6 / 51
1-1 賢者と薬剤師
5 薬剤師と弓使いの戦闘
しおりを挟む
「しかし毎度毎度思うっすけど、凄いっすよねレインさんの薬。あんなに小さいの一錠飲んだだけで、明確に強くなったって感じられますもん」
周囲を警戒しつつ薬宝の森を歩きながら、アヤがそんな事を言ってくれる。
「ありがと。でも俺の薬っていうか先人が積み上げてきた薬学が凄いって感じだな。勿論試行錯誤してアレンジは加えてあるけども微々たる物だ。特別凄いって訳じゃねえ」
何年か前に医大が閉鎖され、最終的に医療系の国家資格そのものが廃止になってしまった現代だ。
その手の教育機関で学べない世代の自分が持っている知識の殆どは医者だった両親から託されたものでしかない。
やれるだけの事はやっているつもりだが。
学べることは学んでいるつもりだが。
それでもきっと絶望的に土台となる知識が足りていない。
だから他の薬剤師と組んで何かをする事が無いから分からないけれど、きっとしっかり学んでかつて資格を持っていたような人達は、より凄い薬を調合できるのだと思う。
その人達も殆どが賢者の存在に淘汰されてしまっている訳だけれど。
「でも私は他の薬剤師の人とも賢者の人とも組んだ事無いっすからね。私にとってはレインさんすげーって感じっすよ」
「……ありがと」
言いながら、自己肯定感が高まっていくような気分になる。
薬剤師をしていて褒められる事などそう無いから。
賢者の代わりとしてしか扱われない自分達に、そんな言葉を掛けてくれる事なんてそうないから。
だからいつも好意的な反応を示してくれるアヤには誇張無しで救われている。
本当にあの連中の輪から抜けてこちら側に来てくれた事が嬉しくて仕方が無い。
それと共に思う。
もしも自分の代わりにジーン達のパーティに入ったらしいあの時の一級賢者が強化魔術を披露したら……その評価はなびいてしまうのだろうか?
彼女にとって自分の学んできた薬学は、大した事のない物という評価に落ち着いてしまうのだろうか?
(……駄目だ。余計な事は考えるな)
マイナス的な思考が心身にいい影響を与える事はきっと無い。
そしてそれはそのまま今の状況を打破できるか否かにも関わって来る。
(……集中しろ)
目的地はまだもう少し先だ。気は抜けない。
薬の効果で引き上げられた視力と聴力で、危険を少しでも早く感知できるように集中する。
そして前方から微かに物音が聞こえたその時だった。
「レインさん来るっす!」
レインよりも早く接近する何かに反応したアヤは弓を引き、飛び出してきた何かを撃ち抜く。
そうして視界に入った矢が突き刺さった小柄な獣はライトニングラビット。
名前の由来は額の角が夜間に発行するからという点にあるが、そんな事はどうでも良い。
矢が刺さっても動きは止まっていない。
想定通りこの森に生息する魔物は簡単には倒せない。
次の瞬間には地を蹴り一気にアヤの方に突っ込んできた。
その正面にレインは躍り出て、呼吸を整える。
薬剤師は後方支援だ。
その場その場で必要となる薬を調合し処方する、戦いの場に赴いてるだけの非戦闘員に近い。
それでも自分の身に降りかかる火の粉を払う位の経験は重ねてきた。
その経験を搔き集めて拙くても良い。
真似事でも良い。
前衛の役割を熟せ。
(当たれ……ッ!)
