161 / 431
五章 絶界の楽園
ex 無冠の英雄 Ⅴ
しおりを挟む
茜はあまり思いだしたくない様な事を思いだしている様な表情で言葉を続ける。
「……そういう事をやり初めのたばかりの頃はさ、うまく行ってたんだ。誠一君が攻撃を捌いて時間を稼ぎ、私が術式を組み上げる。二人いれば対処できた。辛うじてだけどうまく行ってた。それでも綱渡りみたいだったけど、それでもどうにかなってたんだ」
だけど、と茜は言う。
「……運なんてのはそういい方ばかりに転ぶわけじゃない。ある程度集束しちゃう。ずっとうまく行く展開が続いていれば、いずれはどうにもならない時が来る。攻撃を捌いて時間稼ぎなんてのが通用する弱い精霊じゃなくて、普通に戦っても勝てるかどうか分からない様な精霊が出てくれば。一体二の状況である事を徹底しなくちゃいけないのにそれを覆されれば。そうなったらもう何もうまく行かない。何もする前からうまく行かない事が分かっちゃう」
そこまで聞いて。今までの話を聞いていて。そういう前置きから土御門誠一が精霊を殺したという結果を知っていれば、もう事の真相は見えてくる。
そういう不可能に近いような状況で、無謀とも言える様な選択肢が目の前にあったとして。茜の様な人間はどういう行動を取るのだろうか。
瀬戸栄治はどういう行動を取ってきただろうか。
そしてそれを止めたい人間が居たとすればどういう行動を取るだろうか。
自分は一体どんな行動を取ってきただろうか。
つまりは、そういう事だ。
「……それでも、動いたんですか?」
「……良く分かったね」
少し驚いた表情をみせた後、図星だよと茜は苦笑する。
「多発天災の話は聞いたよね?」
「はい。本当の事も、そうじゃない事も。話だけは聞いてます」
「あの時ね、私達のいた九州は壊滅的な被害を受ける程に暴走する精霊が溢れてたんだ。とてもじゃないけどそういう無茶ができる状況じゃなかった。普通に戦って殲滅する事ですらままならなかったのに……それを理解していたのに……私は動いた。私を止める誠一君の手を振り切って動いたんだ」
そしてそんな状況で動けば茜の身にどういう事が起こるかは容易だ。
一人でずっと無理をしてきて、何度も死ぬような思いをした。その状況を遥かに上回る様な状況に身を晒す。
多分それは言い方は悪いが投身自殺の様な物だと思う。自分から死にに行っている様な物だ。
「そして予想通りどうにもならなかった。気が付けば地面に寝ていて、意識が朦朧としてて……そんな自業自得な私を助ける為に、誠一君は精霊を殺した。意識が朦朧としていたから目が覚めた時はそんな事は無かったんじゃないかって現実逃避をしてみたりしたけど……でも人の話を聞いて。誠一君の様子を見て。その時に何が起きていたかを嫌程実感して……そうさせてしまった後の事も考えた。間違いなく私は取り返しの付かない位に誠一君傷付けている」
「……」
否定はしない。そんな軽々しい事はできない。
それで傷付かない様な人間なのだとすれば、多分初めから土御門誠一は精霊を倒すための立場に立てていた筈だ。その場所に立てなかった人間が……自分なりに解決策を見出し始めていた人間が、殺めたと認識できる相手を殺めれば。それはきっと傷付く事に違い無いのだから。
話のさわりだけを聞いただけでそう思えるのだから、実際に刻まれた傷の深さは計り知れない。
だから言えることは無い。何かを言いたくとも気休めしか出てこない。
正しいと思った事を実行した末に大きな間違いを犯した。守ろうとしたものを沢山失った。
そんなエイジに。ずっと近くにいて誰よりも良く知っていると言っても過言ではないと言えるかもしれない相手にすら掛ける言葉がみつからない自分では、その領域に足を踏み入れる事はできないだろう。
似たような思考回路で動いて誰かを傷つけたことに憂いている、そんな彼女に掛けられる言葉は見つかる筈がない。
そしてつい黙り込んでしまったエルに茜は言う。
「……なんかごめんね。気が付けば面倒くさい自分語りしてるみたくなっちゃってた。誠一君の話してたつもりなのに、これじゃあ私の話みたいだ」
「あ、いえ。そもそもこういう流れ作っちゃったの私ですし」
ややそういう流れであったとはいえ、自分が何かしたのかと聞いたのが話の始まりだ。
