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8『真相』
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「先輩……」
僕は、震える声で先輩に問いかける。
「これ、本当なんですか……? 本当に、先輩がスパイで――」
先輩は、無表情だ。
事ここに至っても、僕は先輩を悪人だとは思えない。
確かに仕事はしないさ。
けど、1年前、入社したてで右も左も分からなかった僕に手取り足取り仕事を教えてくれたのは、先輩なんだ。
先輩はぞんざいな口を利くけれど、その実、とても面倒見が良い。
僕ほど、先輩にお世話になった人間もいない。
今でこそ、仕事という仕事を全て僕らに振り、自分は1秒1クリックのヒマつぶしに興じる先輩だけど、昔はそうじゃなかった。
僕が戦力になるまでは、電話応対をしつつ、日々の雑務をこなしつつ、その上で僕に丁寧に指導してくれた。
……思い返せば、昔の先輩は今よりもずっと体調が悪そうだった。
目の下にでっかいクマを作って、毎日毎日深夜まで働いていて、それでも僕に対しては『余裕余裕』って感じで接してくれて。
どっちが正解なんだ?
どっちが、先輩の本当の姿なんだ!?
「答えてくださいよ、先輩……!」
「悲しいなぁ」
先輩が、無表情で呟く。
「ルーくんも、あーしを疑うんだ」
声も表情も、平坦。
それだけに、先輩の強い強い絶望がより一層伝わってきた。
悲しそうな表情を作ることすら億劫のような……。
すっかり、絶望し慣れてしまったような……。
「うっ……信じたいです。でも」
でも実際に、こうして証拠めいたものまで出てきてしまったのだ。
隣を見れば、クーちゃんが勝ち誇った笑みを浮かべている。
「あーしじゃないって証拠があれば、信じられるってこと?」
「そ、それは……そうです」
「かーちょ」
いつもの、先輩の涼し気な声。
「もう、いいでしょ?」
「や、困るよジュリアちゃん」
戸惑った様子の課長。
「りーむー」
先輩が首を振る。
「可愛い後輩にまで疑われるとか、ちょっと耐えらんない。あーしのメンタルがクソ雑魚だって、課長、知ってるでしょ? あとちゃん付けすんなし」
「あぁ、もう! 君は本当に!」
課長が受話器を取る。
「先輩……?」
――バサバサバサバサ!!
先輩が、クーちゃんに紙束を投げつけた。
「何です、コレ……?」
クーちゃんがそれを拾い上げる。
「全社内の、先月からの水道使用ログ」
「水道の、ログ?」
クーちゃんが首を傾げる。
「そ。ほら、この基地ってめっちゃ地下にあるでしょ? だから、給排水は超厳格に管理されてんのね」
「はぁ? それが、この状況とどう関係するって言うんですか?」
「アンタが入社したその日から、爆上がりしてんのね。今度の新人めっちゃ手ぇ洗うやん、って思ってた」
「なっ……」
「しかもその日から、バグが増えたのよね。その香木、めちゃくちゃ臭うよね。大変だね、そんなに手荒れするまで手ぇ洗わなくちゃならないなんて」
「こ、これは……! 単に私が潔癖症なだけです!」
「じゃ、これは?」
――バサバサバサバサ!!
「過去一ヵ月分の、全社員の出退勤時間のログ。アンタ、今まで一度も8時以前に出社したことなんてなかったのに、今日に限って7時45分に出社した。何のために? ほぼ毎日8時15分出社のルーくんに見られちゃまずいことでもしてたのかな?」
「たまたま早起きしただけですよ!」
「じゃ、これ」
――バサバサバサバサ!!
「各人のキャビネット開閉ログ。あらら、知らなかったって顔してるね? だってほら、ここ、帝国軍の情報という情報が集積してる秘密基地なんだよ? するでしょ、このくらいの用心は」
「じゃあなんで、キャビネットに鍵かけてなかったの?」
「わざとに決まってるでしょ。アンタが怪しいなぁって思い始めるまでは、ちゃんと鍵かけてたよ」
「で、出任せよ! こんなの全部出任せに決まってるわ!」
クーちゃんが――いや、クー・ローマックがひどく狼狽している。
「じゃあ、はいこれ」
――バサバサバサバサ!!
「アンタの、ファイルサーバへのアクセスログ。部隊の配置計画に兵站計画、司令部の設置場所……ド新人のアンタの業務には不必要な超・超・超機密情報ばっかり。ま、アクセス権限がないから全部弾かれてるけどさ。今どき不用意すぎでしょ。普通、アクセス権限管理されてると思わない? アクセスログ、全部取られてるとか思わないのかな?」
先輩が、冷笑する。
「あぁ、そうか。帝国民じゃないアンタは、こういうITの常識に疎いんだね。サーバもネットも、未だ帝国の専売特許だもの――ね、敵国のスパイさん?」
「貴様ぁぁああああぁぁぁああああああああああああッ!!」
クー・ローマックが、服の下から鋭利な木製ナイフを取り出す!
「あぁ、金属探知機が入口に設置されているのは知ってたのか。どうやって知ったのかな? あ、入社教育で言ってたっけ」
「殺してやる!! 戦時国際法違反の召喚勇者めッ!!」
クー・ローマックが先輩に向かって走り出す!
先輩は平然としている。
「せ、先輩!?」
いくら木製とはいっても、あんなに鋭利なナイフ、突き立てられたら大ケガしてしまう!
