197 / 372
本編
天然冷蔵庫
しおりを挟む
それはとある晴れ間が続く冬の日の事です。
「それはいったい何をなさっているのですか?」
「ん?ああこれな。これは……」
村のとある光景を見たハンナが思わず声を掛けていました。
「天然冷蔵庫……ですか?」
その光景とは窓から顔を出した男の人が雪に挿していた瓶を取り出す所でした。
よく見ると他の家でも瓶が挿さっていたり、雪で作った棚に野菜や果物、調理済みの何かが置かれています。
「そうだ。リファラでは自然の力を利用していないのか?」
「生憎とリファラでは雪は積もっても直ぐ溶ける程度しか降りませんでしたから」
「成る程な。地域が変わるとそんな事もあるんだな」
男の人は面白そうな顔をして顎を掻きました。
「そうだ。それなら女の子達に声掛けとくから、一緒にお菓子を作ると良い」
男の人は閃いたと目を細めてウンウンと頷きました。
けれどもハンナはそれと天然冷蔵庫とどう結び付くのかわからず首を傾げます。
「お菓子……ですか?」
「そうさ。この寒さを利用したお菓子作りがあるんだよ」
「成る程。それは興味深いですね。ではお願いしても良いでしょうか、ログさん」
丁寧に礼を取るハンナに、男の人、ログはニカッと歯を見せて笑いました。
「おう。任せとけ」
さて、ログの頼もしい言葉はその日の内に実現されました。
「て事でこれからどう?」
いきなり来てそう声を掛けたのはログではなく、別の女の人です。それも数人でニコヤカにやって来ました。
話をしたのは朝の事です。そして今はまだ昼間です。あまりの話の広まるのの早さにさしものハンナも目を丸くしました。
診療所で侍女っぽい仕事をしていたハンナでしたので、誘いに来た女の人に申し訳ない顔をします。断ろうとしたハンナでしたが、それを口にするより早くリリが顔を出したました。
「話は聞いたわ。是非行ってきて頂戴。だってハンナってば私の事ばかり気にして趣味らしい趣味に手を出した所を見ないんだもの」
そう言うなりリリはハンナの背中を押しました。
これに困惑するのが侍女魂を持つハンナです。リリの力なんてものともせずその場から動きません。
「いけませんリリ。わたくしはまだ仕事中です」
「休める時に休めるのが村のいい所だのぅ」
リリの手を止めに入ったハンナのその手を、今度はまたしても一部始終を見ていたロキ医師がホケホケと微笑みながらやんわりと止めました。
「ゆったりで良いんじゃよ。ここはそういう村なのじゃからのぅ」
「そうよ。私だってお休み貰って三巳や友達と遊んでいるの。ハンナもいい加減ここの友達作らなきゃ」
義祖父たるロキ医師と敬愛するリリから挟まれれば最早断れないのでした。
ハンナは何だか悪い事をしている気分になりながらも、その心がとっても温かく居心地が良いので複雑な気持ちです。それでもやっと頷きました。
「……では、お言葉に甘えて行ってまいります。
今日は宜しくお願いしますね、ミリーナ、ミント、ミケ」
改めて頭を下げたハンナです。
けれども名を呼ばれた女の人達は驚きで目を丸くします。
「私はあんまり話した事なかったのに良く名前を覚えていたわね」
「?リリがお世話になっている人達の事は全て把握しております」
然も当然の顔で応えるハンナですが、小さな集落とはいえそこそこに人口はいます。関わりがあるなら兎も角、ハンナは山の民を全員覚えていると言います。
女の人達は目を点にしてぽかーんと口を開けてしまうのでした。
「あ、いや。うん。凄いね、外の人って」
「頭の出来が違うのか……最早体の作りから違うのか……」
「ふふふっ、ハンナは若くして侍女頭まで務めたとても才能溢れる自慢の姉なの」