「寧ろそんな辛い話を蒸しかえしちゃって……こっちこそすみません」
「エルちゃんが謝る必要はないよ。多分どこかで話してただろうし、それに私はどちらかといえば話を聞いてもらってる様な感じだったから。あんまりこういう話ができる時も相手もいないから……色々と聞いてもらいたかったのかもしれない。だとすれば私はエルちゃんに助けられてるよ」
「……まあそういう事ならいいですけど」
話を聞くことによって気が楽にでもなってくれたならそれは良い事だとは思う。
「それにしてもさっきはよく分かったね。茜ちゃん検定二級を授けよう……なんて冗談は置いといて、本当によく分かったね」
「なんとなく……エイジさんと似てましたから」
「……そっか。まあ確かに近いのかもね。話を聞く限り瀬戸君の方が大変だと思うけど……多分根っこの所は結構近いんだって私も思う。さっき少し話を聞いたけど、なんか昔の自分の話を聞かされてるみたいだった」
(……昔)
そういう茜の口調は、先程語っていた話が。そういう行動をしていた自分が過去の物だという風に聞こえた。
思い返してみれば荒川が茜の事を呼ぶように誠一に行った時、彼は呼び戻せという言葉を使っていた。
それはつまり此処には暫くいなかったという事だろう。こういう事から離れていたという事だろう。
「なんというか誠一君はこういう面倒な人と縁があるんだろうなぁ……あ、ごめん、別に瀬戸君の事を悪く言ってる訳じゃないからね。その、なんか、えーっと……ごめんね」
「いいんですよ。別に悪意なんてのは感じませんから」
それより、とエルは茜に尋ねる。
「昔って事は……茜さん、今はそういう事、やってないんですか?」
「……うん、まあそうだね」
茜は少し言いにくそうにそう答える。
「まあ実は半年前までずっと昏睡状態だったから……ってのは理由にならないか。うん、もう半年もたったしリハビリも終わったし、ちゃんと動けてるから。そんなのはもう理由にならないな」
そして茜は言葉を選ぶように一拍空けてから言う。
「結局の所ね……折れちゃったんだ」
「折れた?」
「私がやったことが結果的に誠一君を傷付けた。自分が傷付くのはいくらでも良かったけど、それが原因で取り返しが付かないほどの傷を付けたって考えたら……もうね、そんな無茶な事ができなくなった。できなくなってくれたって言ったほうがいいのかもしれないね。自分のやって居る事が正しいんだって、どうしても思えなくなっちゃったんだ。でもやっぱり精霊と戦えるようになったかっていうとそうじゃなくて、最終的に何もできなくなっちゃってた」
そしてその状態でこの組織からも離れていた。呼び戻せとはそういう事だったのだろう。
「そんな訳で実質的に力を持ったただの一般人だよ私は。本当に何もできないもん」
自虐する様に茜はそう言った後、一拍空けてから少しだけ顔を緩めて言葉を続ける。
「でもまあ、普通の一般人って言える位で踏みとどまれたってのは、冷静に考えると結構まともな着地点だったのかもしれないね。相当苦しくて辛かったのは覚えてるから。特にそういう病院に通院とかせずにいられるなんて結果は、多分当たり前の様には起きないよ」
確かにだ。
結果的に元の様な無茶はできなったという位の結果で終われているのは確かにそうある事ではないだろう。
そういう無茶な行動をさせてきた何かがへし折られる程のダメージを茜は負ったのだ。そこから僅か半年足らずしか経過していなければ、普通であればただの一般人と呼べる程には回復しないように思える。
「……凄いですね」
「私は凄くないよ。今こうしていられるのは誠一君のおかげだから。まあ誠一君が凄かったかって聞かれたら多分凄くはなかったんだろうけど、それでも誠一君のおかげだって事は確かに思える」
そしてそんな事を言ったうえで、立ち直った人間はエルに問う。
「エルちゃんはどうするの?」
「え?」
「瀬戸君の事だよ。直接見てきたわけじゃない私でも、瀬戸君が精神的に辛い思いをするだろうなってのは分かるんだ。私の時と同じなら相当酷いし、私以上ならもう考えられないほど苦しいんだと思う。それを一人で立ち直れってのは無理があると思うし、つまり誰かの助けが必要だと思うんだ。多分それをできるのは向こうでずっと瀬戸君を見てきたエルちゃんだけだと思う」
そうして出された問いの答えをずっと探していた。
