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「……これが、様々なものを受け継いだ、私の姿です」

「あ、あぁ……。よろしく頼む」

 二人はエリーゼルの元へと近付いていき、その隣に並んだ。

「じゃ、私がワード国へと送ってあげるわね」

 三月は両手を三人の方へと広げ、何かを念じている。

 すると、模様のようなものが浮き上がってきた。シムカのやっていたものと非常によく似たものが、三人の下から現れた。

 慣れた様子で落ち着いており、包み込んでいく光を受け止めるようにじっとしていた。

 光が落ち着いたそこには、誰の姿もなかった。

 三月、流星、光輝の三人は思い詰めた表情で、そこを見ていた。

「行ったな……」

「無事だといいね」

「えぇ……。どうか、幸せな未来が待っていますように」
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