「先輩逃げて!」
僕は、震える声で先輩に問いかける。
「これ、本当なんですか……? 本当に、先輩がスパイで――」
先輩は、無表情だ。
事ここに至っても、僕は先輩を悪人だとは思えない。
確かに仕事はしないさ。
けど、1年前、入社したてで右も左も分からなかった僕に手取り足取り仕事を教えてくれたのは、先輩なんだ。
先輩はぞんざいな口を利くけれど、その実、とても面倒見が良い。
僕ほど、先輩にお世話になった人間もいない。
今でこそ、仕事という仕事を全て僕らに振り、自分は1秒1クリックのヒマつぶしに興じる先輩だけど、昔はそうじゃなかった。
僕が戦力になるまでは、電話応対をしつつ、日々の雑務をこなしつつ、その上で僕に丁寧に指導してくれた。
……思い返せば、昔の先輩は今よりもずっと体調が悪そうだった。
目の下にでっかいクマを作って、毎日毎日深夜まで働いていて、それでも僕に対しては『余裕余裕』って感じで接してくれて。
どっちが正解なんだ?
どっちが、先輩の本当の姿なんだ!?
「答えてくださいよ、先輩……!」
「悲しいなぁ」
先輩が、無表情で呟く。
「ルーくんも、あーしを疑うんだ」
声も表情も、平坦。
それだけに、先輩の強い強い絶望がより一層伝わってきた。
悲しそうな表情を作ることすら億劫のような……。
すっかり、絶望し慣れてしまったような……。
「うっ……信じたいです。でも」
でも実際に、こうして証拠めいたものまで出てきてしまったのだ。
隣を見れば、クーちゃんが勝ち誇った笑みを浮かべている。
「あーしじゃないって証拠があれば、信じられるってこと?」
「そ、それは……そうです」
「かーちょ」
いつもの、先輩の涼し気な声。
「もう、いいでしょ?」
「や、困るよジュリアちゃん」
戸惑った様子の課長。
「りーむー」
先輩が首を振る。
「可愛い後輩にまで疑われるとか、ちょっと耐えらんない。あーしのメンタルがクソ雑魚だって、課長、知ってるでしょ? あとちゃん付けすんなし」
「あぁ、もう! 君は本当に!」
課長が受話器を取る。
「先輩……?」
――バサバサバサバサ!!
先輩が、クーちゃんに紙束を投げつけた。
「何です、コレ……?」
クーちゃんがそれを拾い上げる。
「全社内の、先月からの水道使用ログ」
「水道の、ログ?」
クーちゃんが首を傾げる。
「そ。ほら、この基地ってめっちゃ地下にあるでしょ? だから、給排水は超厳格に管理されてんのね」
「はぁ? それが、この状況とどう関係するって言うんですか?」
「アンタが入社したその日から、爆上がりしてんのね。今度の新人めっちゃ手ぇ洗うやん、って思ってた」
「なっ……」
「しかもその日から、バグが増えたのよね。その香木、めちゃくちゃ臭うよね。大変だね、そんなに手荒れするまで手ぇ洗わなくちゃならないなんて」
「こ、これは……! 単に私が潔癖症なだけです!」
「じゃ、これは?」
――バサバサバサバサ!!
「過去一ヵ月分の、全社員の出退勤時間のログ。アンタ、今まで一度も8時以前に出社したことなんてなかったのに、今日に限って7時45分に出社した。何のために? ほぼ毎日8時15分出社のルーくんに見られちゃまずいことでもしてたのかな?」
「たまたま早起きしただけですよ!」
「じゃ、これ」
――バサバサバサバサ!!
「各人のキャビネット開閉ログ。あらら、知らなかったって顔してるね? だってほら、ここ、帝国軍の情報という情報が集積してる秘密基地なんだよ? するでしょ、このくらいの用心は」
「じゃあなんで、キャビネットに鍵かけてなかったの?」
「わざとに決まってるでしょ。アンタが怪しいなぁって思い始めるまでは、ちゃんと鍵かけてたよ」
「で、出任せよ! こんなの全部出任せに決まってるわ!」
クーちゃんが――いや、クー・ローマックがひどく狼狽している。
「じゃあ、はいこれ」
――バサバサバサバサ!!
「アンタの、ファイルサーバへのアクセスログ。部隊の配置計画に兵站計画、司令部の設置場所……ド新人のアンタの業務には不必要な超・超・超機密情報ばっかり。ま、アクセス権限がないから全部弾かれてるけどさ。今どき不用意すぎでしょ。普通、アクセス権限管理されてると思わない? アクセスログ、全部取られてるとか思わないのかな?」
先輩が、冷笑する。
「あぁ、そうか。帝国民じゃないアンタは、こういうITの常識に疎いんだね。サーバもネットも、未だ帝国の専売特許だもの――ね、敵国のスパイさん?」
「貴様ぁぁああああぁぁぁああああああああああああッ!!」
クー・ローマックが、服の下から鋭利な木製ナイフを取り出す!
「あぁ、金属探知機が入口に設置されているのは知ってたのか。どうやって知ったのかな? あ、入社教育で言ってたっけ」
「殺してやる!! 戦時国際法違反の召喚勇者めッ!!」
クー・ローマックが先輩に向かって走り出す!
先輩は平然としている。
「せ、先輩!?」
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