「エルちゃんは瀬戸君をどうするつもりなの?」
一体どうすればいいのか。
それはこちらが聞きたいくらいだった。
「……そういう事をやり初めのたばかりの頃はさ、うまく行ってたんだ。誠一君が攻撃を捌いて時間を稼ぎ、私が術式を組み上げる。二人いれば対処できた。辛うじてだけどうまく行ってた。それでも綱渡りみたいだったけど、それでもどうにかなってたんだ」
だけど、と茜は言う。
「……運なんてのはそういい方ばかりに転ぶわけじゃない。ある程度集束しちゃう。ずっとうまく行く展開が続いていれば、いずれはどうにもならない時が来る。攻撃を捌いて時間稼ぎなんてのが通用する弱い精霊じゃなくて、普通に戦っても勝てるかどうか分からない様な精霊が出てくれば。一体二の状況である事を徹底しなくちゃいけないのにそれを覆されれば。そうなったらもう何もうまく行かない。何もする前からうまく行かない事が分かっちゃう」
そこまで聞いて。今までの話を聞いていて。そういう前置きから土御門誠一が精霊を殺したという結果を知っていれば、もう事の真相は見えてくる。
そういう不可能に近いような状況で、無謀とも言える様な選択肢が目の前にあったとして。茜の様な人間はどういう行動を取るのだろうか。
瀬戸栄治はどういう行動を取ってきただろうか。
そしてそれを止めたい人間が居たとすればどういう行動を取るだろうか。
自分は一体どんな行動を取ってきただろうか。
つまりは、そういう事だ。
「……それでも、動いたんですか?」
「……良く分かったね」
少し驚いた表情をみせた後、図星だよと茜は苦笑する。
「多発天災の話は聞いたよね?」
「はい。本当の事も、そうじゃない事も。話だけは聞いてます」
「あの時ね、私達のいた九州は壊滅的な被害を受ける程に暴走する精霊が溢れてたんだ。とてもじゃないけどそういう無茶ができる状況じゃなかった。普通に戦って殲滅する事ですらままならなかったのに……それを理解していたのに……私は動いた。私を止める誠一君の手を振り切って動いたんだ」
そしてそんな状況で動けば茜の身にどういう事が起こるかは容易だ。
一人でずっと無理をしてきて、何度も死ぬような思いをした。その状況を遥かに上回る様な状況に身を晒す。
多分それは言い方は悪いが投身自殺の様な物だと思う。自分から死にに行っている様な物だ。
「そして予想通りどうにもならなかった。気が付けば地面に寝ていて、意識が朦朧としてて……そんな自業自得な私を助ける為に、誠一君は精霊を殺した。意識が朦朧としていたから目が覚めた時はそんな事は無かったんじゃないかって現実逃避をしてみたりしたけど……でも人の話を聞いて。誠一君の様子を見て。その時に何が起きていたかを嫌程実感して……そうさせてしまった後の事も考えた。間違いなく私は取り返しの付かない位に誠一君傷付けている」
「……」
否定はしない。そんな軽々しい事はできない。
それで傷付かない様な人間なのだとすれば、多分初めから土御門誠一は精霊を倒すための立場に立てていた筈だ。その場所に立てなかった人間が……自分なりに解決策を見出し始めていた人間が、殺めたと認識できる相手を殺めれば。それはきっと傷付く事に違い無いのだから。
話のさわりだけを聞いただけでそう思えるのだから、実際に刻まれた傷の深さは計り知れない。
だから言えることは無い。何かを言いたくとも気休めしか出てこない。
正しいと思った事を実行した末に大きな間違いを犯した。守ろうとしたものを沢山失った。
そんなエイジに。ずっと近くにいて誰よりも良く知っていると言っても過言ではないと言えるかもしれない相手にすら掛ける言葉がみつからない自分では、その領域に足を踏み入れる事はできないだろう。
似たような思考回路で動いて誰かを傷つけたことに憂いている、そんな彼女に掛けられる言葉は見つかる筈がない。
そしてつい黙り込んでしまったエルに茜は言う。
「……なんかごめんね。気が付けば面倒くさい自分語りしてるみたくなっちゃってた。誠一君の話してたつもりなのに、これじゃあ私の話みたいだ」
「あ、いえ。そもそもこういう流れ作っちゃったの私ですし」
ややそういう流れであったとはいえ、自分が何かしたのかと聞いたのが話の始まりだ。
「寧ろそんな辛い話を蒸しかえしちゃって……こっちこそすみません」
