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第一章
金鳥の卵を掌に
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金鳥。
その名の通り、金色の鳥…では無い。
見た目は鶏に似ている。
似てはいるのだが、体軀が数十倍以上大きく、尚且つ空をも飛べる。
そして極厚な羽毛に覆われている為、生半可な攻撃は一切効かず。
故に戦う事になったとしたら腕に覚えがある冒険者でもまず歯が立たないであろう。
それこそ勇者であるアースベルか、城仕えの騎士団一行でなければ無理だと言われている。
では何故金鳥の卵が難易度最底辺のFランククエストなのか。というと、金鳥は怒らせなければ基本無害であるからだ。
そして金鳥は卵を集団で産み落とす。
その数は合わせて約数千個。
内、有精卵として金鳥に至れるのが数個から数十個くらいだと言われている。
故に有精卵に手を出せば怒るが、無精卵を数個ほどであれば金鳥が怒る事はまず無い。
また金鳥を怒らせない様に食べ物…主に肉を卵と引き換えにしているので、金鳥としても産後の栄養を獲る事が出来るし、子に至らぬ卵達を腐らせる事も無くなるので正にWin-Winの関係であるからして卵を取りに来た者達を追い払ったり、襲う事は無いのである。
ただ、このクエスト唯一の難所が金鳥の住処が崖の上である事だ。
それを除けば非常に簡単なクエストで、死なずの森限定ではあるが、初心者が1番最初に請け負うクエストと言っても過言ではない。
また死なずの森は広大なのだがその名が冠されるだけあって魔物が数匹程度群れる事はあれど基本的に単体行動しており、倒しやすく。
しかも強い魔物がいないとされている為、Gランク…冒険者見習いが森の中での討伐や過ごし方、薬草や食べれる草花の見分け方、夜営の仕方等を学ぶ場としても使われるくらい非常に安全な森として知られている。
そして肝心な卵の見分け方だが、有精卵は白。
無精卵は金鳥と名が付けられた所以でもある金色なのだから間違えようが無い。
以上を踏まえてのFランククエストなのだ。
なのだが、通常ならば有り得ない程の魔物の襲撃。
それは徐々に…緩やかではあるがそれは金鳥が居る方へと迎えば向かう程、その頻度は増すばかりで。
「クソッ!息つく暇すらねぇ…ッ!」
ガライアは剣で魔物を薙ぎ払いながら毒突き。
「本当、どうなっているの…よっ!」
小石くらいの大きさの氷を幾つも空中に形成したササラは苛立ち紛れに魔物に向かって礫の様に放つ。
「くッ!こんな状態では崖を登るのは無理だっ
それに」
二丁の銃を駆使しながら魔物を仕留めるスカイトは感じた違和感
「この辺りにはいない筈の魔物も混じって」
それを口にしかけた時だった。
「ガライアッ‼︎」
聞き覚えがある誰かの…恐らくタカトの叫び声が聞こえたと思った瞬間、凄まじい勢いで突進して来た巨大な魔物にガライアが突き飛ばされて宙を舞う。
「きゃあっ‼︎」
「ぐ…ぅ…」
巨大な魔物の突進の直撃は免れたものの、ガライアの近くにいたササラは風圧に負けて倒れ込み。
声掛けによってギリギリ防御が間に合ったガライアはほぼ直撃した突進にそれでも致命傷に近い傷を負って地面に倒れ伏す。
そしてそのガライアを狙って巨大な魔物は太い腕を振り上げ。
咄嗟にスカイトが麻痺毒などが付着した投げナイフを数本投擲するも意味を成さず、巨大な魔物は鋭い爪出してガライアの身体に突き立てようと振り下ろさんとし。
「アースベル!」
ガキンッ!という音と共にアースベルが剣で魔物の鋭い爪の振り下ろしを押し止める。
「ふっ!」
押し止めた直後の、ほんの僅かに出来た魔物の隙を逃さずアースベルは手首を捻って剣の向きを変え、魔物の腕を弾くように押し上げるとそのまま体勢を低くして魔物の懐に入り込み、無防備になった魔物の胸から腹部を袈裟懸けに斬り付け。
「ハッ!」
弧を描くように上段へ、そしてそのままガライアを狙おうとした魔物の太い腕を斬り飛ばす。
「ー⁈ーーーーーーッ‼︎‼︎」
魔物が人には理解不能な叫びを上げて苦痛に暴れ回る前にバックステップで距離を取ったアースベルはトドメとばかりにバックステップで離れた分だけの助走を以て剣を前に、突きの体勢で魔物に迫り、致命傷を与えた。
「ーーーッ‼︎‼︎‼︎」
悶絶し、迫り来る恐怖から逃れようとするも、消えてゆく命の灯火は止められず…。
眼から光りを失った魔物は二度と動く事が出来なかった。
「…ふぅ…、終わった、かな」
動かなくなった魔物から剣を引き抜き、血を払う。
そしてアースベルはガライア達の方へと振り返る。
勿論ガライア達の事を心配して、では無い。
