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「さて、俺の準備も整ったし、修理を始めるとするか」

「ポールさん、俺も手伝っていいですか?」

「俺は構わないが、キール、いいのか?」

「これ以上戦っても勝てる気がしないから平気だ。俺も手伝おう」

「ルビスもー!」

「ルビスはレンさんの方手伝ってきて。呼んでたよ」

「はーい」

 パタパタと足音を響かせながら、ルビスは建物の中へと入っていった。

 その姿を見送った四人は、完全に姿が見えなくなったところで機体の方を向いていた。

「さて、俺たちで修理するとしますか」

 ポールを先頭にして移動を開始する。

 何食わぬ顔でいるルージュの姿を、リージュは後ろから睨むようにして見ていた。その姿には、誰も気付いていなかった。
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