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第一章
45話 孔明先生の勉強会
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「ほう。ほうほう……」
図書室に入るなり孔明は駆け出し、本棚から無作為に何冊か本を取り出しては読み出した。
「───これは素晴らしい! まさに 汗牛充棟…。これほど良質な本は初めて手にしました! それに書いてある内容も興味深い……! これが自家薬籠中の物とは羨ましい限りです」
「そ、それは良かった……」
難しい言葉を使う孔明に私は多少戸惑ったが、その様子を見るにご満悦のようだ。孔明は抱えた本を机に並べ、食いつくように読み漁っている。
「…………おっと! これは失礼。先にこの世界について説明を受けた方がいいですね」
「そうじゃないと読んでも分からないだろ?」
「えぇ。何となく地名やら人名やらは察せますが、「スキル」や「魔法」などという聞き慣れない単語ばかりですね」
孔明の姿にどことなく懐かしさを感じた。
私もこの世界に生まれ落ちて間もない頃、よく図書室に通ったものだ。魔法などというこの世の理をねじ曲げる力に、私も最初は困惑した。
「よしよし、それじゃあ私が説明しよう───」
幼少期はマリエッタが私の教育係だった。久しぶりに開いた地図や教科書代わりの本たちを見ると、その頃を思い出す。
◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆
「───成程。何となく掴めてきましたね」
孔明の吸収力は凄まじく、まさに一を聞いて十を知る想像力と柔軟性だった。
「大まかに言えば、人間は三国の大国に分かれている……。しかしあの頃と違うのは、亜人・獣人から成る国や、魔王なる存在がいることですね」
「そういうことだ。今は、それこそ反董卓連合のように人間は対魔王で同盟を結んでいるが、それももうすぐ失効となる」
「ほうほう……。それで、次は「魔法」なるものについて教えてください。この絵を見る限り、私の常識は全く通用しなさそうです」
孔明は入門魔導書を開いている。だが、残念ながら私はこればっかりは解説しようがなかった。
「すまない。私は魔法が使えないんだ。言葉でなら説明できるが、それより実演して貰った方が早い」
「そうなのですか。せっかくこの世界に来たのに残念ですね。……それで、どちらで見られるのでしょう?」
主人への儀礼を示すための、申し訳程度の慰め。孔明はそれよりも遥かに大きそうな、自分の知的好奇心を隠しきれずにいた。
「シズネさん……、あのさっきいた妖狐族の女性が火の魔法を使える。父のスキルは魔法とはまた違うし、母は見ていても分からないから、彼女が一番いいと思う」
「そうですか。それでは早速行きましょう」
孔明は先ほどまで大事そうに眺めていた本をさっさと閉じてしまい、図書室を後にした。余程魔法を見てみたいのだろう。
「……おぉぉ、急に止まるなよ」
スタスタと歩く孔明が突然止まるもんだから、私は彼の背中にぶつかってしまった。
「ところで、どちらにいらっしゃるのでしょうか」
「大丈夫か……」
それは聞き及んでいた、常に冷静沈着な天才という姿ではなく、一人の勉強熱心な人間に思えた。英雄と言えど人の子である。
◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆
「えっとぉ、私なんかの魔法でいいのかなぁ……? 冒険者ギルドに行けばもっとすごい魔導師もいると思うけど……」
シズネはやはり自分の部屋にいた。母に仕事を受け継ぎ、どうやら私の勉強の準備をしているようだった。
「良いのです。私は一刻も早く魔法という未知のものに触れてみたい!」
「わ、分かりましたぁ……」
孔明の勢いにシズネは気圧されている。軍師である以前に一人の知識人としての本来の姿がそこにあるように感じた。
「でもここじゃ使えないから、一旦外に出なきゃね」
「またあの庭ですか? いいでしょう。早く行きましょう!」
再び裏庭に戻ってくると、孔明はソワソワした様子でシズネを見ている。その視線に困惑しながらも、シズネは魔法の準備に取り掛かった。
「それじゃあ、あの岩に向けて撃ってみるね」
シズネの白く、握れば折れてしまいそうなほど細い指の先には一つの大きめな岩があった。その岩はよく父も剣を振るっており、所々に切り跡が残っていた。
「───火の精霊よ、私に力を! 火炎球!」