致命傷を負ったガライアは既にタカトによって怪我は癒され、安全な場所に避難させられているだろう事は容易に想像出来たから。
その証拠にバックステップで巨大な魔物から距離を取った時にはもう既にガライアやササラは近くに倒れたりしてはいなかったのだ。
だから安心して振り返る。
クエスト終了を告げる為に。
自分とタカトに手助けされた時点でクエストは失敗。
よってガライア、ササラ、スカイトの3名はパーティから離れて貰うのだ。
タカトの事を悪く言う人物を自分は絶対に許しはしない。
そんな意気込みをも込めてアースベルは振り返る。
…っとそこにはガライア、ササラ、スカイトの3名が金鳥が居る崖の下で横一列に並んでいて。
やはり傷を癒されてたガライアと共に呆然と立ち竦む者達のその手には金鳥の卵があった。
「…は?」
えっ、なんで持ってるの?…っとアースベルは混乱する。
しかもタカトが居ない⁈
慌てて周りを見渡すと犇めきあっていたであろう魔物達は全て無力化されており、更には死なずの森もいつもの様子を取り戻していて。
かさりッと木の葉が揺れる。
「ータカト!」
ハッとして木の葉が音を立てた方をアースベルは見遣る。
すると数メートル離れた先の木の上にタカトがいた。
「…アースベル
金鳥の卵は3人ともそれぞれ持っているし、合格、だよね
じゃあクエストは終了した事だし、僕はもう行くね」
そう言い残すとタカトは素早く別の木へと飛び移り、姿を消した。
「タカト‼︎?」
何故タカトが別れを告げたのかが一瞬、分からなかった。
だが、ちょっと考えてみれば簡単に分かる事だった。
ガライア達がクエストをクリアした。
つまり、不要な人物としてパーティから離れるのは自分の方だと、タカトは暗に告げたのだ。
その事に気付いたアースベルは
「タカト…
絶っ対に、逃がさないッ」
猛ダッシュでタカトの後を追い掛ける。
文字通り姿も気配も、音すらも消して次々と木々を飛び移りながら物凄い速さで移動を繰り返すタカト。
そのタカトをどうやってかは不明だが、土煙を上げながら爆速して的確に後を追い掛けるアースベル。
そんな彼らを見送りながら後に残されたスカイトは掌の上にある金鳥の卵の重みを感じつつ
「…タカトが逃げられない。に1万ゼニー…」
考える事を放棄した思考でぽつりと呟き。
「あ、私も」
「俺も、だ」
同調するササラとガライア。
「賭けにならないな…」
ははは。と乾いた笑い声を上げながらスカイトはタカトに同情したのであった…。
その名の通り、金色の鳥…では無い。
見た目は鶏に似ている。
似てはいるのだが、体軀が数十倍以上大きく、尚且つ空をも飛べる。
そして極厚な羽毛に覆われている為、生半可な攻撃は一切効かず。
故に戦う事になったとしたら腕に覚えがある冒険者でもまず歯が立たないであろう。
それこそ勇者であるアースベルか、城仕えの騎士団一行でなければ無理だと言われている。
では何故金鳥の卵が難易度最底辺のFランククエストなのか。というと、金鳥は怒らせなければ基本無害であるからだ。
そして金鳥は卵を集団で産み落とす。
その数は合わせて約数千個。
内、有精卵として金鳥に至れるのが数個から数十個くらいだと言われている。
故に有精卵に手を出せば怒るが、無精卵を数個ほどであれば金鳥が怒る事はまず無い。
また金鳥を怒らせない様に食べ物…主に肉を卵と引き換えにしているので、金鳥としても産後の栄養を獲る事が出来るし、子に至らぬ卵達を腐らせる事も無くなるので正にWin-Winの関係であるからして卵を取りに来た者達を追い払ったり、襲う事は無いのである。
ただ、このクエスト唯一の難所が金鳥の住処が崖の上である事だ。
それを除けば非常に簡単なクエストで、死なずの森限定ではあるが、初心者が1番最初に請け負うクエストと言っても過言ではない。
また死なずの森は広大なのだがその名が冠されるだけあって魔物が数匹程度群れる事はあれど基本的に単体行動しており、倒しやすく。
しかも強い魔物がいないとされている為、Gランク…冒険者見習いが森の中での討伐や過ごし方、薬草や食べれる草花の見分け方、夜営の仕方等を学ぶ場としても使われるくらい非常に安全な森として知られている。
そして肝心な卵の見分け方だが、有精卵は白。
無精卵は金鳥と名が付けられた所以でもある金色なのだから間違えようが無い。
以上を踏まえてのFランククエストなのだ。
なのだが、通常ならば有り得ない程の魔物の襲撃。
それは徐々に…緩やかではあるがそれは金鳥が居る方へと迎えば向かう程、その頻度は増すばかりで。
「クソッ!息つく暇すらねぇ…ッ!」
ガライアは剣で魔物を薙ぎ払いながら毒突き。
「本当、どうなっているの…よっ!」
小石くらいの大きさの氷を幾つも空中に形成したササラは苛立ち紛れに魔物に向かって礫の様に放つ。
