たら、貧乏とは程遠い。自分は騙されたのだ。
メリンダ嬢と離れた隙にジョージは母のゴア夫人に持ち掛けた。
「シエナ嬢ともう一度婚約した方がいいのではないでしょうか?」
シエナ嬢の方がどう見ても美人だ。学費負担をしたこともある。恩義に感じているだろう。幼いころからの婚約者だ。自分も憎からず思っていた。向こうも同じだろう。姉の評判がよくなかったので、縁遠い気の毒な令嬢だった。話を持って行ってやれば、きっと大喜びで二つ返事だ。
そうなれば、元帥のブライトン公爵家、大富豪のラッフルズ家と義兄妹関係になれる。
そう思うと、メリンダ嬢の欠点が目につきだした。
はきはきしゃべり過ぎる。自分より物事をよく知っているのはいいが、ちょっと小ばかにしたような態度が気に入らない。
「そうねえ。今のリーズ家の様子を見ると、もらってやると言えば、持参金もかなり期待できそうだしね。でも、まず、シエナ嬢が今も独身かどうかわからないわ。どこかの金持ちの老人と結婚させられてしまった後かもしれないわ」
メリンダ嬢は特に大きくもない商家の娘だが、意外に貴族の噂話に通じている。
シエナ嬢の話になると、どういう訳か目を輝かせた。
「シエナ様ですか? 素晴らしいですよ。私たちのあこがれです」
あこがれ?
「ハーマン侯爵夫人ですね! あんなに美しい方は見たことがありません。侯爵は将来の宰相と噂されるほどの優秀なお方ですが、大変なイケメンで」
ジョージとゴア夫人は、メリンダの話が信じられないくらいだった。
特にジョージはボロ服のシエナを見ている。
「そうだ! 学費を貸しているはずだ! それをネタに離婚を持ちかけるのはどうだろう」
「在学中に全額返金されたわ」
暗い表情でゴア夫人が言った。
「ハーマン侯爵家から」
「そんな……じゃあ、直接シエナに……」
会ってどうする?
現実問題として、リーズ家に手紙を出すことすら憚られた。
婚約破棄したのはゴア家なのだ。
「シエナ様に向かって婚約破棄した? えー? 何、バカなことをしたんですか?」
そのいきさつを聞くと、メリンダ嬢が目を丸くした。
「それじゃあ、リーズ家に睨まれてるってことですよね、この家」
「いえ、そんな。あれきり音沙汰もないし」
ゴア夫人があわてて言ったが、メリンダ嬢は目を怒らせた。
「当たり前じゃないですか。それも人前で婚約破棄。相手に恥をかかせるつもりだったんでしょう!」
「シエナ嬢は俺には好意を持っていたと思うから、そんなに怒ってないだろう」
何を言っているんだろう。メリンダ嬢は、ジョージを上から下まで眺めた。
太り気味なうえに、若いくせにもうハゲかけていた。
それから、ハーマン侯爵を思い起こした。
背が高くスラリとしているが、見事な体躯だ。顔はといえば、隣国においてさえ、絵姿が売れまくり、困っていると言う。
ハーマン侯爵夫人が、夫ではなくこの男を好むなんて考えられない。
それに婚約破棄した相手が、自分をいつまでも好いていると言う発想がわからない。
メリンダ嬢は決意した。
親から裕福な貴族と縁を結んでこいと命じられた結婚だが、これはダメだ。
「ジョージ様、ハーマン侯爵夫人があなたさまのことを忘れていないと思われるなら、手紙でも書いて再会をお願いしてみればいいんじゃないですか?」
「そ、そうかな?」
「幼馴染なんでしょう?」
「もちろんだ! むこうだって俺のことを大好きだ。婚約していたくらいなんだから」
この話がどこへ向かっているのか、ゴア夫人ははらはらしたが、止められなかった。
「そう言うことなら、私は失礼させていただきます」
メリンダ嬢は言った。
ゴア家の当主がこの有様では、この家に未来はない。
「えっ? ちょっと、そんな」
ゴア夫人は引き留めにかかった。いつまで経っても息子の結婚が決まらない理由が分かったのだ。メリンダ嬢にまで逃げられたら、村娘でも妻に迎え入れるほかないではないか。
「いえ。ハーマン侯爵夫人を離婚させて、ジョージ様が再婚するおつもりなら、私は必要ないでしょう。それでは、ごきげんよう」
引き留められても、絶対無理だ。貧乏くじは引きたくない。結婚なんか、有利か不利かだけだ。
メリンダ嬢は、翌日、出て行った。もちろん、人前で婚約破棄なんかしない。黙って実家に帰って報告するだけだ。両家の間には事務的な文書が飛び交い、何事もなかったことになるだけだろう。
「ああ。ハーマン侯爵夫人みたいに熱烈に愛されて結婚したいわ」
※※※※※
お読みくださいました方
本当にありがとうございました。
ラッフルズと取引があると言うのが自慢の家の娘だった。
母も喜んでいた。ジョージはずいぶん長く婚約が決まらなかったのだ。資産がある男爵家の跡取り息子なのに、こんなに婚約が難航する理由の方は、どうもよくわからなかったが、結局、身分の高い貧乏貴族ではなく、裕福な平民との結婚になった。