詠唱を終えると、シズネの手からは拳大の火の玉が放たれた、岩にぶつかり消滅した。岩には焦げあとが付いた程度で、特に損傷はなさそうだった。
「ふぅ。これでいいかな……?」
「…………素晴らしい! もっと強力な魔法もあるのですか!?」
「え、えっと、これは火の魔法でも一番初歩の魔法だから、もちろんもっと強い魔法もあるよ。でも私は使えないの。ごめんなさい」
「いえ、魔法というものがどんなものか分かっただけで十分です!」
孔明は食いつくようにシズネに詰め寄る。対するシズネも、褒められて気は悪くないようだ。
「魔法にはその口上が必要なのですか?」
「うーん、基本は必要になるかな。中には省略したり、無詠唱で唱えれる魔導師もいるけど……」
「それでは、魔法をどのように発動させれば良いのか教えて頂けませんか?」
「すぐには難しいと思うよ。ただ少しずつ自分の中の魔力をコントロールすることができるようになれば、きっと使えるようになるはず」
「ふむ。ではその魔力のコントロールから教えてください」
それからというもの、教師モードに入ったシズネは強かった。
当然、魔力すら持たない私はシズネから魔法の授業など受けたことがなかった。しかし、傍から聞いているだけでも魔力の扱い方と魔法の発動まで理解出来るほど分かりやすかった。
私に対する授業では、現世の知識を持ち合わせる私に戸惑い試行錯誤しながらの日々だった。その反動か、孔明に得意気に話すシズネはどこか楽しそうだった。
「───大体把握しました。少し練習が必要のようですね。実際にやってみるのが 一瀉千里というもの。…レオ、この辺りに自由に使える広い場所はありますか?」
「この庭より広い所が必要なのか……? それなら西側の山の手前の森が基本立ち入り禁止になっているが……」
「成程。では来て早々ではありますが、少し暇(いとま)を頂戴致します」
孔明はそう言い頭を下げると、私の返事も聞かずに門の方へ歩き出してしまった。
「ちょ、ちょっと待て孔明。さっき教えたように西にはファルンホルス王国がある。あの山は緩衝地帯になってるんだ。あまり森で派手なことをやって王国を刺激したら駄目だぞ?」
「心得ました。それでは───」
本当に心得ているのか分からないが、ちゃんと事前に伝えたので何かあっても私は悪くない。私は拭いきれぬ不安に、そう自分に言い聞かせた。
図書室に入るなり孔明は駆け出し、本棚から無作為に何冊か本を取り出しては読み出した。
「───これは素晴らしい! まさに 汗牛充棟…。これほど良質な本は初めて手にしました! それに書いてある内容も興味深い……! これが自家薬籠中の物とは羨ましい限りです」
「そ、それは良かった……」
難しい言葉を使う孔明に私は多少戸惑ったが、その様子を見るにご満悦のようだ。孔明は抱えた本を机に並べ、食いつくように読み漁っている。
「…………おっと! これは失礼。先にこの世界について説明を受けた方がいいですね」
「そうじゃないと読んでも分からないだろ?」
「えぇ。何となく地名やら人名やらは察せますが、「スキル」や「魔法」などという聞き慣れない単語ばかりですね」
孔明の姿にどことなく懐かしさを感じた。
私もこの世界に生まれ落ちて間もない頃、よく図書室に通ったものだ。魔法などというこの世の理をねじ曲げる力に、私も最初は困惑した。
「よしよし、それじゃあ私が説明しよう───」
幼少期はマリエッタが私の教育係だった。久しぶりに開いた地図や教科書代わりの本たちを見ると、その頃を思い出す。
◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆
「───成程。何となく掴めてきましたね」
孔明の吸収力は凄まじく、まさに一を聞いて十を知る想像力と柔軟性だった。
「大まかに言えば、人間は三国の大国に分かれている……。しかしあの頃と違うのは、亜人・獣人から成る国や、魔王なる存在がいることですね」
「そういうことだ。今は、それこそ反董卓連合のように人間は対魔王で同盟を結んでいるが、それももうすぐ失効となる」
「ほうほう……。それで、次は「魔法」なるものについて教えてください。この絵を見る限り、私の常識は全く通用しなさそうです」
孔明は入門魔導書を開いている。だが、残念ながら私はこればっかりは解説しようがなかった。
「すまない。私は魔法が使えないんだ。言葉でなら説明できるが、それより実演して貰った方が早い」
「そうなのですか。せっかくこの世界に来たのに残念ですね。……それで、どちらで見られるのでしょう?」
