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第七楽章
新しい仲間(3)
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「――!?」
追い打ちに身構えたラッドは肩すかしを食った。
(音痴が、大事なのか?)
昨夜の舞台で聞いたとおりリンカは重度の音痴である。だが音楽家以外にとっては致命的な欠点とはならないはず。
だのにリンカの嘆き様は尋常では無い。
「お……音痴が、どう関係するの?」
「私、音痴だから、上手く歌えないから、呪歌に失敗するの……」
大きな瞳に涙がこみ上げている。
(そうか。せっかくの大発見も、本人が立証できないんだ)
やっと合点が入った。呪歌使いも音楽家同様、音痴が致命的な欠点となるのだ。
ラッドの胸に希望が湧いた。それなら自分が力になれるではないか。
「なら、俺が――」
「……先生、この様な者に説明しても無駄です」
トゥシェが横合いから口を挟んできた。まるで狙い澄ました様な最悪のタイミングで。
だが嫌がらせには慣れている。今、目の前で困っている少女を、嫌がらせ程度で助けられなかったら一生後悔するだろう。
ラッドは腹から声を出した。
「俺が、君の音痴を治してあげるよ」
「え?」
リンカがようやく顔を上げてくれた。今度の声は心の奥底に届いたのだ。
「音痴は不治の病じゃない。矯正すれば治るものさ」
「本当に?」
「本職の歌い手にするならともかく、音程の矯正くらい俺にだって――」
「……先生、吟遊詩人の言葉は話半分に聞いてください」
「これでも音楽家だぞ!」
「……話を誇張するのが吟遊詩人です」
「く!」
トゥシェは吟遊詩人について無知ではないらしい。しかも彼はラッドに顔も向けず、リンカに話しかける形で邪魔をするのでなおさら腹立たしい。
「あのなあトゥシェ、話を誇張するのは仕事で歌う時だ。日常でそんな真似をするものか」
「……どうだかな」
頑なな弟子にリンカが反論する。
「でもトゥシェ、音痴が治るかも知れないのよ」
「……先生は忘れたのですか? 専門家に断られた事を」
「あ……」
リンカが再びうつむいてしまった。ようやく顔を上げられたのに。
「どういう経緯でそうなったんだ?」
ラッドが問い詰めると、やっとトゥシェが顔を向けた。が、目深なフードのせいで口元しか見えない。
「……先生は以前、音楽家に矯正を依頼した事がある。音痴を治す専門家にだ。そこで『できない』と断られたのだ」
「う……」
分が悪い。専門家の判断は重い。
(くじけるな。ここで諦めたらリンカがまた沈んでしまう)
ラッドは、なんとしても彼女を笑顔にしたかった。
「その専門家が『できない』と判断した理由はなんだ?」
「……往生際が悪いぞ、吟遊詩人」
「条件付きだったかも知れないじゃないか。時間的、金銭的、だったら俺は心配いらない。いくらでも付き合うし、金を取ったりしない」
「……そこまでする目的は何だ?」
ゲスの勘ぐりにラッドの頭に血が上った。
「俺は命の恩人に恩返しをしたいだけだ!」
「……昨夜の舞台で返した。もう貸し借りは無い」
「できない理由を答えていないぞ。物理的に不可能なんてあるものか。ひょっとしたら『弟子の態度が気に食わなかった』かもな」
カチンと音がした気がした。みるみるトゥシェの全身が強ばってゆく。怒りが立ち上るように見えて威圧感が増した。
ラッドの心が恐怖に染まる。一昨日、魔法で焼き殺されかけたばかりなのだ。
(しまった。フィドルは部屋に置いたままだ!)
己の迂闊さに歯がみした。楽器さえ手にすれば、目の前の魔法使いを「客」にできたものを。
恐怖心に呑み込まれそうになった。いじめっ子に為す術なく殴られるトラウマがフラッシュバックしてくる。今ここに、頼れる兄はいない。
(俺は一人きりなんだ……待て、今は一人じゃないぞ)
自分だけなら殴られて終わる。だが今は、リンカの大発見が懸かっているのだ。呪歌を証明するにはリンカの音痴を治さないといけない。そして、それができるのはラッドしかいないではないか。
(ここで退いたら、一生後悔するぞ!)
