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第1章 魔物を操る者
001【1】
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「それじゃあお母さん、行ってきまーす!」
「信号には気をつけるのよ~」
そう言って、勢いよく家を出たくせっ毛の多い少年の名はカンダ キョウスケ。
今年ダイミョウ小学校の六年生になったばかりの少年だ。
キョウスケはいつも家を出て、ある場所までは毎日のように駆け込みをしていた。
六年生にもなるとピッカピカのランドセル……なわけもなく、クッタクタの黒革のランドセルが風になびいている。
ランドセルを閉め忘れているからだ。
「おはよー!ミレイ!!」
ある家の前でキョウスケは突然手を振って挨拶をした。
そう、キョウスケはこの場所を目指して駆けていたのだ。
「今日は三分遅刻ねぇ……言い訳を聞きましょうか?」
そこに立っていたのは、キョウスケと同じ小学六年生。名はアキハバラ ミレイ。
ショートカットの髪には赤いピン留をしており、そのピンが朝日を受けて、キョウスケの顔面に反射する。
「うわっまぶしっ!!!」
キョウスケは自分の顔を手で覆う。
これには二つの意味があって、まずピン留の反射で眩しいのと、もう一つはミレイの怒りの形相を避けるためでもあるのだ。
「キョウスケ、なんで眩しいのか教えてあげるわ。それはアンタが遅れて、あたしがここに時間通り居たから、そのザイアクカンで眩しいのよ!」
ふんす!と怒り噴騰のミレイ。
彼女は確かにいつも通り、待ち合わせの八時十五分にはそこで待っていたのだ。
「ま……まさかそんなワケないよ……」
依然として顔を隠すキョウスケ。
しかしそれは半分ハズレて、半分当たっていた。
キョウスケは毎朝、朝の子供番組を見るのが日課で七時五十分までその番組を見て家を出ていた。
それだと歩いて十五分弱かかるミレイの家までは十分に間に合うからだ。
だが、今日に限ってはそれができなかったのだ。
何故なら、キョウスケの送った懸賞の発表がその番組の終わりに発表され、8時まで番組を見てしまったからだ。
「ふぅん……ザイアクカンがないね。それでキョウスケ、魔神ライガーの人形は?」
「残念ながらハズレちゃった……あっ!!!」
「キョ・ウ・ス・ケええええええええええ!!!!!」
ミレイの怒りは憤怒と化す。
バレバレの言葉の綾に、キョウスケは見事に絡め取られてしまったのだ。
同じ小学六年生とはいえ、キョウスケよりミレイの方が一歩上手だった。
「ふんっ!今日はこれくらいにしといてやるわ!!」
「しくしくしくしく……」
キョウスケとミレイは通学路を共に歩く。
キョウスケの額は赤く火照っており、それはミレイに額を強くシッペされたからだ。
遅刻とは、それだけ重い罪なのである。
「それよりキョウスケ、アンタ本当に髪ボッサボサね。もう六年生なんだから寝癖くらい直してきなさいよね」
「寝癖じゃないよ、僕のは自然とこうなるんだ」
「いくら天然パーマでもこんなピンピンに髪が立つわけないでしょ!」
ミレイはキョウスケのアンテナのように立った髪の毛にデコピンをかます。
これは確かに寝癖だった。だが、キョウスケの頭は天然パーマ程ではなく、あくまでくせっ毛が多い範囲だ。
梅雨になると苦労しそうな髪である。
「まったく……一緒に歩くあたしも恥ずかしくなっちゃうじゃない」
「恥ずかしい?なんで?」
「えっ……そりゃあ……もう!掘り下げるなぁ!!」
ポカリと、ミレイに頭を一発叩かれるキョウスケ。
小学生でも、六年生ともなると精神的にはもう一人の女性なのだ。
そんな複雑な女心に無頓着なキョウスケには、何故叩かれたのか理解できなかった。