「エルちゃんが謝る必要はないよ。多分どこかで話してただろうし、それに私はどちらかといえば話を聞いてもらってる様な感じだったから。あんまりこういう話ができる時も相手もいないから……色々と聞いてもらいたかったのかもしれない。だとすれば私はエルちゃんに助けられてるよ」
「……まあそういう事ならいいですけど」
話を聞くことによって気が楽にでもなってくれたならそれは良い事だとは思う。
「それにしてもさっきはよく分かったね。茜ちゃん検定二級を授けよう……なんて冗談は置いといて、本当によく分かったね」
「なんとなく……エイジさんと似てましたから」
「……そっか。まあ確かに近いのかもね。話を聞く限り瀬戸君の方が大変だと思うけど……多分根っこの所は結構近いんだって私も思う。さっき少し話を聞いたけど、なんか昔の自分の話を聞かされてるみたいだった」
(……昔)
そういう茜の口調は、先程語っていた話が。そういう行動をしていた自分が過去の物だという風に聞こえた。
思い返してみれば荒川が茜の事を呼ぶように誠一に行った時、彼は呼び戻せという言葉を使っていた。
それはつまり此処には暫くいなかったという事だろう。こういう事から離れていたという事だろう。
「なんというか誠一君はこういう面倒な人と縁があるんだろうなぁ……あ、ごめん、別に瀬戸君の事を悪く言ってる訳じゃないからね。その、なんか、えーっと……ごめんね」
「いいんですよ。別に悪意なんてのは感じませんから」
それより、とエルは茜に尋ねる。
「昔って事は……茜さん、今はそういう事、やってないんですか?」
「……うん、まあそうだね」
茜は少し言いにくそうにそう答える。
「まあ実は半年前までずっと昏睡状態だったから……ってのは理由にならないか。うん、もう半年もたったしリハビリも終わったし、ちゃんと動けてるから。そんなのはもう理由にならないな」
そして茜は言葉を選ぶように一拍空けてから言う。
「結局の所ね……折れちゃったんだ」
「折れた?」
「私がやったことが結果的に誠一君を傷付けた。自分が傷付くのはいくらでも良かったけど、それが原因で取り返しが付かないほどの傷を付けたって考えたら……もうね、そんな無茶な事ができなくなった。できなくなってくれたって言ったほうがいいのかもしれないね。自分のやって居る事が正しいんだって、どうしても思えなくなっちゃったんだ。でもやっぱり精霊と戦えるようになったかっていうとそうじゃなくて、最終的に何もできなくなっちゃってた」
そしてその状態でこの組織からも離れていた。呼び戻せとはそういう事だったのだろう。
「そんな訳で実質的に力を持ったただの一般人だよ私は。本当に何もできないもん」
自虐する様に茜はそう言った後、一拍空けてから少しだけ顔を緩めて言葉を続ける。
「でもまあ、普通の一般人って言える位で踏みとどまれたってのは、冷静に考えると結構まともな着地点だったのかもしれないね。相当苦しくて辛かったのは覚えてるから。特にそういう病院に通院とかせずにいられるなんて結果は、多分当たり前の様には起きないよ」
確かにだ。
結果的に元の様な無茶はできなったという位の結果で終われているのは確かにそうある事ではないだろう。
そういう無茶な行動をさせてきた何かがへし折られる程のダメージを茜は負ったのだ。そこから僅か半年足らずしか経過していなければ、普通であればただの一般人と呼べる程には回復しないように思える。
「……凄いですね」
「私は凄くないよ。今こうしていられるのは誠一君のおかげだから。まあ誠一君が凄かったかって聞かれたら多分凄くはなかったんだろうけど、それでも誠一君のおかげだって事は確かに思える」
そしてそんな事を言ったうえで、立ち直った人間はエルに問う。
「エルちゃんはどうするの?」
「え?」
「瀬戸君の事だよ。直接見てきたわけじゃない私でも、瀬戸君が精神的に辛い思いをするだろうなってのは分かるんだ。私の時と同じなら相当酷いし、私以上ならもう考えられないほど苦しいんだと思う。それを一人で立ち直れってのは無理があると思うし、つまり誰かの助けが必要だと思うんだ。多分それをできるのは向こうでずっと瀬戸君を見てきたエルちゃんだけだと思う」
そうして出された問いの答えをずっと探していた。