主人への儀礼を示すための、申し訳程度の慰め。孔明はそれよりも遥かに大きそうな、自分の知的好奇心を隠しきれずにいた。
「シズネさん……、あのさっきいた妖狐族の女性が火の魔法を使える。父のスキルは魔法とはまた違うし、母は見ていても分からないから、彼女が一番いいと思う」
「そうですか。それでは早速行きましょう」
孔明は先ほどまで大事そうに眺めていた本をさっさと閉じてしまい、図書室を後にした。余程魔法を見てみたいのだろう。
「……おぉぉ、急に止まるなよ」
スタスタと歩く孔明が突然止まるもんだから、私は彼の背中にぶつかってしまった。
「ところで、どちらにいらっしゃるのでしょうか」
「大丈夫か……」
それは聞き及んでいた、常に冷静沈着な天才という姿ではなく、一人の勉強熱心な人間に思えた。英雄と言えど人の子である。
◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆
「えっとぉ、私なんかの魔法でいいのかなぁ……? 冒険者ギルドに行けばもっとすごい魔導師もいると思うけど……」
シズネはやはり自分の部屋にいた。母に仕事を受け継ぎ、どうやら私の勉強の準備をしているようだった。
「良いのです。私は一刻も早く魔法という未知のものに触れてみたい!」
「わ、分かりましたぁ……」
孔明の勢いにシズネは気圧されている。軍師である以前に一人の知識人としての本来の姿がそこにあるように感じた。
「でもここじゃ使えないから、一旦外に出なきゃね」
「またあの庭ですか? いいでしょう。早く行きましょう!」
再び裏庭に戻ってくると、孔明はソワソワした様子でシズネを見ている。その視線に困惑しながらも、シズネは魔法の準備に取り掛かった。
「それじゃあ、あの岩に向けて撃ってみるね」
シズネの白く、握れば折れてしまいそうなほど細い指の先には一つの大きめな岩があった。その岩はよく父も剣を振るっており、所々に切り跡が残っていた。
「───火の精霊よ、私に力を! 火炎球!」
詠唱を終えると、シズネの手からは拳大の火の玉が放たれた、岩にぶつかり消滅した。岩には焦げあとが付いた程度で、特に損傷はなさそうだった。
「ふぅ。これでいいかな……?」
「…………素晴らしい! もっと強力な魔法もあるのですか!?」
「え、えっと、これは火の魔法でも一番初歩の魔法だから、もちろんもっと強い魔法もあるよ。でも私は使えないの。ごめんなさい」
「いえ、魔法というものがどんなものか分かっただけで十分です!」
孔明は食いつくようにシズネに詰め寄る。対するシズネも、褒められて気は悪くないようだ。
「魔法にはその口上が必要なのですか?」
「うーん、基本は必要になるかな。中には省略したり、無詠唱で唱えれる魔導師もいるけど……」
「それでは、魔法をどのように発動させれば良いのか教えて頂けませんか?」
「すぐには難しいと思うよ。ただ少しずつ自分の中の魔力をコントロールすることができるようになれば、きっと使えるようになるはず」
「ふむ。ではその魔力のコントロールから教えてください」
それからというもの、教師モードに入ったシズネは強かった。
当然、魔力すら持たない私はシズネから魔法の授業など受けたことがなかった。しかし、傍から聞いているだけでも魔力の扱い方と魔法の発動まで理解出来るほど分かりやすかった。
私に対する授業では、現世の知識を持ち合わせる私に戸惑い試行錯誤しながらの日々だった。その反動か、孔明に得意気に話すシズネはどこか楽しそうだった。
「───大体把握しました。少し練習が必要のようですね。実際にやってみるのが 一瀉千里というもの。…レオ、この辺りに自由に使える広い場所はありますか?」
「この庭より広い所が必要なのか……? それなら西側の山の手前の森が基本立ち入り禁止になっているが……」
「成程。では来て早々ではありますが、少し暇(いとま)を頂戴致します」
孔明はそう言い頭を下げると、私の返事も聞かずに門の方へ歩き出してしまった。
「ちょ、ちょっと待て孔明。さっき教えたように西にはファルンホルス王国がある。あの山は緩衝地帯になってるんだ。あまり森で派手なことをやって王国を刺激したら駄目だぞ?」
「心得ました。それでは───」
本当に心得ているのか分からないが、ちゃんと事前に伝えたので何かあっても私は悪くない。私は拭いきれぬ不安に、そう自分に言い聞かせた。
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