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三日目①
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『勇!
あんた、また女の子を妊娠させたんですって!?』
この声、またお袋か。
キリキリ耳に障って、煩いったらねぇ。
『お父さんが上手くしてくれたから良かったけれど、いい加減にしなさいよね!
お父さんが利き腕のドクターじゃなかったら、こうはいかなかったわよ!!』
何が上手くだ。
だいたい、女の方から足開いたんだ。俺だけ悪者ってのはおかしくねぇのかよ。
『勇!
お父さんの意志も継がないで自分勝手な事ばかりして!!
あんたなんか、生まなきゃよかったわよ!』
こっちだって、好きで生きてんじゃねぇよ!
じゃあ俺は俺で、好きにさせてもらうわ!!
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この時、俺の中で俺は、一度死んだんだ。
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