交差点の信号が赤になる。
朝は出勤時間ともあって、車も人も多い交差点だ。中にはミレイとキョウスケと同じ、ダイミョウ小学校の児童もいた。
「……ねえねえキョウスケ、アンタ屋上の噂知ってる?」
「屋上?いや……知らないかなぁ」
「あのね……」
ミレイはキョウスケとの間を、より詰め寄る。
「屋上……出るらしいんだよ」
「出る?何が?」
「もう!ほんっとぶっきらぼうね!!出るって言われたらあれしかないでしょ!」
間を詰め寄る意味を無くす程の大声をあげるミレイ。しかしそれでもキョウスケの頭の上には「?」が浮かんでいた。
「幽霊よ!ゆ・う・れ・い!!」
「ゆ……幽霊!?」
話の根幹を理解し、キョウスケは初めてここで驚愕する。
彼は近所の祭りなんかである、小規模のおばけ屋敷すら怖がるほど、幽霊が苦手なのだ。
「うっふっふっ……そうよ。二組の子が言ってたんだけどね。放課後に帰る途中、階段を降りてたら屋上の方からガタガタって物音がしたんだって。それから三日間毎日放課後になると物音がするって」
「まさかぁ……風の音なんじゃないの?」
キョウスケはミレイの言葉を疑う。というより、疑いたかった。
自分の通っていること学校に幽霊がいるなど信じたくなかったのだ。
それに、屋上は危険だということで普段の立ち入りは禁止されている。そんな場所に誰かいるはずもない。
人のせいでないことは確かだった。
「あのねぇ……屋上の扉が風で物音たてるってなったら台風くらいの風じゃないとしないわよ?台風なんて最近来た?」
「……来てない」
ここ数日はずっと晴れが続き、風もほぼ無風。
そんな状態で扉から物音が出るだろうか、いや、出ない。
「でも最近になって音がするんだろう?なんで最近になってし始めたんだろう?」
キョウスケの疑問は至極正しい。
大抵は幽霊の噂というのは、その場所に昔からある、ある意味伝統的なものである。
しかしダイミョウ小学校にはそれまで、そのような噂が一度と立ったことは無かったのだ。
「そう!そこ!わたしもそれ気になってたのよ!!」
ミレイはキョウスケに噛み付かんが如く、食いついてくる。
それと同時に、キョウスケは一歩引いた。
「だからねあたし達で調べるのよ!今日の放課後」
「調べるって……つまり屋上に行くってこと!?」
「そういうこと」
「えぇっっっっ!!!!!!!」
キョウスケは驚きのあまり、周りのことなど考えずに大声をあげる。
周囲にいた人々はモチロン、キョウスケに注目したのだが、その刹那信号が青に変わったため、そちらに注意はそれた。
「ちょっと!!声大き過ぎよ!!!」
「ごめん……」
先程までは恥ずかしさよりも驚きが勝っていたキョウスケだったが、ミレイの指摘によって急に恥ずかしさが込み上げ、顔が真っ赤になる。
「で……でも僕嫌だなぁ……幽霊苦手だし」
「あのねぇ……そうだ!だったら幽霊と思わなければいいじゃない!」
「えっ?どういうこと?」
ミレイの言葉に、キョウスケは首を傾げる。
「だぁかぁらぁ!さっきキョウスケも言ってたじゃない風のせいじゃないかって。だから風のせいだと思って屋上に行くのよ!そしたら怖くなんかないでしょ?」
「そんなメチャクチャな……」
早い話が、ミレイはキョウスケに自己暗示をかけろと言っているのである。
しかしそんな簡単に自己暗示をかけれれば、人類には既に怖いものなど存在しなくなっているだろう。
それはそれで恐ろしい話だが。
「メチャクチャだろうが怖かろうが、行くったら行くのよ!それにアンタは今日遅刻したからあたしには逆らえないんだからねっ!!」
「そんなぁ……」
遅刻という巨大な枷が、キョウスケから逃げ場を失くす。
結局のところ、どんなに抵抗しようともミレイのこの一言でキョウスケは屋上へ行くことを逃れられなかったのだ。