何故そんなに不思議なモノを見る目で自分を見るのかわからないハンナでしたが、リリが誇らしく胸を張ってくれたので、誇らしい気持ちで胸が温かくなるのでした。
さてはて何はともあれやって来ました。山の民の民家にお邪魔します。
「いらっしゃ~いハンナ♪」
「こっちこっち!早くいらっしゃいよ」
玄関開けたら満面の笑みで出迎えられました。そして待っていた女の人2人に左右から手を引っ張られてドナドナされて行きます。
「お邪魔いたします」
ドナドナされながらも何とか言いましたが、余りの力強さに言葉を置いてきてる感が否めません。
連れられたキッチンは一般の民家にしては少し広めでした。
「いや~料理好き過ぎてキッチン広げちゃった☆お陰でハンナとお料理会出来るなんてグッジョブ私!」
家主たる女の人が腰に手を当てエッヘンと胸を張ります。
それを友達が軽く小突いて、
「良くやった!」
「流石ミッチ!」
と囃し立てています。
その様子にハンナも思わずクスリと笑みを漏らしました。
笑ってくれた事に嬉しくなった女の人達は顔を見合わせてニカ~ッとします。
「じゃあ色々作ってこー♪」
「「「おー♪」」」
「お、おー……」
拳を上に上げて元気よく号令するので、ハンナもつられて小さく拳を上げました。同世代の友達は久し振りに出来たので気恥ずかしさが拭えません。
「それで何を作るのですか?」
「んー、今回は天然冷蔵庫を使うって縛りプレイだからね。ゼリーを作ろう」
そう言って取り出したのはジュースとゼラチンです。寒天は海が近くに無いので、ゼリーと言えばゼラチンを使います。そしてゼラチンは冷えていないと固まらない性質を持つので、冬のオヤツの定番でした。
混ぜ合わせて出来た液体状のゼリーを器に盛って、トレーに並べたら早速お外へGO♪です。
「ここで雪の棚が使われるのですね」
「そだよー」
ロキ医師はもうお爺ちゃんなので雪棚は作っていませんでした。何せ雪が積もる度に作り直さねばなりませんからね。足腰の負担はなるべく控えめに、なのです。
「後は待つだけ。その間に他にも作っちゃおう」
「他にもレシピがあるのですね」
「んー、レシピって言うか。冬って鍋が多くなるじゃん?だから調味料を多めに作って雪保存しちゃうんだよ。冬ならではの手抜きだね」
冷蔵庫もましてや冷凍庫も無い世界だからこそ、食材の保存は常に悩みの種です。ある程度は魔法で何とかしていますが、常時魔法を発動させている訳にはいきません。
ハンナは目から鱗が落ちる感動を味わうのでした。
なお、その日作ったゼリーは友達の仲を深めながら美味しく頂き、後日リリ達に改めて振る舞い大層喜ばれましたとさ。
「それはいったい何をなさっているのですか?」
「ん?ああこれな。これは……」
村のとある光景を見たハンナが思わず声を掛けていました。
「天然冷蔵庫……ですか?」
その光景とは窓から顔を出した男の人が雪に挿していた瓶を取り出す所でした。
よく見ると他の家でも瓶が挿さっていたり、雪で作った棚に野菜や果物、調理済みの何かが置かれています。
「そうだ。リファラでは自然の力を利用していないのか?」
「生憎とリファラでは雪は積もっても直ぐ溶ける程度しか降りませんでしたから」
「成る程な。地域が変わるとそんな事もあるんだな」
男の人は面白そうな顔をして顎を掻きました。
「そうだ。それなら女の子達に声掛けとくから、一緒にお菓子を作ると良い」
男の人は閃いたと目を細めてウンウンと頷きました。
けれどもハンナはそれと天然冷蔵庫とどう結び付くのかわからず首を傾げます。
「お菓子……ですか?」
「そうさ。この寒さを利用したお菓子作りがあるんだよ」
