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第一章
4話 子供達
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ユリウス視点
父に教会から出るように言われた僕は教会を出て入り口付近で座っていた。暫くすると声をかけられた。
「ねぇ、あなた誰?うちに祝福を受けに来た子?」
「えっ、あ…うん。僕はユリウス=カイナード。君は?」
「あたしはこの教会の神父の娘メリナ、メリナ=レイナードよ!よろしく。」
そう言いながらメリナは手を差し出した。僕はその手を握り「よろしく」と言いながら立ち上がった。
「で、エスケープゴブリンしてるんだけど一緒にしない?」
「いいの?」
「もちろん!」
ちなみにエスケープゴブリンは助け鬼のことで、ゴブリン役は陣地を決めてそこに捕まえた逃げ役を送り込むことが出来る。逃げ役は捕まった者を助ける事が出来るが一人につき一人まで助ける事が出来る。逃げ役が全員捕まればゴブリン役の勝ち、10分間逃げ切れば逃げ役が勝ちというゲームである。
「皆ちょっとこっち来て。」
メリナの呼び掛けに教会の庭で走り回っていた子供達が集まってきた。
「それじゃうちの孤児院の子達を紹介するわね。アロンから順番に挨拶して。」
アロンと呼ばれた、頭一つ背の高い少し痩せ型の男の子が挨拶してきた。
「アロンだ。この孤児院では一番年上だ、よろしく。」
「次は俺!ツヴァイだ!この孤児院で一番足が早いんだぜ!」
「あんたが早いのは逃げ足でしょ」
赤髪の少し背の小さい快活な男の子が次に挨拶してメリナにツッコミをされていた。それを聞いて周りから笑い声が聞こえる。
「ふふっ。わたしドロシー、一応この孤児院では二番目に年上でシスターになるのが夢なのよろしくね。」
シスターの修行を始めているのか綺麗で清楚な所作で挨拶したドロシー。そのドロシーの後ろに隠れながら女の子がおずおずと挨拶した。
「えっと、わたしアンナ。あの、えっと、よろ…しく…」
集まった子供達の挨拶が終わった後ユリウスは自己紹介を始めた。
「えっと僕は、ユリウス=カイナード。ここの領主シグルド・フォン=カイナードの息子です。よろしく。」
「それじゃぁ、自己紹介も終わったし遊びましょ。ほら、エスケープゴブリン始めからするわよ。ユリウスはやったことあるのよね?」
「メリナちゃん、貴族様に呼び捨てでいいの?」
「ダメかしら?」
メリナの呼び捨てに反応したドロシーは疑問をメリナにぶつけたがさらっと返していた。
「知ってるけどやったことは無いよ。僕は、呼び方に気にしないから皆もユリウスと呼んでくれるか?」
「ほら、別にいいじゃない。」
(気にしないのは本当だけどなぜ、メリナが胸を張っているんだろう。)
自己紹介や呼び方で少しあったが、僕達はエスケープゴブリンを始めた。
父に教会から出るように言われた僕は教会を出て入り口付近で座っていた。暫くすると声をかけられた。
「ねぇ、あなた誰?うちに祝福を受けに来た子?」
「えっ、あ…うん。僕はユリウス=カイナード。君は?」
「あたしはこの教会の神父の娘メリナ、メリナ=レイナードよ!よろしく。」
そう言いながらメリナは手を差し出した。僕はその手を握り「よろしく」と言いながら立ち上がった。
「で、エスケープゴブリンしてるんだけど一緒にしない?」
「いいの?」
「もちろん!」
ちなみにエスケープゴブリンは助け鬼のことで、ゴブリン役は陣地を決めてそこに捕まえた逃げ役を送り込むことが出来る。逃げ役は捕まった者を助ける事が出来るが一人につき一人まで助ける事が出来る。逃げ役が全員捕まればゴブリン役の勝ち、10分間逃げ切れば逃げ役が勝ちというゲームである。
「皆ちょっとこっち来て。」
メリナの呼び掛けに教会の庭で走り回っていた子供達が集まってきた。
「それじゃうちの孤児院の子達を紹介するわね。アロンから順番に挨拶して。」
アロンと呼ばれた、頭一つ背の高い少し痩せ型の男の子が挨拶してきた。
「アロンだ。この孤児院では一番年上だ、よろしく。」
「次は俺!ツヴァイだ!この孤児院で一番足が早いんだぜ!」
「あんたが早いのは逃げ足でしょ」
赤髪の少し背の小さい快活な男の子が次に挨拶してメリナにツッコミをされていた。それを聞いて周りから笑い声が聞こえる。
「ふふっ。わたしドロシー、一応この孤児院では二番目に年上でシスターになるのが夢なのよろしくね。」
シスターの修行を始めているのか綺麗で清楚な所作で挨拶したドロシー。そのドロシーの後ろに隠れながら女の子がおずおずと挨拶した。
「えっと、わたしアンナ。あの、えっと、よろ…しく…」
集まった子供達の挨拶が終わった後ユリウスは自己紹介を始めた。
「えっと僕は、ユリウス=カイナード。ここの領主シグルド・フォン=カイナードの息子です。よろしく。」
「それじゃぁ、自己紹介も終わったし遊びましょ。ほら、エスケープゴブリン始めからするわよ。ユリウスはやったことあるのよね?」
「メリナちゃん、貴族様に呼び捨てでいいの?」
「ダメかしら?」
メリナの呼び捨てに反応したドロシーは疑問をメリナにぶつけたがさらっと返していた。
「知ってるけどやったことは無いよ。僕は、呼び方に気にしないから皆もユリウスと呼んでくれるか?」
「ほら、別にいいじゃない。」
(気にしないのは本当だけどなぜ、メリナが胸を張っているんだろう。)
自己紹介や呼び方で少しあったが、僕達はエスケープゴブリンを始めた。
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