真実の愛のお相手に婚約者を譲ろうと頑張った結果、毎回のように戻ってくる件

さこの

文字の大きさ
20 / 55

フェリクス2

しおりを挟む
お茶会でルシアが喜ぶ様にしてくれ、好みは分かるだろう?だもんな
と言う。

普通は嫌がるだろう?
なのになぜ準備をする?午前は母である王妃のお茶会の手伝いもあるんだぞ!
案の定ルシアの好み以上の、完璧なお茶会の会場を作り上げた。
ルシアはこんなゲテモ、いや変わった趣味を持つのか…一応カラフルな菓子に手をつけるが、う、美味い、初めて食べたぞ…珈琲を飲むと好みの味だった。
酸味が甘い菓子にとても合う
リージアだもんな、私の好みを熟知しているのだろうと、納得し誉めてやった

外に行って何かを見たいと言う大雑把なルシアの誘いに、たまにはオペラ鑑賞で癒されたいと思いリージアに言うも、オペラなんてあの子には理解出来ませんよと言われ、入手困難の流行りの演劇を勧められチケットを入手させた。
そういえばどうやって入手したのか…

伯爵家の名前は私が絡んでいる以上使えないだろう…どこかにコネでもあったのか?
それとも金を掴ませた…それはリージアに限ってないか…
最後に人気の俳優にキャーキャーと騒ぐルシアには呆れた…おいおい、そんなに騒いで私の正体がバレたらどうするんだ…?
リージアと同じ家で育ったとは到底思えない
やっぱり私にはリージアなんだ…と心から思った

次はピクニックか…正直面倒だが、リージアに伝えると、何故か気合が入っていてこれで最後だ!とも言った。
遊びは最後にしろよとの事か…?
私もリージアもいい歳だから、結婚に向けての準備もある。これで最後にしてリージアと今まで以上に心を通わせる事にしよう

丘の上でリージアに見える様少しルシアと近い距離で話をする。リージアはせっせっと私の為にランチを準備している。
メイド服もよく似合う。あの格好で『ご主人様』と言われた日にはどうなるか自分自身が分からない…
準備ができたと言われ席に着くと、また見たことのないお茶やお菓子まで用意してあった。
すごいなリージアは…さすが私の婚約者だ
案の定ルシアは喜んでいた。


その日にいつものお礼と言われ、ネクタイとピンをプレゼントされた。
ルシアの趣味ではなさそうだから、私の好みを熟知しているリージアが選んだのだろう。
だからセンスがいいなと誉めておいた。
直接?言ったから伝わっただろう
リージアが懇意にしている店だしな!

プレゼントをもらった以上、来月のルシアの誕生日にはプレゼントを渡さなくてはいけない。誕生日会にはリージアのエスコートをするのだから、どのみちルシアに会う事になる


その事を伝えようとすると、なぜかリージアが切れた。そして…涙を流した
紫水晶の様な瞳から流す涙の美しさについ見惚れてしまうが、まさかリージアが本気で婚約を解消しようと思っているとは頭の片隅にも思わなかった。

嘘だろ…と言う言葉しか出てこない


リージアが出て行ってから何が悪かったのかと考えるが、次にリージアに会うときに弁明しようと思った。
リージアの事だ、明日にでも謝りに来るだろう…きっと

それから数日経ってもリージアが王宮を訪れることは無かったし学園も休んでいた

しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

真実の愛のお相手様と仲睦まじくお過ごしください

LIN
恋愛
「私には真実に愛する人がいる。私から愛されるなんて事は期待しないでほしい」冷たい声で男は言った。 伯爵家の嫡男ジェラルドと同格の伯爵家の長女マーガレットが、互いの家の共同事業のために結ばれた婚約期間を経て、晴れて行われた結婚式の夜の出来事だった。 真実の愛が尊ばれる国で、マーガレットが周囲の人を巻き込んで起こす色んな出来事。 (他サイトで載せていたものです。今はここでしか載せていません。今まで読んでくれた方で、見つけてくれた方がいましたら…ありがとうございます…) (1月14日完結です。設定変えてなかったらすみません…)