これこそが宿命なのである。
「分かったよ……でも何もなかったらさっさと帰るからな」
「信号には気をつけるのよ~」
そう言って、勢いよく家を出たくせっ毛の多い少年の名はカンダ キョウスケ。
今年ダイミョウ小学校の六年生になったばかりの少年だ。
キョウスケはいつも家を出て、ある場所までは毎日のように駆け込みをしていた。
六年生にもなるとピッカピカのランドセル……なわけもなく、クッタクタの黒革のランドセルが風になびいている。
ランドセルを閉め忘れているからだ。
「おはよー!ミレイ!!」
ある家の前でキョウスケは突然手を振って挨拶をした。
そう、キョウスケはこの場所を目指して駆けていたのだ。
「今日は三分遅刻ねぇ……言い訳を聞きましょうか?」
そこに立っていたのは、キョウスケと同じ小学六年生。名はアキハバラ ミレイ。
ショートカットの髪には赤いピン留をしており、そのピンが朝日を受けて、キョウスケの顔面に反射する。
「うわっまぶしっ!!!」
キョウスケは自分の顔を手で覆う。
これには二つの意味があって、まずピン留の反射で眩しいのと、もう一つはミレイの怒りの形相を避けるためでもあるのだ。
「キョウスケ、なんで眩しいのか教えてあげるわ。それはアンタが遅れて、あたしがここに時間通り居たから、そのザイアクカンで眩しいのよ!」
ふんす!と怒り噴騰のミレイ。
彼女は確かにいつも通り、待ち合わせの八時十五分にはそこで待っていたのだ。
「ま……まさかそんなワケないよ……」
依然として顔を隠すキョウスケ。
しかしそれは半分ハズレて、半分当たっていた。
キョウスケは毎朝、朝の子供番組を見るのが日課で七時五十分までその番組を見て家を出ていた。
それだと歩いて十五分弱かかるミレイの家までは十分に間に合うからだ。
だが、今日に限ってはそれができなかったのだ。
何故なら、キョウスケの送った懸賞の発表がその番組の終わりに発表され、8時まで番組を見てしまったからだ。
「ふぅん……ザイアクカンがないね。それでキョウスケ、魔神ライガーの人形は?」
「残念ながらハズレちゃった……あっ!!!」
「キョ・ウ・ス・ケええええええええええ!!!!!」
ミレイの怒りは憤怒と化す。
バレバレの言葉の綾に、キョウスケは見事に絡め取られてしまったのだ。
同じ小学六年生とはいえ、キョウスケよりミレイの方が一歩上手だった。
「ふんっ!今日はこれくらいにしといてやるわ!!」
「しくしくしくしく……」
キョウスケとミレイは通学路を共に歩く。
キョウスケの額は赤く火照っており、それはミレイに額を強くシッペされたからだ。
遅刻とは、それだけ重い罪なのである。
「それよりキョウスケ、アンタ本当に髪ボッサボサね。もう六年生なんだから寝癖くらい直してきなさいよね」
「寝癖じゃないよ、僕のは自然とこうなるんだ」
「いくら天然パーマでもこんなピンピンに髪が立つわけないでしょ!」
ミレイはキョウスケのアンテナのように立った髪の毛にデコピンをかます。
これは確かに寝癖だった。だが、キョウスケの頭は天然パーマ程ではなく、あくまでくせっ毛が多い範囲だ。
梅雨になると苦労しそうな髪である。
「まったく……一緒に歩くあたしも恥ずかしくなっちゃうじゃない」
「恥ずかしい?なんで?」
「えっ……そりゃあ……もう!掘り下げるなぁ!!」
ポカリと、ミレイに頭を一発叩かれるキョウスケ。
小学生でも、六年生ともなると精神的にはもう一人の女性なのだ。
そんな複雑な女心に無頓着なキョウスケには、何故叩かれたのか理解できなかった。
交差点の信号が赤になる。
朝は出勤時間ともあって、車も人も多い交差点だ。中にはミレイとキョウスケと同じ、ダイミョウ小学校の児童もいた。