「あのラッフルズとお取引できるような大商家の令嬢なら、願ってもないご縁ですわ」
婚約者のメリンダ嬢は、歓迎されている花嫁らしくちょっとツンとしていた。
ジョージは内心、ようやく縁が定まったことにほっとしていた。
学校は卒業したものの、彼はそう成績がいいわけでもなかったので、仕官の道はなかった。領地経営が残された唯一の生活の方法だった。
景気は悪いわけではなかった。
しかし、隣のリーズ家が、昔とは異なり、果樹を植えたり、王都に比較的近いことを利用して新鮮な野菜を出荷したり、新しい手法を取り入れて活気に満ち溢れている様子を見ると、なんとなく落ち着かなかった。
貧乏すぎると言う理由で、こちらが上になったようなつもりで婚約破棄した相手なのに、今はどうやら様子が違うようだ。
「リーズ伯爵のことですもの。きっとお金に困って領地を売ったんじゃないかしら」
母は、そう言った。
「きっと、誰かがあの領地を買ったんだわ。どうせ成金よ。うちへ挨拶に来ないだなんて、身の程知らずな」
しかし、王都出身の婚約者メリンダ嬢は、ゴア夫人のことを少々軽蔑したような様子で言った。
「リーズ伯爵様は健在です。代替わりなさいましたわ。新伯爵様は、夢のように素敵な騎士様でした。遠くから眺めるだけでしたけど」
「婚約者の前で……」
ゴア夫人は言いかけたが、メリンダ嬢にさえぎられた。
「だって、リーズ伯爵は、ブライトン公爵令嬢と婚約なさいました。私どもとは別世界の方です」
ジョージとゴア夫人は黙り込んだ。
ジョージが王都から帰って来て、数年が経つ。
その間に事情は変わってしまったのだろうか。
ゴア夫人は計算した。
代替わりしたと言うなら、あまりよく知らないリーズ家の長男が継いだのだろう。
だが、もし本当にリーズ家の長男がブライトン公爵令嬢と結婚したのなら、そして、もしジョージとシエナ嬢と婚約したままだったら、今頃ゴア家は、ブライトン公爵家と縁続きになっていた?
「でも、リーズ家の姉娘は、大醜聞を引き起こしたではありませんか。なんでも婚約破棄して、駆け落ちしたとか」
ありふれた茶色の目と髪の、ちょっと小太りのメリンダ嬢は、念入りに巻き毛にした髪を振り立てた。
「それは仕方ありませんわ! 婚約相手が暴力男だったのです。何人もの女性に暴力をふるってけがをさせていたらしいですわ。そんな恐ろしい男のところにお嫁に行ったらどんなことになっていたことか。ぞっとしますわ。それこそ、殺されたかもわかりません」
ゴア夫人とジョージはそろってまぬけな顔をした。全然知らなかった。
「しかも駆け落ち相手はラッフルズの御曹司でしたのよ!」
「ラッフルズ?」
「あの大商家のラッフルズですわ! もう玉の輿と言ってもいいくらいのお話ですわ」
「でも、平民ですよね?」
気を取り直してゴア夫人は言った。
「最近男爵になったと思います」
メリンダ嬢は真面目な顔になって言った。身分だなんてつまらないことを!
メリンダ嬢だって、平民なのだ。失礼だわ! それに、同じ男爵なら、お金がある方がいい。
息子のジョージの方はソワソワしていた。
こんなことなら、シエナ嬢との婚約は破棄しなければよかった。
兄が公爵令嬢と結婚し、姉が大富豪に嫁いだと言うなら、メリンダ嬢なんか比べ物にならない。
そういえば、婚約破棄した時は、カーラ嬢が話を進めていた。ジョージのせいではない。
シエナ嬢は、悔しくて悲しい思いをしただろうが、悪いのはカーラ嬢だ。自分ではない。大体、今のリーズ家の様子を見たら、貧乏とは程遠い。自分は騙されたのだ。
メリンダ嬢と離れた隙にジョージは母のゴア夫人に持ち掛けた。
「シエナ嬢ともう一度婚約した方がいいのではないでしょうか?」
シエナ嬢の方がどう見ても美人だ。学費負担をしたこともある。恩義に感じているだろう。幼いころからの婚約者だ。自分も憎からず思っていた。向こうも同じだろう。姉の評判がよくなかったので、縁遠い気の毒な令嬢だった。話を持って行ってやれば、きっと大喜びで二つ返事だ。
そうなれば、元帥のブライトン公爵家、大富豪のラッフルズ家と義兄妹関係になれる。
そう思うと、メリンダ嬢の欠点が目につきだした。
はきはきしゃべり過ぎる。自分より物事をよく知っているのはいいが、ちょっと小ばかにしたような態度が気に入らない。
「そうねえ。今のリーズ家の様子を見ると、もらってやると言えば、持参金もかなり期待できそうだしね。でも、まず、シエナ嬢が今も独身かどうかわからないわ。どこかの金持ちの老人と結婚させられてしまった後かもしれないわ」
メリンダ嬢は特に大きくもない商家の娘だが、意外に貴族の噂話に通じている。
シエナ嬢の話になると、どういう訳か目を輝かせた。
「シエナ様ですか? 素晴らしいですよ。私たちのあこがれです」
あこがれ?