「成る程。それは興味深いですね。ではお願いしても良いでしょうか、ログさん」
丁寧に礼を取るハンナに、男の人、ログはニカッと歯を見せて笑いました。
「おう。任せとけ」
さて、ログの頼もしい言葉はその日の内に実現されました。
「て事でこれからどう?」
いきなり来てそう声を掛けたのはログではなく、別の女の人です。それも数人でニコヤカにやって来ました。
話をしたのは朝の事です。そして今はまだ昼間です。あまりの話の広まるのの早さにさしものハンナも目を丸くしました。
診療所で侍女っぽい仕事をしていたハンナでしたので、誘いに来た女の人に申し訳ない顔をします。断ろうとしたハンナでしたが、それを口にするより早くリリが顔を出したました。
「話は聞いたわ。是非行ってきて頂戴。だってハンナってば私の事ばかり気にして趣味らしい趣味に手を出した所を見ないんだもの」
そう言うなりリリはハンナの背中を押しました。
これに困惑するのが侍女魂を持つハンナです。リリの力なんてものともせずその場から動きません。
「いけませんリリ。わたくしはまだ仕事中です」
「休める時に休めるのが村のいい所だのぅ」
リリの手を止めに入ったハンナのその手を、今度はまたしても一部始終を見ていたロキ医師がホケホケと微笑みながらやんわりと止めました。
「ゆったりで良いんじゃよ。ここはそういう村なのじゃからのぅ」
「そうよ。私だってお休み貰って三巳や友達と遊んでいるの。ハンナもいい加減ここの友達作らなきゃ」
義祖父たるロキ医師と敬愛するリリから挟まれれば最早断れないのでした。
ハンナは何だか悪い事をしている気分になりながらも、その心がとっても温かく居心地が良いので複雑な気持ちです。それでもやっと頷きました。
「……では、お言葉に甘えて行ってまいります。
今日は宜しくお願いしますね、ミリーナ、ミント、ミケ」
改めて頭を下げたハンナです。
けれども名を呼ばれた女の人達は驚きで目を丸くします。
「私はあんまり話した事なかったのに良く名前を覚えていたわね」
「?リリがお世話になっている人達の事は全て把握しております」
然も当然の顔で応えるハンナですが、小さな集落とはいえそこそこに人口はいます。関わりがあるなら兎も角、ハンナは山の民を全員覚えていると言います。
女の人達は目を点にしてぽかーんと口を開けてしまうのでした。
「あ、いや。うん。凄いね、外の人って」
「頭の出来が違うのか……最早体の作りから違うのか……」
「ふふふっ、ハンナは若くして侍女頭まで務めたとても才能溢れる自慢の姉なの」
何故そんなに不思議なモノを見る目で自分を見るのかわからないハンナでしたが、リリが誇らしく胸を張ってくれたので、誇らしい気持ちで胸が温かくなるのでした。
さてはて何はともあれやって来ました。山の民の民家にお邪魔します。
「いらっしゃ~いハンナ♪」
「こっちこっち!早くいらっしゃいよ」
玄関開けたら満面の笑みで出迎えられました。そして待っていた女の人2人に左右から手を引っ張られてドナドナされて行きます。
「お邪魔いたします」
ドナドナされながらも何とか言いましたが、余りの力強さに言葉を置いてきてる感が否めません。
連れられたキッチンは一般の民家にしては少し広めでした。
「いや~料理好き過ぎてキッチン広げちゃった☆お陰でハンナとお料理会出来るなんてグッジョブ私!」
家主たる女の人が腰に手を当てエッヘンと胸を張ります。
それを友達が軽く小突いて、
「良くやった!」
「流石ミッチ!」
と囃し立てています。
その様子にハンナも思わずクスリと笑みを漏らしました。
笑ってくれた事に嬉しくなった女の人達は顔を見合わせてニカ~ッとします。