「……ねえねえキョウスケ、アンタ屋上の噂知ってる?」
「屋上?いや……知らないかなぁ」
「あのね……」
ミレイはキョウスケとの間を、より詰め寄る。
「屋上……出るらしいんだよ」
「出る?何が?」
「もう!ほんっとぶっきらぼうね!!出るって言われたらあれしかないでしょ!」
間を詰め寄る意味を無くす程の大声をあげるミレイ。しかしそれでもキョウスケの頭の上には「?」が浮かんでいた。
「幽霊よ!ゆ・う・れ・い!!」
「ゆ……幽霊!?」
話の根幹を理解し、キョウスケは初めてここで驚愕する。
彼は近所の祭りなんかである、小規模のおばけ屋敷すら怖がるほど、幽霊が苦手なのだ。
「うっふっふっ……そうよ。二組の子が言ってたんだけどね。放課後に帰る途中、階段を降りてたら屋上の方からガタガタって物音がしたんだって。それから三日間毎日放課後になると物音がするって」
「まさかぁ……風の音なんじゃないの?」
キョウスケはミレイの言葉を疑う。というより、疑いたかった。
自分の通っていること学校に幽霊がいるなど信じたくなかったのだ。
それに、屋上は危険だということで普段の立ち入りは禁止されている。そんな場所に誰かいるはずもない。
人のせいでないことは確かだった。
「あのねぇ……屋上の扉が風で物音たてるってなったら台風くらいの風じゃないとしないわよ?台風なんて最近来た?」
「……来てない」
ここ数日はずっと晴れが続き、風もほぼ無風。
そんな状態で扉から物音が出るだろうか、いや、出ない。
「でも最近になって音がするんだろう?なんで最近になってし始めたんだろう?」
キョウスケの疑問は至極正しい。
大抵は幽霊の噂というのは、その場所に昔からある、ある意味伝統的なものである。
しかしダイミョウ小学校にはそれまで、そのような噂が一度と立ったことは無かったのだ。
「そう!そこ!わたしもそれ気になってたのよ!!」
ミレイはキョウスケに噛み付かんが如く、食いついてくる。
それと同時に、キョウスケは一歩引いた。
「だからねあたし達で調べるのよ!今日の放課後」
「調べるって……つまり屋上に行くってこと!?」
「そういうこと」
「えぇっっっっ!!!!!!!」
キョウスケは驚きのあまり、周りのことなど考えずに大声をあげる。
周囲にいた人々はモチロン、キョウスケに注目したのだが、その刹那信号が青に変わったため、そちらに注意はそれた。
「ちょっと!!声大き過ぎよ!!!」
「ごめん……」
先程までは恥ずかしさよりも驚きが勝っていたキョウスケだったが、ミレイの指摘によって急に恥ずかしさが込み上げ、顔が真っ赤になる。
「で……でも僕嫌だなぁ……幽霊苦手だし」
「あのねぇ……そうだ!だったら幽霊と思わなければいいじゃない!」
「えっ?どういうこと?」
ミレイの言葉に、キョウスケは首を傾げる。
「だぁかぁらぁ!さっきキョウスケも言ってたじゃない風のせいじゃないかって。だから風のせいだと思って屋上に行くのよ!そしたら怖くなんかないでしょ?」
「そんなメチャクチャな……」
早い話が、ミレイはキョウスケに自己暗示をかけろと言っているのである。
しかしそんな簡単に自己暗示をかけれれば、人類には既に怖いものなど存在しなくなっているだろう。
それはそれで恐ろしい話だが。
「メチャクチャだろうが怖かろうが、行くったら行くのよ!それにアンタは今日遅刻したからあたしには逆らえないんだからねっ!!」
「そんなぁ……」
遅刻という巨大な枷が、キョウスケから逃げ場を失くす。
結局のところ、どんなに抵抗しようともミレイのこの一言でキョウスケは屋上へ行くことを逃れられなかったのだ。
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