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(んー…なんだここ?)
目の前にはまるでマンガの世界と形容するのが最も適しているであろう光景が広がっていた。
(俺はさっきまで何をしていた?今日から学校のはずなんだけどな…)
それは冬休み明け初日の事だった。
俺、綻 奏亮(ほころび そうすけ)は冬休み中相変わらず異世界転生モノを中心として、マンガ、ラノベの鑑賞会を家で友人の篠原としていた。
俺の友人 篠原は高一の夏、俺が学校でとあるラノベを見ていたら話しかけて来た。
話してみるとどうやら同じラノベを読んでいて、ドハマリしていたらしい。
篠原は俺の1番の友達と言っても過言ではない程仲がいい自信がある。俺は篠原と話している時か、ラノベやマンガを見ている時が1番楽しい。
冬休み中も篠原とどうすれば異世界転生出来るか、という馬鹿馬鹿しいにも程がある話で盛り上がっていた。
「なあ篠原、どうすれば異世界転生出来ると思う?」
その俺の言葉で篠原との転生についての考察が始まった
「うーん、まず共通しているのは『死ぬ』って事だよな」
「そうなんだよな。現実でしたくても簡単に検証できないからな」
「まああくまでフィクションだからな。それを信じて死ぬなんて馬鹿にも程がある」
「でも馬鹿馬鹿しいと分かってても、やっぱり転生してみたいよな」
そんなことをずっと話していた。
死ぬ以外の方法を考えてみよう、と篠原が言い出した時には夜中まで話し合ったものだ。
「あ……あああああ!!」
篠原が声を上げた。
「どうした!?新しい方法が浮かんだのか?」
「いや……明日から学校だ…」
「あ…」
その言葉に俺は一気に現実に引き戻された。
ずっと楽しく話し合っていたのに、学校の話が出て来てしまった。それも明日からという事実が。少なくとも『明日から学校』と聞いて、心地良い人は少ないだろう。
俺達はとてつもない絶望感とともにその日は解散した。
そして学校当日、俺は目が覚めて体を起こした。
(部屋がやけに明るいな…カーテンを開けて寝たのか?まあいいや、学校か…面倒くさいな)
大きく背伸びをし布団をたたもうとした……のだがその布団が見当たらない。
というか敷布団もないし、天井も壁もない。
「へ…?外…?」
青空が広がっている草原に、奏亮は座っていた。
目の前にはまるでマンガの世界と形容するのが最も適しているであろう光景が広がっていた。
(俺はさっきまで何をしていた?今日から学校のはずなんだけどな…)
それは冬休み明け初日の事だった。
俺、綻 奏亮(ほころび そうすけ)は冬休み中相変わらず異世界転生モノを中心として、マンガ、ラノベの鑑賞会を家で友人の篠原としていた。
俺の友人 篠原は高一の夏、俺が学校でとあるラノベを見ていたら話しかけて来た。
話してみるとどうやら同じラノベを読んでいて、ドハマリしていたらしい。
篠原は俺の1番の友達と言っても過言ではない程仲がいい自信がある。俺は篠原と話している時か、ラノベやマンガを見ている時が1番楽しい。
冬休み中も篠原とどうすれば異世界転生出来るか、という馬鹿馬鹿しいにも程がある話で盛り上がっていた。
「なあ篠原、どうすれば異世界転生出来ると思う?」
その俺の言葉で篠原との転生についての考察が始まった
「うーん、まず共通しているのは『死ぬ』って事だよな」
「そうなんだよな。現実でしたくても簡単に検証できないからな」
「まああくまでフィクションだからな。それを信じて死ぬなんて馬鹿にも程がある」
「でも馬鹿馬鹿しいと分かってても、やっぱり転生してみたいよな」
そんなことをずっと話していた。
死ぬ以外の方法を考えてみよう、と篠原が言い出した時には夜中まで話し合ったものだ。
「あ……あああああ!!」
篠原が声を上げた。
「どうした!?新しい方法が浮かんだのか?」
「いや……明日から学校だ…」
「あ…」
その言葉に俺は一気に現実に引き戻された。
ずっと楽しく話し合っていたのに、学校の話が出て来てしまった。それも明日からという事実が。少なくとも『明日から学校』と聞いて、心地良い人は少ないだろう。
俺達はとてつもない絶望感とともにその日は解散した。
そして学校当日、俺は目が覚めて体を起こした。
(部屋がやけに明るいな…カーテンを開けて寝たのか?まあいいや、学校か…面倒くさいな)
大きく背伸びをし布団をたたもうとした……のだがその布団が見当たらない。
というか敷布団もないし、天井も壁もない。
「へ…?外…?」
青空が広がっている草原に、奏亮は座っていた。
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