長い道の先は、

せいな

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第三話「霧」

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道は、後ろの霧で隠れた道か晴れてる道しかない。おばあさんがいるのが気がかりだ、みんなで相談した結果足場がしっかり見える晴れた道を行くことにした。
いつもは、人見知りを発揮する俺だが、今回は、優しそうな人しかいないから話してみることにした。まずは、1番後ろを歩くアマカケさんとタカマツさんに声をかけてみた「アマカケさんタカマツさん歩くペース早くないですか?」俺は緊張して口角がうまく上がらないそんな俺を見てアマカケさんは、「大丈夫よ、これからどのくらいの付き合いになるのかわからないけれどウメヲさんと呼んでください」と優しく微笑んでくれたタカマツさんも「私もヨサさんと呼んで」と明るく話してくれたその後も3人でいろんな話をして、歩いていると大事なことに気がついた荷物だ、俺の手元にあるのは俺の大好物のおかきと姉に頼まれた鏡、圏外のスマホ、財布だけだ、食べる物はおかきだけ、これからどれだけ歩くのかもわからない中でおかきだけで大丈夫なのだろうか、、、袋の中を探っていた時何気なく鏡を掴み、覗き込んだ次の瞬間俺は叫んだ「ぎゃーーー!」
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