「くッ!こんな状態では崖を登るのは無理だっ
それに」
二丁の銃を駆使しながら魔物を仕留めるスカイトは感じた違和感
「この辺りにはいない筈の魔物も混じって」
それを口にしかけた時だった。
「ガライアッ‼︎」
聞き覚えがある誰かの…恐らくタカトの叫び声が聞こえたと思った瞬間、凄まじい勢いで突進して来た巨大な魔物にガライアが突き飛ばされて宙を舞う。
「きゃあっ‼︎」
「ぐ…ぅ…」
巨大な魔物の突進の直撃は免れたものの、ガライアの近くにいたササラは風圧に負けて倒れ込み。
声掛けによってギリギリ防御が間に合ったガライアはほぼ直撃した突進にそれでも致命傷に近い傷を負って地面に倒れ伏す。
そしてそのガライアを狙って巨大な魔物は太い腕を振り上げ。
咄嗟にスカイトが麻痺毒などが付着した投げナイフを数本投擲するも意味を成さず、巨大な魔物は鋭い爪出してガライアの身体に突き立てようと振り下ろさんとし。
「アースベル!」
ガキンッ!という音と共にアースベルが剣で魔物の鋭い爪の振り下ろしを押し止める。
「ふっ!」
押し止めた直後の、ほんの僅かに出来た魔物の隙を逃さずアースベルは手首を捻って剣の向きを変え、魔物の腕を弾くように押し上げるとそのまま体勢を低くして魔物の懐に入り込み、無防備になった魔物の胸から腹部を袈裟懸けに斬り付け。
「ハッ!」
弧を描くように上段へ、そしてそのままガライアを狙おうとした魔物の太い腕を斬り飛ばす。
「ー⁈ーーーーーーッ‼︎‼︎」
魔物が人には理解不能な叫びを上げて苦痛に暴れ回る前にバックステップで距離を取ったアースベルはトドメとばかりにバックステップで離れた分だけの助走を以て剣を前に、突きの体勢で魔物に迫り、致命傷を与えた。
「ーーーッ‼︎‼︎‼︎」
悶絶し、迫り来る恐怖から逃れようとするも、消えてゆく命の灯火は止められず…。
眼から光りを失った魔物は二度と動く事が出来なかった。
「…ふぅ…、終わった、かな」
動かなくなった魔物から剣を引き抜き、血を払う。
そしてアースベルはガライア達の方へと振り返る。
勿論ガライア達の事を心配して、では無い。
致命傷を負ったガライアは既にタカトによって怪我は癒され、安全な場所に避難させられているだろう事は容易に想像出来たから。
その証拠にバックステップで巨大な魔物から距離を取った時にはもう既にガライアやササラは近くに倒れたりしてはいなかったのだ。
だから安心して振り返る。
クエスト終了を告げる為に。
自分とタカトに手助けされた時点でクエストは失敗。
よってガライア、ササラ、スカイトの3名はパーティから離れて貰うのだ。
タカトの事を悪く言う人物を自分は絶対に許しはしない。
そんな意気込みをも込めてアースベルは振り返る。
…っとそこにはガライア、ササラ、スカイトの3名が金鳥が居る崖の下で横一列に並んでいて。
やはり傷を癒されてたガライアと共に呆然と立ち竦む者達のその手には金鳥の卵があった。
「…は?」
えっ、なんで持ってるの?…っとアースベルは混乱する。
しかもタカトが居ない⁈
慌てて周りを見渡すと犇めきあっていたであろう魔物達は全て無力化されており、更には死なずの森もいつもの様子を取り戻していて。
かさりッと木の葉が揺れる。
「ータカト!」
ハッとして木の葉が音を立てた方をアースベルは見遣る。
すると数メートル離れた先の木の上にタカトがいた。
「…アースベル
金鳥の卵は3人ともそれぞれ持っているし、合格、だよね
じゃあクエストは終了した事だし、僕はもう行くね」
そう言い残すとタカトは素早く別の木へと飛び移り、姿を消した。
「タカト‼︎?」
何故タカトが別れを告げたのかが一瞬、分からなかった。
だが、ちょっと考えてみれば簡単に分かる事だった。
ガライア達がクエストをクリアした。
つまり、不要な人物としてパーティから離れるのは自分の方だと、タカトは暗に告げたのだ。
その事に気付いたアースベルは
「タカト…
絶っ対に、逃がさないッ」
猛ダッシュでタカトの後を追い掛ける。
文字通り姿も気配も、音すらも消して次々と木々を飛び移りながら物凄い速さで移動を繰り返すタカト。
そのタカトをどうやってかは不明だが、土煙を上げながら爆速して的確に後を追い掛けるアースベル。
そんな彼らを見送りながら後に残されたスカイトは掌の上にある金鳥の卵の重みを感じつつ
「…タカトが逃げられない。に1万ゼニー…」
考える事を放棄した思考でぽつりと呟き。
「あ、私も」
「俺も、だ」
同調するササラとガライア。
「賭けにならないな…」
ははは。と乾いた笑い声を上げながらスカイトはタカトに同情したのであった…。
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