無愛想な婚約者の心の声を暴いてしまったら

雪嶺さとり
恋愛
「違うんだルーシャ!俺はルーシャのことを世界で一番愛しているんだ……っ!?」 「え?」 伯爵令嬢ルーシャの婚約者、ウィラードはいつも無愛想で無口だ。 しかしそんな彼に最近親しい令嬢がいるという。 その令嬢とウィラードは仲睦まじい様子で、ルーシャはウィラードが自分との婚約を解消したがっているのではないかと気がつく。 機会が無いので言い出せず、彼は困っているのだろう。 そこでルーシャは、友人の錬金術師ノーランに「本音を引き出せる薬」を用意してもらった。 しかし、それを使ったところ、なんだかウィラードの様子がおかしくて───────。 *他サイトでも公開しております。

噂の悪女が妻になりました

はくまいキャベツ
恋愛
ミラ・イヴァンチスカ。 国王の右腕と言われている宰相を父に持つ彼女は見目麗しく気品溢れる容姿とは裏腹に、父の権力を良い事に贅沢を好み、自分と同等かそれ以上の人間としか付き合わないプライドの塊の様な女だという。 その名前は国中に知れ渡っており、田舎の貧乏貴族ローガン・ウィリアムズの耳にも届いていた。そんな彼に一通の手紙が届く。その手紙にはあの噂の悪女、ミラ・イヴァンチスカとの婚姻を勧める内容が書かれていた。

<完結> 知らないことはお伝え出来ません

五十嵐
恋愛
主人公エミーリアの婚約破棄にまつわるあれこれ。

天真爛漫な婚約者様は笑顔で私の顔に唾を吐く

りこりー
恋愛
天真爛漫で笑顔が似合う可愛らしい私の婚約者様。 私はすぐに夢中になり、容姿を蔑まれようが、罵倒されようが、金をむしり取られようが笑顔で対応した。 それなのに裏切りやがって絶対許さない! 「シェリーは容姿がアレだから」 は?よく見てごらん、令息達の視線の先を 「シェリーは鈍臭いんだから」 は?最年少騎士団員ですが? 「どうせ、僕なんて見下してたくせに」 ふざけないでよ…世界で一番愛してたわ…

【完結】記憶にありませんが、責任は取りましょう

楽歩
恋愛
階段から落ちて三日後、アイラは目を覚ました。そして、自分の人生から十年分の記憶が消えていることを知らされる。 目の前で知らない男が号泣し、知らない子どもが「お母様!」としがみついてくる。 「状況を確認いたします。あなたは伯爵、こちらは私たちの息子。なお、私たちはまだ正式な夫婦ではない、という理解でよろしいですね?」 さらに残されていたのは鍵付き箱いっぱいの十年分の日記帳。中身は、乙女ゲームに転生したと信じ、攻略対象を順位付けして暴走していた“過去のアイラ”の黒歴史だった。 アイラは一冊の日記を最後の一行まで読み終えると、無言で日記を暖炉へ投げ入れる。 「これは、焼却処分が妥当ですわね」 だいぶ騒がしい人生の再スタートが今、始まる。

政略結婚した旦那様に「貴女を愛することはない」と言われたけど、猫がいるから全然平気

ハルイロ
恋愛
皇帝陛下の命令で、唐突に決まった私の結婚。しかし、それは、幸せとは程遠いものだった。 夫には顧みられず、使用人からも邪険に扱われた私は、与えられた粗末な家に引きこもって泣き暮らしていた。そんな時、出会ったのは、1匹の猫。その猫との出会いが私の運命を変えた。 猫達とより良い暮らしを送るために、夫なんて邪魔なだけ。それに気付いた私は、さっさと婚家を脱出。それから数年、私は、猫と好きなことをして幸せに過ごしていた。 それなのに、なぜか態度を急変させた夫が、私にグイグイ迫ってきた。 「イヤイヤ、私には猫がいればいいので、旦那様は今まで通り不要なんです!」 勘違いで妻を遠ざけていた夫と猫をこよなく愛する妻のちょっとずれた愛溢れるお話

捨てられ侯爵令嬢ですが、逃亡先で息子と幸せに過ごしていますので、邪魔しないでください。

蒼月柚希
恋愛
公爵様の呪いは解かれました。 これで、貴方も私も自由です。 ……だから、もういいですよね? 私も、自由にして……。 5年後。 私は、ある事情から生まれ育った祖国を離れ、 親切な冒険者パーティーと、その地を治める辺境伯様のご家族に守られながら、 今日も幸せに子育てをしています。 だから貴方も勝手に、お幸せになってくださいね。 私のことは忘れて……。 これは、お互いの思いがこじれ、離れ離れになってしまった一組の夫婦の物語。 はたして、夫婦は無事に、離婚を回避することができるのか?

処理中です...