「ハーマン侯爵夫人ですね! あんなに美しい方は見たことがありません。侯爵は将来の宰相と噂されるほどの優秀なお方ですが、大変なイケメンで」
ジョージとゴア夫人は、メリンダの話が信じられないくらいだった。
特にジョージはボロ服のシエナを見ている。
「そうだ! 学費を貸しているはずだ! それをネタに離婚を持ちかけるのはどうだろう」
「在学中に全額返金されたわ」
暗い表情でゴア夫人が言った。
「ハーマン侯爵家から」
「そんな……じゃあ、直接シエナに……」
会ってどうする?
現実問題として、リーズ家に手紙を出すことすら憚られた。
婚約破棄したのはゴア家なのだ。
「シエナ様に向かって婚約破棄した? えー? 何、バカなことをしたんですか?」
そのいきさつを聞くと、メリンダ嬢が目を丸くした。
「それじゃあ、リーズ家に睨まれてるってことですよね、この家」
「いえ、そんな。あれきり音沙汰もないし」
ゴア夫人があわてて言ったが、メリンダ嬢は目を怒らせた。
「当たり前じゃないですか。それも人前で婚約破棄。相手に恥をかかせるつもりだったんでしょう!」
「シエナ嬢は俺には好意を持っていたと思うから、そんなに怒ってないだろう」
何を言っているんだろう。メリンダ嬢は、ジョージを上から下まで眺めた。
太り気味なうえに、若いくせにもうハゲかけていた。
それから、ハーマン侯爵を思い起こした。
背が高くスラリとしているが、見事な体躯だ。顔はといえば、隣国においてさえ、絵姿が売れまくり、困っていると言う。
ハーマン侯爵夫人が、夫ではなくこの男を好むなんて考えられない。
それに婚約破棄した相手が、自分をいつまでも好いていると言う発想がわからない。
メリンダ嬢は決意した。
親から裕福な貴族と縁を結んでこいと命じられた結婚だが、これはダメだ。
「ジョージ様、ハーマン侯爵夫人があなたさまのことを忘れていないと思われるなら、手紙でも書いて再会をお願いしてみればいいんじゃないですか?」
「そ、そうかな?」
「幼馴染なんでしょう?」
「もちろんだ! むこうだって俺のことを大好きだ。婚約していたくらいなんだから」
この話がどこへ向かっているのか、ゴア夫人ははらはらしたが、止められなかった。
「そう言うことなら、私は失礼させていただきます」
メリンダ嬢は言った。
ゴア家の当主がこの有様では、この家に未来はない。
「えっ? ちょっと、そんな」
ゴア夫人は引き留めにかかった。いつまで経っても息子の結婚が決まらない理由が分かったのだ。メリンダ嬢にまで逃げられたら、村娘でも妻に迎え入れるほかないではないか。
「いえ。ハーマン侯爵夫人を離婚させて、ジョージ様が再婚するおつもりなら、私は必要ないでしょう。それでは、ごきげんよう」
引き留められても、絶対無理だ。貧乏くじは引きたくない。結婚なんか、有利か不利かだけだ。
メリンダ嬢は、翌日、出て行った。もちろん、人前で婚約破棄なんかしない。黙って実家に帰って報告するだけだ。両家の間には事務的な文書が飛び交い、何事もなかったことになるだけだろう。
「ああ。ハーマン侯爵夫人みたいに熱烈に愛されて結婚したいわ」
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…って、思っております!
感想をありがとうございます😭
無自覚は憎まれなくて
良いかな?と
リオ頑張れーっ(๑و•̀ω•́)و
いつもありがとうございます。
ストックがなくなり、めちゃくちゃ焦っています。
話長すぎるから、こんなことに!
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あと、メンズがどうして割と腹黒ばかりなのか。