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#28 逃亡劇
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ある日の深夜
ミークンの部屋の窓が揺れた
「おい!おいっ!!」
その窓から顔を見せるコービョ
脱出計画は日々地道に打ち合わせていた
「こっちは準備大丈夫だぞ、お前は?」
「あぁ、今終わったとこ」
ミークンは荷物がぎっしりと詰まった鞄を持ち上げ
窓から外へ出る
この日に備えて窓から縄を垂らしておいた
「へへっ、流石俺が認めたライバルだな!」
ミークンはニッと笑った
2人は無事に王宮を抜け
森へ逃げ込んだ
「とりあえずここで夜を過ごそう。明日の早朝には僕らを探して王国軍が動き出すから見つからないように北へ向かうぞ」
コービョはそれだけ告げ
じゃあ、と寝袋に入り眠り始めた
しかしミークンはまだ眠くなっていなかったため
ひとまず火を焚いた
その火で温まっているうちに眠くなってきたので火を消し
ミークンも眠りにつき
翌朝を迎えた
目覚めはとても良いものでは無かった
コービョの絶叫に起こされたミークン
2人の周りは焚き火の煙で集まってきた
王国軍の戦闘員が数名が囲っていた
「御二方の身柄を確保する!!」
戦闘員の1人がそう言ってこちらへ飛びかかってきた
直後、爆発音と共にその場には白い煙が立ち込め
ミークンは誰かに手を引かれた
それがコービョだということはすぐに分かった
2人は全力で走り
かなり離れた場所にあった小屋に入った
「はぁ...はぁ...助かった、さすが俺の認めた...」
「ふざけるな!!」
逃げ切ったことに安堵しようとしていたのだが
「お前のせいだ、僕の計画はめちゃくちゃだよ」
コービョはそう言って1人その場を去っていった
ミークンの部屋の窓が揺れた
「おい!おいっ!!」
その窓から顔を見せるコービョ
脱出計画は日々地道に打ち合わせていた
「こっちは準備大丈夫だぞ、お前は?」
「あぁ、今終わったとこ」
ミークンは荷物がぎっしりと詰まった鞄を持ち上げ
窓から外へ出る
この日に備えて窓から縄を垂らしておいた
「へへっ、流石俺が認めたライバルだな!」
ミークンはニッと笑った
2人は無事に王宮を抜け
森へ逃げ込んだ
「とりあえずここで夜を過ごそう。明日の早朝には僕らを探して王国軍が動き出すから見つからないように北へ向かうぞ」
コービョはそれだけ告げ
じゃあ、と寝袋に入り眠り始めた
しかしミークンはまだ眠くなっていなかったため
ひとまず火を焚いた
その火で温まっているうちに眠くなってきたので火を消し
ミークンも眠りにつき
翌朝を迎えた
目覚めはとても良いものでは無かった
コービョの絶叫に起こされたミークン
2人の周りは焚き火の煙で集まってきた
王国軍の戦闘員が数名が囲っていた
「御二方の身柄を確保する!!」
戦闘員の1人がそう言ってこちらへ飛びかかってきた
直後、爆発音と共にその場には白い煙が立ち込め
ミークンは誰かに手を引かれた
それがコービョだということはすぐに分かった
2人は全力で走り
かなり離れた場所にあった小屋に入った
「はぁ...はぁ...助かった、さすが俺の認めた...」
「ふざけるな!!」
逃げ切ったことに安堵しようとしていたのだが
「お前のせいだ、僕の計画はめちゃくちゃだよ」
コービョはそう言って1人その場を去っていった
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