命の恩人を見捨てるなどできるはずがない。たとえ何があろうとも。
(どうせ後悔するなら、こっちの方がましだ)
ラッドは最後の手段を選んだ。
「ルビ、助けてくれ!」
”どうしたの~、ラッド~”
自分は今、妄想の少女と会話したのだ。現実の少女の目の前で。
イタい。イタすぎる。ラッドは頭を抱えて天を仰いだ。
(ああそうだ。俺はイタい人間なんだ)
”ほかのひとがいるのに~、よぶなんてめずらし~”
お師匠様によってあらゆる辱めをうけてきたが、これほど恥ずかしい思いをしたことはない。
究極の羞恥心が恐怖心を塗りつぶした。何より恐怖の中でも妄想できる自分が恥ずかしい。
(俺は恥ずかしい人間だが、臆病さで女の子を見捨てる腰抜けなんかじゃない)
ラッドは詰め込んでいた息と共に声を吐き出した。
「できない理由を言ってみろ、トゥシェ」
「……」
気圧されたか、トゥシェは口を引き締めたままでいる。
「私の耳が悪いんだって」
リンカが、辛そうに告白した。
だがラッドにとり、その言葉は福音となった。
「安心してくれ、リンカ。音痴を表現するときの『耳が悪い』は聴覚に問題があるという意味じゃなくて『音程を聞き分けられない』を意味するんだ。それなら昨夜分かったよ。その上で俺は『矯正できる』と言っているんだ。実際、最後はリンカも正しく歌えたさ」
「本当に、ラッド?」
「ああ、最後の一小節は合っていた」
「……先生、偶然かも知れません」
「一小節全部が偶然なんてあるものか」
「……それはどうかな」
「トゥシェ、お前は音楽家か?」
「……音楽の嗜みはある」
「ああ、趣味ね。中途半端が一番質が悪い。俺は底辺でも本職だぞ」
フードから覗く口元が引きつって、歯ぎしりが聞こえてきた。
「ラッド、本当に音痴が治るの?」
リンカが真剣に訴えてくる。
「治せるさ。必ず治してみせる」
「トゥシェ、私はラッドに音痴を治してもらうよ。いいね」
「……先生、最終判断は見返りを聞いてからにしてください」
「見返りって、お前なあ――」
言いかけたときラッドは思い出した。自分にも事情があることを。
「見返りってわけじゃないけど、リンカの事を吟遊詩にさせてくれないかな?」
「ぎんゆうしって、何?」
忘れていた。リンカは吟遊詩人も知らないのだ。
「君を、歌の題材にしたいんだ。舞台で歌ったように、君の活躍を歌って広めたいんだ」
「私を褒めた、あれ? それじゃ何も見返りになっていないよ」
「それで稼げるんだよ。君が活躍するほど、俺も稼げて生活が楽になる。それに、呪歌の凄さを大勢の人たちに知ってもらえるさ。そうなれば頭が固い連中も認めざるをえないよ」
「そ、そうだね。ラッドなら稼げるよ。昨日あれだけ拍手をもらっていたもんね。じゃあラッド、音痴の矯正をお願いします」
リンカがぺこりと頭を下げ、ラッドは心中で拳を挙げた。
(これから女の子と、一緒なんだー!!)
ラッドは天にも昇る気分だ。
”ラッド~、ルビたいくつ~”
だのに妄想少女が脳内で騒ぐ不条理。
”いつまでルビをまたせるの~?”
(できれば永遠に)
他人と一緒の時に独り言などできやしない。
「……先生、最後に一つ確認したいのですが」
なおもトゥシェが食い下がるので、ラッドの幸せ気分も吹き飛んだ。
「……彼の周囲に不可解な魔力があります」
「そうなの? 私は気づかなかったけど」
「……弱い魔力ですが、発生源が彼の周囲を漂っています」
「どの辺?」
「……頭の高さです。手を翳せば分かると思います」
リンカがラッドの顔に手を近づけてきた。小さな手の平が間近に迫ると、何やらドキドキして――
「本当だ。何かある」
「え?」
トゥシェの言いがかりだと思っていたラッドは面食らった。
「ラッド、一昨日魔法使いに何かされなかった?」
「いや、何かされる前に君が来てくれたんだけど」
「……追跡魔法の類なら本人か持ち物を対象とするはずです。それ以外にしても対象から離れた場所に魔力があるなんて、僕の知識にはありません」
「トゥシェが知らないんじゃ私はお手上げよ」
「……確認は可能です。彼が協力すれば、ですが」
フードに隠れた顔をトゥシェが向ける。リンカが気まずそうに言った。
「ラッド、いいかな?」
「構わないけど、害は無いよな?」
「……その魔法が攻撃魔法の類でなければ」
「おい!」
「……放置して何かの拍子で発動する場合と、万一に備えた状況で発動させる場合とで、どちらが危険が少ないか程度は理解できるな?」
「わ、分かるさ」
「……巻き添えを出さない為にも、隔離した状況で確認するべきだ。それで良いな?」
「く……分かったよ」
(これは絶対に仕返しだ)
それが分かっていてもラッドは同意するしかなかった。
追い打ちに身構えたラッドは肩すかしを食った。
(音痴が、大事なのか?)