タイミングを合わせ体を捻り、ライトニングラビットの胴体に薙ぎ払うような蹴りを叩きこんで蹴り飛ばし、左方の樹木に衝突させる。
「アヤ!」
「はいっす!」
そしてすかさずアヤが矢で打ち抜き深手を負わせたところでそれに合わせてレインも接近。
腰からナイフを抜いて全力でライトニングラビットに突き刺し絶命させる。
「……な、なんとかなったな」
息を荒くしてそう呟く。
恐らく最初の矢で動きが鈍っていた。
その上で凄まじい勢いの突進だ。
アヤの盾として前に躍り出た以上躱す訳にもいかず、受け止められる訳もなく、半ば苦し紛れに放った蹴りだった。
それがうまく行ってなければ今頃大怪我を負っていただろう。
「やったっすね」
「おう、何とかなったわ」
息を整えながら軽くハイタッチ。
「前々から思ってたっすけど、案外悪くないっすよレインさんの動き」
「アヤもマジでナイスだ。良くあんなに早く気付けたな」
「レインさんの薬のおかげっす。ところでレインさん」
「ん? どうした?」
「なんかライトニングラビットの角って薬の素材になるって聞いた事が有るんすけど、取って行ったりしないんすか?」
「確かに素材になるけど……良く知ってたな」
そこまで有名でも無いし、有名どころでも薬の知識なんて知らない人間が大半な筈だが。
「あー何かの時に聞いただけっすよ。それで、別に良いんすか?」
「確かに取っておくのに越した事はねえかもしれねえけど、その角固すぎて取るのに凄い時間が掛かるらしいんだよ。そんな時間俺達にはねえだろ」
「あ、なるほど」
「今日持って帰るのはベニセイリュウタケだけだ。それ以外は多少高値で取引されるような物が目に入っても…………取らない」
「ちょっと迷ったっすね」
「前に話したと思うけど、診療所の家賃は俺の冒険者の報酬で払ってたから……懐事情がな」
自分で使うにしても経費は抑えられるし、業者に卸すなら副収入になる。
今日の諸々の経費の事も考えるとシンプルにお金は欲しい。
超欲しい。
「あの、ご飯の話っすけど、別に無理しなくて良いっすからね。なんなら私作るっすよ?」
「なんで持て成す側になってんだよお前が……飯は行こう、落ち着いたら」
こんな状態だから奮発するといってもあまり高い所には行けないけども。
普通にアヤとご飯には行きたいから、是が非でも行こうとは思う。
今回の件が無事に終わったらだが。
周囲を警戒しつつ薬宝の森を歩きながら、アヤがそんな事を言ってくれる。
「ありがと。でも俺の薬っていうか先人が積み上げてきた薬学が凄いって感じだな。勿論試行錯誤してアレンジは加えてあるけども微々たる物だ。特別凄いって訳じゃねえ」
何年か前に医大が閉鎖され、最終的に医療系の国家資格そのものが廃止になってしまった現代だ。
その手の教育機関で学べない世代の自分が持っている知識の殆どは医者だった両親から託されたものでしかない。
やれるだけの事はやっているつもりだが。
学べることは学んでいるつもりだが。
それでもきっと絶望的に土台となる知識が足りていない。
だから他の薬剤師と組んで何かをする事が無いから分からないけれど、きっとしっかり学んでかつて資格を持っていたような人達は、より凄い薬を調合できるのだと思う。
その人達も殆どが賢者の存在に淘汰されてしまっている訳だけれど。
「でも私は他の薬剤師の人とも賢者の人とも組んだ事無いっすからね。私にとってはレインさんすげーって感じっすよ」
「……ありがと」
言いながら、自己肯定感が高まっていくような気分になる。
薬剤師をしていて褒められる事などそう無いから。
賢者の代わりとしてしか扱われない自分達に、そんな言葉を掛けてくれる事なんてそうないから。
だからいつも好意的な反応を示してくれるアヤには誇張無しで救われている。
本当にあの連中の輪から抜けてこちら側に来てくれた事が嬉しくて仕方が無い。
それと共に思う。
もしも自分の代わりにジーン達のパーティに入ったらしいあの時の一級賢者が強化魔術を披露したら……その評価はなびいてしまうのだろうか?
彼女にとって自分の学んできた薬学は、大した事のない物という評価に落ち着いてしまうのだろうか?
