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本編
ロウ村長一行リファラをご案内♪
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三巳幹線に乗ったロウ村長一行は、新幹線な速さでリファラへやって来ました。途中の街も村も全てスルーしているので感慨も何もありません。
「ありがとう三巳」
『どういたしましてなんだよ』
「これから三巳は別の場所に行くんだったか」
『うぬ。南の国にカカオを求めて!』
街の入り口ではリドルとオーウェンギルド長が出迎えてくれたので、三巳とはここでおさらばです。三巳は一応これでも神様なので国同士のお話し合いには不参加なのです。
なので三巳は兼ねてより目論んでいたカカオの苗木を探そうの旅に出るのです。
三巳は『おー!』と器用に前脚を上げて気合を入れました。
「そうか。途中の国にはまだ不穏な所もある。安全圏を示した地図をやるから参考にして行けよ」
オーウェンギルド長はそう言うと部下に指示を出しました。
出来る部下は直ぐに用意して三巳に持たせてくれます。
『ありがとうなんだよ。それじゃあカカオを見つけたら戻ってくるから待っててなー』
三巳は皆に見送られて街をあとにしました。
残されたロウ村長達は一先ず宿を紹介して貰います。紹介された宿は小洒落た一軒家でした。以前三巳が提案したコテージです。ロウ村長達は部屋に荷物を下ろすと直ぐに外へと出ました。リファラまで楽ちんして来たので体力が有り余っているのです。
「出掛けるなら街を案内しようか」
これからの予定をオーウェンギルド長と話し合っていたリドルが直ぐに気付いてくれました。
「申し出は有り難いが忙しいのではないかね」
「いやいや大丈夫だよ。この日の為にスケジュールの調整は済んでいるからね」
ロウ村長は有り難く申し出を受けました。
「では見たい場所、ないしは物はあるかい?」
「ふむ。ワシは市場が見たい。何せ多種多様な種族が寄り集まっていると聞いている。それこそモンスターでさえ」
「わかった。ではそちらへご案内しよう。お昼もそこで良いかな?巨大蟻とリザードが経営しているおススメのレストランがあるんだ」
「ほお、それは興味深い」
こうしてロウ村長一行はリドルとオーウェンギルド長に案内されて市場へ向かいました。道すがらでは人族と獣人族だけでなく、モンスター達も仲良くお喋りしながら歩いているのを目にします。
「諍いは起きないのか……」
疑問を口にするのはロウ村長のお守り……護衛として付いて来たロザイヤです。その疑問も当然でしょう。いくら山には結界が張ってあるとはいえ、生きる為に已む無くお互いに牙を向ける事はあります。
「さて?他所から来た方々とは度々見受けられるが……どうかねオーウェンギルド長」
「リファラの民内じゃ先ず見ねぇな」
そういう国民性だからこそ他国に目を付けられ、けれどもだからこそ動物やモンスターとは心を通じ合わせる事が出来たのでしょう。
誰だって初めから敵意を剥き出しにされたら怖いですものね。
リファラの民は穏やかで優しい気風です。来る者を拒まず、去るものをいつでも帰って来てねと温かく見送る人達です。謂わば三巳の山が守護の山なら、リファラは癒しの国です。しかもリファラの民はモンスターに助けられました。恩義を感じているからこそ敵意なんて出しっこ無いのです。
「確かにリリは優しい。だが山は危険が多い。我等が同じ様にするのは難しそうだ……」
オーウェンギルド長の客観的な見解を受けて、ロザイヤは感嘆のため息を吐きました。
「がっはっは!そう肩を落とすな!山には山の流儀がある!」
「いてっ、いてっ」
ロウ村長にバッシンバッシンと肩を叩かれて、ロザイヤの下がった肩が更に下がってしまいます。
その豪快なロウ村長にリドルは目をパチクリさせて、オーウェンギルド長は気が合いそうだとニヤリと笑みを深めるのでした。
「ありがとう三巳」
『どういたしましてなんだよ』
「これから三巳は別の場所に行くんだったか」
『うぬ。南の国にカカオを求めて!』
街の入り口ではリドルとオーウェンギルド長が出迎えてくれたので、三巳とはここでおさらばです。三巳は一応これでも神様なので国同士のお話し合いには不参加なのです。
なので三巳は兼ねてより目論んでいたカカオの苗木を探そうの旅に出るのです。
三巳は『おー!』と器用に前脚を上げて気合を入れました。
「そうか。途中の国にはまだ不穏な所もある。安全圏を示した地図をやるから参考にして行けよ」
オーウェンギルド長はそう言うと部下に指示を出しました。
出来る部下は直ぐに用意して三巳に持たせてくれます。
『ありがとうなんだよ。それじゃあカカオを見つけたら戻ってくるから待っててなー』
三巳は皆に見送られて街をあとにしました。
残されたロウ村長達は一先ず宿を紹介して貰います。紹介された宿は小洒落た一軒家でした。以前三巳が提案したコテージです。ロウ村長達は部屋に荷物を下ろすと直ぐに外へと出ました。リファラまで楽ちんして来たので体力が有り余っているのです。
「出掛けるなら街を案内しようか」
これからの予定をオーウェンギルド長と話し合っていたリドルが直ぐに気付いてくれました。
「申し出は有り難いが忙しいのではないかね」
「いやいや大丈夫だよ。この日の為にスケジュールの調整は済んでいるからね」
ロウ村長は有り難く申し出を受けました。
「では見たい場所、ないしは物はあるかい?」
「ふむ。ワシは市場が見たい。何せ多種多様な種族が寄り集まっていると聞いている。それこそモンスターでさえ」
「わかった。ではそちらへご案内しよう。お昼もそこで良いかな?巨大蟻とリザードが経営しているおススメのレストランがあるんだ」
「ほお、それは興味深い」
こうしてロウ村長一行はリドルとオーウェンギルド長に案内されて市場へ向かいました。道すがらでは人族と獣人族だけでなく、モンスター達も仲良くお喋りしながら歩いているのを目にします。
「諍いは起きないのか……」
疑問を口にするのはロウ村長のお守り……護衛として付いて来たロザイヤです。その疑問も当然でしょう。いくら山には結界が張ってあるとはいえ、生きる為に已む無くお互いに牙を向ける事はあります。
「さて?他所から来た方々とは度々見受けられるが……どうかねオーウェンギルド長」
「リファラの民内じゃ先ず見ねぇな」
そういう国民性だからこそ他国に目を付けられ、けれどもだからこそ動物やモンスターとは心を通じ合わせる事が出来たのでしょう。
誰だって初めから敵意を剥き出しにされたら怖いですものね。
リファラの民は穏やかで優しい気風です。来る者を拒まず、去るものをいつでも帰って来てねと温かく見送る人達です。謂わば三巳の山が守護の山なら、リファラは癒しの国です。しかもリファラの民はモンスターに助けられました。恩義を感じているからこそ敵意なんて出しっこ無いのです。
「確かにリリは優しい。だが山は危険が多い。我等が同じ様にするのは難しそうだ……」
オーウェンギルド長の客観的な見解を受けて、ロザイヤは感嘆のため息を吐きました。
「がっはっは!そう肩を落とすな!山には山の流儀がある!」
「いてっ、いてっ」
ロウ村長にバッシンバッシンと肩を叩かれて、ロザイヤの下がった肩が更に下がってしまいます。
その豪快なロウ村長にリドルは目をパチクリさせて、オーウェンギルド長は気が合いそうだとニヤリと笑みを深めるのでした。
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