昨夜の舞台で聞いたとおりリンカは重度の音痴である。だが音楽家以外にとっては致命的な欠点とはならないはず。
だのにリンカの嘆き様は尋常では無い。
「お……音痴が、どう関係するの?」
「私、音痴だから、上手く歌えないから、呪歌に失敗するの……」
大きな瞳に涙がこみ上げている。
(そうか。せっかくの大発見も、本人が立証できないんだ)
やっと合点が入った。呪歌使いも音楽家同様、音痴が致命的な欠点となるのだ。
ラッドの胸に希望が湧いた。それなら自分が力になれるではないか。
「なら、俺が――」
「……先生、この様な者に説明しても無駄です」
トゥシェが横合いから口を挟んできた。まるで狙い澄ました様な最悪のタイミングで。
だが嫌がらせには慣れている。今、目の前で困っている少女を、嫌がらせ程度で助けられなかったら一生後悔するだろう。
ラッドは腹から声を出した。
「俺が、君の音痴を治してあげるよ」
「え?」
リンカがようやく顔を上げてくれた。今度の声は心の奥底に届いたのだ。
「音痴は不治の病じゃない。矯正すれば治るものさ」
「本当に?」
「本職の歌い手にするならともかく、音程の矯正くらい俺にだって――」
「……先生、吟遊詩人の言葉は話半分に聞いてください」
「これでも音楽家だぞ!」
「……話を誇張するのが吟遊詩人です」
「く!」
トゥシェは吟遊詩人について無知ではないらしい。しかも彼はラッドに顔も向けず、リンカに話しかける形で邪魔をするのでなおさら腹立たしい。
「あのなあトゥシェ、話を誇張するのは仕事で歌う時だ。日常でそんな真似をするものか」
「……どうだかな」
頑なな弟子にリンカが反論する。
「でもトゥシェ、音痴が治るかも知れないのよ」
「……先生は忘れたのですか? 専門家に断られた事を」
「あ……」
リンカが再びうつむいてしまった。ようやく顔を上げられたのに。
「どういう経緯でそうなったんだ?」
ラッドが問い詰めると、やっとトゥシェが顔を向けた。が、目深なフードのせいで口元しか見えない。
「……先生は以前、音楽家に矯正を依頼した事がある。音痴を治す専門家にだ。そこで『できない』と断られたのだ」
「う……」
分が悪い。専門家の判断は重い。
(くじけるな。ここで諦めたらリンカがまた沈んでしまう)
ラッドは、なんとしても彼女を笑顔にしたかった。
「その専門家が『できない』と判断した理由はなんだ?」
「……往生際が悪いぞ、吟遊詩人」
「条件付きだったかも知れないじゃないか。時間的、金銭的、だったら俺は心配いらない。いくらでも付き合うし、金を取ったりしない」
「……そこまでする目的は何だ?」
ゲスの勘ぐりにラッドの頭に血が上った。
「俺は命の恩人に恩返しをしたいだけだ!」
「……昨夜の舞台で返した。もう貸し借りは無い」
「できない理由を答えていないぞ。物理的に不可能なんてあるものか。ひょっとしたら『弟子の態度が気に食わなかった』かもな」
カチンと音がした気がした。みるみるトゥシェの全身が強ばってゆく。怒りが立ち上るように見えて威圧感が増した。
ラッドの心が恐怖に染まる。一昨日、魔法で焼き殺されかけたばかりなのだ。
(しまった。フィドルは部屋に置いたままだ!)
己の迂闊さに歯がみした。楽器さえ手にすれば、目の前の魔法使いを「客」にできたものを。
恐怖心に呑み込まれそうになった。いじめっ子に為す術なく殴られるトラウマがフラッシュバックしてくる。今ここに、頼れる兄はいない。
(俺は一人きりなんだ……待て、今は一人じゃないぞ)
自分だけなら殴られて終わる。だが今は、リンカの大発見が懸かっているのだ。呪歌を証明するにはリンカの音痴を治さないといけない。そして、それができるのはラッドしかいないではないか。
(ここで退いたら、一生後悔するぞ!)