(……駄目だ。余計な事は考えるな)
マイナス的な思考が心身にいい影響を与える事はきっと無い。
そしてそれはそのまま今の状況を打破できるか否かにも関わって来る。
(……集中しろ)
目的地はまだもう少し先だ。気は抜けない。
薬の効果で引き上げられた視力と聴力で、危険を少しでも早く感知できるように集中する。
そして前方から微かに物音が聞こえたその時だった。
「レインさん来るっす!」
レインよりも早く接近する何かに反応したアヤは弓を引き、飛び出してきた何かを撃ち抜く。
そうして視界に入った矢が突き刺さった小柄な獣はライトニングラビット。
名前の由来は額の角が夜間に発行するからという点にあるが、そんな事はどうでも良い。
矢が刺さっても動きは止まっていない。
想定通りこの森に生息する魔物は簡単には倒せない。
次の瞬間には地を蹴り一気にアヤの方に突っ込んできた。
その正面にレインは躍り出て、呼吸を整える。
薬剤師は後方支援だ。
その場その場で必要となる薬を調合し処方する、戦いの場に赴いてるだけの非戦闘員に近い。
それでも自分の身に降りかかる火の粉を払う位の経験は重ねてきた。
その経験を搔き集めて拙くても良い。
真似事でも良い。
前衛の役割を熟せ。
(当たれ……ッ!)
タイミングを合わせ体を捻り、ライトニングラビットの胴体に薙ぎ払うような蹴りを叩きこんで蹴り飛ばし、左方の樹木に衝突させる。
「アヤ!」
「はいっす!」
そしてすかさずアヤが矢で打ち抜き深手を負わせたところでそれに合わせてレインも接近。
腰からナイフを抜いて全力でライトニングラビットに突き刺し絶命させる。
「……な、なんとかなったな」
息を荒くしてそう呟く。
恐らく最初の矢で動きが鈍っていた。
その上で凄まじい勢いの突進だ。
アヤの盾として前に躍り出た以上躱す訳にもいかず、受け止められる訳もなく、半ば苦し紛れに放った蹴りだった。
それがうまく行ってなければ今頃大怪我を負っていただろう。
「やったっすね」
「おう、何とかなったわ」
息を整えながら軽くハイタッチ。
「前々から思ってたっすけど、案外悪くないっすよレインさんの動き」
「アヤもマジでナイスだ。良くあんなに早く気付けたな」
「レインさんの薬のおかげっす。ところでレインさん」
「ん? どうした?」
「なんかライトニングラビットの角って薬の素材になるって聞いた事が有るんすけど、取って行ったりしないんすか?」
「確かに素材になるけど……良く知ってたな」
そこまで有名でも無いし、有名どころでも薬の知識なんて知らない人間が大半な筈だが。
「あー何かの時に聞いただけっすよ。それで、別に良いんすか?」
「確かに取っておくのに越した事はねえかもしれねえけど、その角固すぎて取るのに凄い時間が掛かるらしいんだよ。そんな時間俺達にはねえだろ」
「あ、なるほど」
「今日持って帰るのはベニセイリュウタケだけだ。それ以外は多少高値で取引されるような物が目に入っても…………取らない」
「ちょっと迷ったっすね」
「前に話したと思うけど、診療所の家賃は俺の冒険者の報酬で払ってたから……懐事情がな」
自分で使うにしても経費は抑えられるし、業者に卸すなら副収入になる。
今日の諸々の経費の事も考えるとシンプルにお金は欲しい。
超欲しい。
「あの、ご飯の話っすけど、別に無理しなくて良いっすからね。なんなら私作るっすよ?」
「なんで持て成す側になってんだよお前が……飯は行こう、落ち着いたら」
こんな状態だから奮発するといってもあまり高い所には行けないけども。
普通にアヤとご飯には行きたいから、是が非でも行こうとは思う。
今回の件が無事に終わったらだが。
113
あなたにおすすめの小説
帝国の王子は無能だからと追放されたので僕はチートスキル【建築】で勝手に最強の国を作る!
雪奈 水無月
ファンタジー
帝国の第二王子として生まれたノルは15才を迎えた時、この世界では必ず『ギフト授与式』を教会で受けなくてはいけない。
ギフトは神からの祝福で様々な能力を与えてくれる。
観衆や皇帝の父、母、兄が見守る中…
ノルは祝福を受けるのだが…手にしたのはハズレと言われているギフト…【建築】だった。
それを見た皇帝は激怒してノルを国外追放処分してしまう。
帝国から南西の最果ての森林地帯をノルは仲間と共に開拓していく…
さぁ〜て今日も一日、街作りの始まりだ!!