「じゃあ色々作ってこー♪」
「「「おー♪」」」
「お、おー……」
拳を上に上げて元気よく号令するので、ハンナもつられて小さく拳を上げました。同世代の友達は久し振りに出来たので気恥ずかしさが拭えません。
「それで何を作るのですか?」
「んー、今回は天然冷蔵庫を使うって縛りプレイだからね。ゼリーを作ろう」
そう言って取り出したのはジュースとゼラチンです。寒天は海が近くに無いので、ゼリーと言えばゼラチンを使います。そしてゼラチンは冷えていないと固まらない性質を持つので、冬のオヤツの定番でした。
混ぜ合わせて出来た液体状のゼリーを器に盛って、トレーに並べたら早速お外へGO♪です。
「ここで雪の棚が使われるのですね」
「そだよー」
ロキ医師はもうお爺ちゃんなので雪棚は作っていませんでした。何せ雪が積もる度に作り直さねばなりませんからね。足腰の負担はなるべく控えめに、なのです。
「後は待つだけ。その間に他にも作っちゃおう」
「他にもレシピがあるのですね」
「んー、レシピって言うか。冬って鍋が多くなるじゃん?だから調味料を多めに作って雪保存しちゃうんだよ。冬ならではの手抜きだね」
冷蔵庫もましてや冷凍庫も無い世界だからこそ、食材の保存は常に悩みの種です。ある程度は魔法で何とかしていますが、常時魔法を発動させている訳にはいきません。
ハンナは目から鱗が落ちる感動を味わうのでした。
なお、その日作ったゼリーは友達の仲を深めながら美味しく頂き、後日リリ達に改めて振る舞い大層喜ばれましたとさ。
11
あなたにおすすめの小説
五年後、元夫の後悔が遅すぎる。~娘が「パパ」と呼びそうで困ってます~
放浪人
恋愛
「君との婚姻は無効だ。実家へ帰るがいい」
大聖堂の冷たい石畳の上で、辺境伯ロルフから突然「婚姻は最初から無かった」と宣告された子爵家次女のエリシア。実家にも見放され、身重の体で王都の旧市街へ追放された彼女は、絶望のどん底で愛娘クララを出産する。
生き抜くために針と糸を握ったエリシアは、持ち前の技術で不思議な力を持つ「祝布(しゅくふ)」を織り上げる職人として立ち上がる。施しではなく「仕事」として正当な対価を払い、決して土足で踏み込んでこない救恤院の監督官リュシアンの温かい優しさに触れエリシアは少しずつ人間らしい心と笑顔を取り戻していった。
しかし五年後。辺境を襲った疫病を救うための緊急要請を通じ、エリシアは冷酷だった元夫ロルフと再会してしまう。しかも隣にいる娘の青い瞳は彼と瓜二つだった。
「すまない。私は父としての責任を果たす」
かつての合理主義の塊だった元夫は、自らの過ちを深く悔い、家の権益を捨ててでも母子を守る「強固な盾」になろうとする。娘のクララもまた、危機から救ってくれた彼を「パパ」と呼び始めてしまい……。
だが、どんなに後悔されても、どんなに身を挺して守られても、一度完全に壊された関係が元に戻ることは絶対にない。エリシアが真の伴侶として選ぶのは、凍えた心を溶かし、温かい日常を共に歩んでくれたリュシアンただ一人だった。
これは、全てを奪われた一人の女性が母として力強く成長し誰にも脅かされることのない「本物の家族」と「静かで確かな幸福」を自分の手で選び取るまでの物語。
覚悟は良いですか、お父様? ―虐げられた娘はお家乗っ取りを企んだ婿の父とその愛人の娘である異母妹をまとめて追い出す―
Erin
恋愛