命の恩人を見捨てるなどできるはずがない。たとえ何があろうとも。
(どうせ後悔するなら、こっちの方がましだ)
ラッドは最後の手段を選んだ。
「ルビ、助けてくれ!」
”どうしたの~、ラッド~”
自分は今、妄想の少女と会話したのだ。現実の少女の目の前で。
イタい。イタすぎる。ラッドは頭を抱えて天を仰いだ。
(ああそうだ。俺はイタい人間なんだ)
”ほかのひとがいるのに~、よぶなんてめずらし~”
お師匠様によってあらゆる辱めをうけてきたが、これほど恥ずかしい思いをしたことはない。
究極の羞恥心が恐怖心を塗りつぶした。何より恐怖の中でも妄想できる自分が恥ずかしい。
(俺は恥ずかしい人間だが、臆病さで女の子を見捨てる腰抜けなんかじゃない)
ラッドは詰め込んでいた息と共に声を吐き出した。
「できない理由を言ってみろ、トゥシェ」
「……」
気圧されたか、トゥシェは口を引き締めたままでいる。
「私の耳が悪いんだって」
リンカが、辛そうに告白した。
だがラッドにとり、その言葉は福音となった。
「安心してくれ、リンカ。音痴を表現するときの『耳が悪い』は聴覚に問題があるという意味じゃなくて『音程を聞き分けられない』を意味するんだ。それなら昨夜分かったよ。その上で俺は『矯正できる』と言っているんだ。実際、最後はリンカも正しく歌えたさ」
「本当に、ラッド?」
「ああ、最後の一小節は合っていた」
「……先生、偶然かも知れません」
「一小節全部が偶然なんてあるものか」
「……それはどうかな」
「トゥシェ、お前は音楽家か?」
「……音楽の嗜みはある」
「ああ、趣味ね。中途半端が一番質が悪い。俺は底辺でも本職だぞ」
フードから覗く口元が引きつって、歯ぎしりが聞こえてきた。
「ラッド、本当に音痴が治るの?」
リンカが真剣に訴えてくる。
「治せるさ。必ず治してみせる」
「トゥシェ、私はラッドに音痴を治してもらうよ。いいね」
「……先生、最終判断は見返りを聞いてからにしてください」
「見返りって、お前なあ――」
言いかけたときラッドは思い出した。自分にも事情があることを。
「見返りってわけじゃないけど、リンカの事を吟遊詩にさせてくれないかな?」
「ぎんゆうしって、何?」
忘れていた。リンカは吟遊詩人も知らないのだ。
「君を、歌の題材にしたいんだ。舞台で歌ったように、君の活躍を歌って広めたいんだ」
「私を褒めた、あれ? それじゃ何も見返りになっていないよ」
「それで稼げるんだよ。君が活躍するほど、俺も稼げて生活が楽になる。それに、呪歌の凄さを大勢の人たちに知ってもらえるさ。そうなれば頭が固い連中も認めざるをえないよ」
「そ、そうだね。ラッドなら稼げるよ。昨日あれだけ拍手をもらっていたもんね。じゃあラッド、音痴の矯正をお願いします」
リンカがぺこりと頭を下げ、ラッドは心中で拳を挙げた。
(これから女の子と、一緒なんだー!!)
ラッドは天にも昇る気分だ。
”ラッド~、ルビたいくつ~”
だのに妄想少女が脳内で騒ぐ不条理。
”いつまでルビをまたせるの~?”
(できれば永遠に)
他人と一緒の時に独り言などできやしない。
「……先生、最後に一つ確認したいのですが」
なおもトゥシェが食い下がるので、ラッドの幸せ気分も吹き飛んだ。
「……彼の周囲に不可解な魔力があります」
「そうなの? 私は気づかなかったけど」
「……弱い魔力ですが、発生源が彼の周囲を漂っています」
「どの辺?」
「……頭の高さです。手を翳せば分かると思います」
リンカがラッドの顔に手を近づけてきた。小さな手の平が間近に迫ると、何やらドキドキして――
「本当だ。何かある」
「え?」
トゥシェの言いがかりだと思っていたラッドは面食らった。
「ラッド、一昨日魔法使いに何かされなかった?」
「いや、何かされる前に君が来てくれたんだけど」
「……追跡魔法の類なら本人か持ち物を対象とするはずです。それ以外にしても対象から離れた場所に魔力があるなんて、僕の知識にはありません」
「トゥシェが知らないんじゃ私はお手上げよ」
「……確認は可能です。彼が協力すれば、ですが」
フードに隠れた顔をトゥシェが向ける。リンカが気まずそうに言った。
「ラッド、いいかな?」
「構わないけど、害は無いよな?」
「……その魔法が攻撃魔法の類でなければ」
「おい!」
「……放置して何かの拍子で発動する場合と、万一に備えた状況で発動させる場合とで、どちらが危険が少ないか程度は理解できるな?」
「わ、分かるさ」
「……巻き添えを出さない為にも、隔離した状況で確認するべきだ。それで良いな?」
「く……分かったよ」
(これは絶対に仕返しだ)
それが分かっていてもラッドは同意するしかなかった。
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