防御力を下げる魔法しか使えなかった俺は勇者パーティから追放されたけど俺の魔法に強制脱衣の追加効果が発現したので世界中で畏怖の対象になりました
かにくくり
ファンタジー
魔法使いクサナギは国王の命により勇者パーティの一員として魔獣討伐の任務を続けていた。
しかし相手の防御力を下げる魔法しか使う事ができないクサナギは仲間達からお荷物扱いをされてパーティから追放されてしまう。
しかし勇者達は今までクサナギの魔法で魔物の防御力が下がっていたおかげで楽に戦えていたという事実に全く気付いていなかった。
勇者パーティが没落していく中、クサナギは追放された地で彼の本当の力を知る新たな仲間を加えて一大勢力を築いていく。
そして防御力を下げるだけだったクサナギの魔法はいつしか次のステップに進化していた。
相手の身に着けている物を強制的に剥ぎ取るという究極の魔法を習得したクサナギの前に立ち向かえる者は誰ひとりいなかった。
※小説家になろうにも掲載しています。
追放された回復術師は、なんでも『回復』できて万能でした
新緑あらた
ファンタジー
死闘の末、強敵の討伐クエストを達成した回復術師ヨシュアを待っていたのは、称賛の言葉ではなく、解雇通告だった。
「ヨシュア……てめえはクビだ」
ポーションを湯水のように使える最高位冒険者になった彼らは、今まで散々ポーションの代用品としてヨシュアを利用してきたのに、回復術師は不要だと考えて切り捨てることにしたのだ。
「ポーションの下位互換」とまで罵られて気落ちしていたヨシュアだったが、ブラックな労働をしいるあのパーティーから解放されて喜んでいる自分に気づく。
危機から救った辺境の地方領主の娘との出会いをきっかけに、彼の世界はどんどん広がっていく……。
一方、Sランク冒険者パーティーはクエストの未達成でどんどんランクを落としていく。
彼らは知らなかったのだ、ヨシュアが彼らの傷だけでなく、状態異常や武器の破損など、なんでも『回復』していたことを……。
迷宮に捨てられた俺、魔導ガチャを駆使して世界最強の大賢者へと至る〜
サイダーボウイ
ファンタジー
アスター王国ハワード伯爵家の次男ルイス・ハワードは、10歳の【魔力固定の儀】において魔法適性ゼロを言い渡され、実家を追放されてしまう。
父親の命令により、生還率が恐ろしく低い迷宮へと廃棄されたルイスは、そこで魔獣に襲われて絶体絶命のピンチに陥る。
そんなルイスの危機を救ってくれたのが、400年の時を生きる魔女エメラルドであった。
彼女が操るのは、ルイスがこれまでに目にしたことのない未発見の魔法。
その煌めく魔法の数々を目撃したルイスは、深い感動を覚える。
「今の自分が悔しいなら、生まれ変わるしかないよ」
そう告げるエメラルドのもとで、ルイスは努力によって人生を劇的に変化させていくことになる。
これは、未発見魔法の列挙に挑んだ少年が、仲間たちとの出会いを通じて成長し、やがて世界の命運を動かす最強の大賢者へと至る物語である。
追放されたお荷物記録係、地味スキル《記録》を極めて最強へ――気づけば勇者より強くなってました
KABU.