【完結済・全3話】伯爵令嬢のカメリアは母が死んだ直後に、父が屋敷に連れ込んだ愛人とその子に虐げられていた。その挙句、カメリアが十六歳の成人後に継ぐ予定の伯爵家から追い出し、伯爵家の血を一滴も引かない異母妹に継がせると言い出す。後を継がないカメリアには嗜虐趣味のある男に嫁がられることになった。絶対に父たちの言いなりになりたくないカメリアは家を出て復讐することにした。7/6に最終話投稿予定。
精霊さんと一緒にスローライフ ~異世界でも現代知識とチートな精霊さんがいれば安心です~
舞
ファンタジー
かわいい精霊さんと送る、スローライフ。
異世界に送り込まれたおっさんは、精霊さんと手を取り、スローライフをおくる。
夢は優しい国づくり。
『くに、つくりますか?』
『あめのぬぼこ、ぐるぐる』
『みぎまわりか、ひだりまわりか。それがもんだいなの』
いや、それはもう過ぎてますから。
【完結】辺境に飛ばされた子爵令嬢、前世の経営知識で大商会を作ったら王都がひれ伏したし、隣国のハイスペ王子とも結婚できました
いっぺいちゃん
ファンタジー
婚約破棄、そして辺境送り――。
子爵令嬢マリエールの運命は、結婚式直前に無惨にも断ち切られた。
「辺境の館で余生を送れ。もうお前は必要ない」
冷酷に告げた婚約者により、社交界から追放された彼女。
しかし、マリエールには秘密があった。
――前世の彼女は、一流企業で辣腕を振るった経営コンサルタント。
未開拓の農産物、眠る鉱山資源、誠実で働き者の人々。
「必要ない」と切り捨てられた辺境には、未来を切り拓く力があった。
物流網を整え、作物をブランド化し、やがて「大商会」を設立!
数年で辺境は“商業帝国”と呼ばれるまでに発展していく。
さらに隣国の完璧王子から熱烈な求婚を受け、愛も手に入れるマリエール。
一方で、税収激減に苦しむ王都は彼女に救いを求めて――
「必要ないとおっしゃったのは、そちらでしょう?」
これは、追放令嬢が“経営知識”で国を動かし、
ざまぁと恋と繁栄を手に入れる逆転サクセスストーリー!
※表紙のイラストは画像生成AIによって作られたものです。
追放悪役令嬢、辺境の荒れ地を楽園に!元夫の求婚?ざまぁ、今更遅いです!
黒崎隼人
ファンタジー
皇太子カイルから「政治的理由」で離婚を宣告され、辺境へ追放された悪役令嬢レイナ。しかし彼女は、前世の農業知識と、偶然出会った神獣フェンリルの力を得て、荒れ地を豊かな楽園へと変えていく。
そんな彼女の元に現れたのは、離婚したはずの元夫。「離婚は君を守るためだった」と告白し、復縁を迫るカイルだが、レイナの答えは「ノー」。
「離婚したからこそ、本当の幸せが見つかった」
これは、悪女のレッテルを貼られた令嬢が、自らの手で未来を切り拓き、元夫と「夫婦ではない」最高のパートナーシップを築く、成り上がりと新しい絆の物語。
幸福なる侯爵夫人のお話
重田いの
ファンタジー
とある侯爵家に嫁いだ伯爵令嬢。
初夜の場で、夫は「きみを愛することはない」というけれど。
最終的にすべてを手にした侯爵夫人のお話。
あるいは、負い目のある伯爵令嬢をお飾りの妻にして愛人とイチャイチャ過ごそうと思ったらとんでもないハズレくじを引いちゃった侯爵のお話。
王宮メイドは今日も夫を「観察」する
kujinoji
恋愛
「はぁぁ〜!今日も働くヴィクター様が尊すぎる……!」
王宮メイドのミネリは、今日も愛しの夫ヴィクターを「観察」していた。
ヴィクターが好きすぎるあまり、あますところなく彼を見つめていたいミネリ。内緒で王宮メイドになり、文官である夫のもとに通うことに。
だけどある日、ヴィクターとある女性の、とんでもない場面を目撃してしまって……?
※同じものを他サイトにて、別名義で公開しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる