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第三章
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「どうしましたか?」
テントがある場所まで戻ると、マークが最初に気付いて、声をあげた。それからグリネアが気づく。
「ちょっと毒の浄化が思った以上に消耗して、疲れてしまって、大丈夫よ、作業を続けて」
心配した表情で駆け寄ってこようとした二人を私は手で制する。それを受けて、二人はテントづくりに戻っていく。私は簡易の椅子に座り、イズがそのそばに横たわった。
作っている大型テントは、骨組みが半分くらい出来上がっていた。円柱型のテントは、成人男性が五人くらい入って、ゆったりと座れるくらいの大きさだ。イズも入れて、ここにいる全員が入ってくつろげる。地面には持ってくる時のサイズの関係上、ジュータンしか引けないから、寝るのは小さい方のテントが最適だけど。
「なんだかワクワクするわ」
「そうなのか?」
「えぇ、やっとここに一つの家ができる」
「テントだがな」
すかさずイズがそう言ってくるが、私は無視して続けた。
「家が出来て、ここでの暮らしが良くなれば、人が集めってきて、集落になる、そうやって大きくなって国になるのよ」
マークとこういう話をした気がする。あの時から考えたら、とても進んでこれた気がする。土地を得て、家を得た。あとは整えて増やす。私はがぜん元気が出てくる。
「そうか」
イズも私のパワーにほだされたのか、少し声に元気がおびる。そうしていると、目の前の土が盛り上がって、中から何かが現れた。
「あっ、早かったわね!」
土からオオミミズが顔を出した。
「毒の無いとこ見つけれた様でよかったわ」
「少し手間取った」
オオミミズがそう言ったところで、マークとグリネアも訪問者に気付いたらしく、こちらに近寄ってくる。
「遠い所お疲れ様です」
オオミミズに頭を下げつつ、マークが言った。私もそれを見て、思い出したように「お疲れ様」と頭を下げる。
「……ここが先祖のいた場所か」
感慨深いようにオオミミズが呟いた。そして、何かを察したようにイズが立ち上がって、口を開く。
「お前たちの先祖が、ここを離れる原因になったのは私の様だな……すまなかった」
イズには結局、その話をしていなかったけど、流れで察したらしい。オオミミズは恨んでいるだろうか。
「いや……昔の話だ、もう戻ってこれた」
そのオオミミズの言葉に、私はホッとする。遺恨は無いみたいだった。イズも「そうか」とだけ言った。内心はホッとしているだろう。私はイズの頭を撫でる。
「あぁ、そういえば」
私はオオミミズに向かって、先ほど見た物を伝えようと言葉を続けた。
テントがある場所まで戻ると、マークが最初に気付いて、声をあげた。それからグリネアが気づく。
「ちょっと毒の浄化が思った以上に消耗して、疲れてしまって、大丈夫よ、作業を続けて」
心配した表情で駆け寄ってこようとした二人を私は手で制する。それを受けて、二人はテントづくりに戻っていく。私は簡易の椅子に座り、イズがそのそばに横たわった。
作っている大型テントは、骨組みが半分くらい出来上がっていた。円柱型のテントは、成人男性が五人くらい入って、ゆったりと座れるくらいの大きさだ。イズも入れて、ここにいる全員が入ってくつろげる。地面には持ってくる時のサイズの関係上、ジュータンしか引けないから、寝るのは小さい方のテントが最適だけど。
「なんだかワクワクするわ」
「そうなのか?」
「えぇ、やっとここに一つの家ができる」
「テントだがな」
すかさずイズがそう言ってくるが、私は無視して続けた。
「家が出来て、ここでの暮らしが良くなれば、人が集めってきて、集落になる、そうやって大きくなって国になるのよ」
マークとこういう話をした気がする。あの時から考えたら、とても進んでこれた気がする。土地を得て、家を得た。あとは整えて増やす。私はがぜん元気が出てくる。
「そうか」
イズも私のパワーにほだされたのか、少し声に元気がおびる。そうしていると、目の前の土が盛り上がって、中から何かが現れた。
「あっ、早かったわね!」
土からオオミミズが顔を出した。
「毒の無いとこ見つけれた様でよかったわ」
「少し手間取った」
オオミミズがそう言ったところで、マークとグリネアも訪問者に気付いたらしく、こちらに近寄ってくる。
「遠い所お疲れ様です」
オオミミズに頭を下げつつ、マークが言った。私もそれを見て、思い出したように「お疲れ様」と頭を下げる。
「……ここが先祖のいた場所か」
感慨深いようにオオミミズが呟いた。そして、何かを察したようにイズが立ち上がって、口を開く。
「お前たちの先祖が、ここを離れる原因になったのは私の様だな……すまなかった」
イズには結局、その話をしていなかったけど、流れで察したらしい。オオミミズは恨んでいるだろうか。
「いや……昔の話だ、もう戻ってこれた」
そのオオミミズの言葉に、私はホッとする。遺恨は無いみたいだった。イズも「そうか」とだけ言った。内心はホッとしているだろう。私はイズの頭を撫でる。
「あぁ、そういえば」
私はオオミミズに向かって、先ほど見た物を伝えようと言葉を続けた。
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