ファンタジー
「記録係なんてお荷物はいらない」
勇者パーティを支えてきた青年・ライトは、ダンジョンの最深部に置き去りにされる。
彼のスキル《記録》は、一度通った道を覚えるだけの地味スキル。
戦闘では役立たず、勇者たちからは“足手まとい”扱いだった。
だが死の淵で、スキルは進化する。
《超記録》――受けた魔法や技を記録し、自分も使える力。
そして努力の果てに得たスキル《成長》《進化》が、
《記録》を究極の力《アカシックレコード》へと昇華させる。
仲間を守り、街を救い、ドラゴンと共に飛翔する。
努力の記録が奇跡を生み、やがて――
勇者も、魔王も凌駕する“最強”へ。
神眼の鑑定師~女勇者に追放されてからの成り上がり~大地の精霊に気に入られてアイテム作りで無双します
すもも太郎
ファンタジー
伝説級勇者パーティーを首になったニースは、ギルドからも放逐されて傷心の旅に出る。
その途中で大地の精霊と運命の邂逅を果たし、精霊に認められて加護を得る。
出会った友人たちと共に成り上がり、いつの日にか国家の運命を変えるほどの傑物となって行く。
そんなニースの大活躍を知った元のパーティーが追いかけてくるが、彼らはみじめに落ちぶれて行きあっという間に立場が逆転してしまう。
大精霊の力を得た鑑定師の神眼で、透視してモンスター軍団や敵国を翻弄したり、創り出した究極のアイテムで一般兵が超人化したりします。
今にも踏み潰されそうな弱小国が超大国に打ち勝っていくサクセスストーリーです。
※ハッピーエンドです
ラストアタック!〜御者のオッサン、棚ぼたで最強になる〜
KeyBow
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞奨励賞受賞
ディノッゾ、36歳。職業、馬車の御者。
諸国を旅するのを生き甲斐としながらも、その実態は、酒と女が好きで、いつかは楽して暮らしたいと願う、どこにでもいる平凡なオッサンだ。
そんな男が、ある日、傲慢なSランクパーティーが挑むドラゴンの討伐に、くじ引きによって理不尽な捨て駒として巻き込まれる。
捨て駒として先行させられたディノッゾの馬車。竜との遭遇地点として聞かされていた場所より、遥か手前でそれは起こった。天を覆う巨大な影―――ドラゴンの襲撃。馬車は木っ端微塵に砕け散り、ディノッゾは、同乗していたメイドの少女リリアと共に、死の淵へと叩き落された―――はずだった。
腕には、守るべきメイドの少女。
眼下には、Sランクパーティーさえも圧倒する、伝説のドラゴン。
―――それは、ただの不運な落下のはずだった。
崩れ落ちる崖から転落する際、杖代わりにしていただけの槍が、本当に、ただ偶然にも、ドラゴンのたった一つの弱点である『逆鱗』を貫いた。
その、あまりにも幸運な事故こそが、竜の命を絶つ『最後の一撃(ラストアタック)』となったことを、彼はまだ知らない。
死の淵から生還した彼が手に入れたのは、神の如き規格外の力と、彼を「師」と慕う、新たな仲間たちだった。
だが、その力の代償は、あまりにも大きい。
彼が何よりも愛していた“酒と女と気楽な旅”――
つまり平和で自堕落な生活そのものだった。
これは、英雄になるつもりのなかった「ただのオッサン」が、
守るべき者たちのため、そして亡き友との誓いのために、
いつしか、世界を救う伝説へと祭り上げられていく物語。
―――その勘違いと優しさが、やがて世界を揺るがす。
追放された俺のスキル【整理整頓】が覚醒!もふもふフェンリルと訳あり令嬢と辺境で最強ギルドはじめます
黒崎隼人
ファンタジー
「お前の【整理整頓】なんてゴミスキル、もういらない」――勇者パーティーの雑用係だったカイは、ダンジョンの最深部で無一文で追放された。死を覚悟したその時、彼のスキルは真の能力に覚醒する。鑑定、無限収納、状態異常回復、スキル強化……森羅万象を“整理”するその力は、まさに規格外の万能チートだった! 呪われたもふもふ聖獣と、没落寸前の騎士令嬢。心優しき仲間と出会ったカイは、辺境の街で小さなギルド『クローゼット』を立ち上げる。一方、カイという“本当の勇者”を失ったパーティーは崩壊寸前に。これは、地味なスキル一つで世界を“整理整頓”していく、一人の青年の爽快成り上がり英雄譚!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる