人の血の赤の奇跡

さきいか

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1-当たり前のこと?

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結婚したら、子供が当たり前にできると思っていた。


28歳で結婚して、
当時周りのなかでは早い方だった。

それからじっくり準備して結婚式をひらいて楽しんだ。
新婚旅行にもでかけた。

もう良いだろう、と避妊をやめた。


『まあ、そんなにすぐできないか……』


そう思って、気がつけば半年。


少し自分で調べて毎朝基礎体温を測り始めて、
排卵日を気にするようにした。


でも避妊をやめて一年が経っても
毎月律儀に生理がきた。




30歳になり、初めて近くの産婦人科に行った。


何回も何回も採血をされ、
内診台で下半身をさらけだして検査の棒をつっこまれる。
もちろん苦痛以外の感情はない。


心身ともに、地獄の始まりだった––。
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