「エルちゃんは瀬戸君をどうするつもりなの?」
一体どうすればいいのか。
それはこちらが聞きたいくらいだった。
0
あなたにおすすめの小説
『急所』を突いてドロップ率100%。魔物から奪ったSSRスキルと最強装備で、俺だけが規格外の冒険者になる
仙道
ファンタジー
気がつくと、俺は森の中に立っていた。目の前には実体化した女神がいて、ここがステータスやスキルの存在する異世界だと告げてくる。女神は俺に特典として【鑑定】と、魔物の『ドロップ急所』が見える眼を与えて消えた。 この世界では、魔物は倒した際に稀にアイテムやスキルを落とす。俺の眼には、魔物の体に赤い光の点が見えた。そこを攻撃して倒せば、【鑑定】で表示されたレアアイテムが確実に手に入るのだ。 俺は実験のために、森でオークに襲われているエルフの少女を見つける。オークのドロップリストには『剛力の腕輪(攻撃力+500)』があった。俺はエルフを助けるというよりも、その腕輪が欲しくてオークの急所を剣で貫く。 オークは光となって消え、俺の手には強力な腕輪が残った。 腰を抜かしていたエルフの少女、リーナは俺の圧倒的な一撃と、伝説級の装備を平然と手に入れる姿を見て、俺に同行を申し出る。 俺は効率よく強くなるために、彼女を前衛の盾役として採用した。 こうして、欲しいドロップ品を狙って魔物を狩り続ける、俺の異世界冒険が始まる。
12/23 HOT男性向け1位
異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第四章フェレスト王国ドワーフ編
自力で帰還した錬金術師の爛れた日常
ちょす氏
ファンタジー
「この先は分からないな」
帰れると言っても、時間まで同じかどうかわからない。
さて。
「とりあえず──妹と家族は救わないと」
あと金持ちになって、ニート三昧だな。
こっちは地球と環境が違いすぎるし。
やりたい事が多いな。
「さ、お別れの時間だ」
これは、異世界で全てを手に入れた男の爛れた日常の物語である。
※物語に出てくる組織、人物など全てフィクションです。
※主人公の癖が若干終わっているのは師匠のせいです。
ゆっくり投稿です。
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
神は激怒した
まる
ファンタジー
おのれえええぇえぇぇぇ……人間どもめぇ。
めっちゃ面倒な事ばっかりして余計な仕事を増やしてくる人間に神様がキレました。
ふわっとした設定ですのでご了承下さいm(_ _)m
世界の設定やら背景はふわふわですので、ん?と思う部分が出てくるかもしれませんがいい感じに個人で補完していただけると幸いです。
異世界帰りの少年は現実世界で冒険者になる
家高菜
ファンタジー
ある日突然、異世界に勇者として召喚された平凡な中学生の小鳥遊優人。
召喚者は優人を含めた5人の勇者に魔王討伐を依頼してきて、優人たちは魔王討伐を引き受ける。
多くの人々の助けを借り4年の月日を経て魔王討伐を成し遂げた優人たちは、なんとか元の世界に帰還を果たした。
しかし優人が帰還した世界には元々は無かったはずのダンジョンと、ダンジョンを探索するのを生業とする冒険者という職業が存在していた。
何故かダンジョンを探索する冒険者を育成する『冒険者育成学園』に入学することになった優人は、新たな仲間と共に冒険に身を投じるのであった。
30年待たされた異世界転移
明之 想
ファンタジー
気づけば異世界にいた10歳のぼく。
「こちらの手違いかぁ。申し訳ないけど、さっさと帰ってもらわないといけないね」
こうして、ぼくの最初の異世界転移はあっけなく終わってしまった。
右も左も分からず、何かを成し遂げるわけでもなく……。
でも、2度目があると確信していたぼくは、日本でひたすら努力を続けた。
あの日見た夢の続きを信じて。
ただ、ただ、異世界での冒険を夢見て!!
くじけそうになっても努力を続け。
そうして、30年が経過。
ついに2度目の異世界冒険の機会がやってきた。
しかも、20歳も若返った姿で。
異世界と日本の2つの世界で、
20年前に戻った俺の新たな冒険が始まる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる