106 / 124
8
8-8
しおりを挟む
「……これが、様々なものを受け継いだ、私の姿です」
「あ、あぁ……。よろしく頼む」
二人はエリーゼルの元へと近付いていき、その隣に並んだ。
「じゃ、私がワード国へと送ってあげるわね」
三月は両手を三人の方へと広げ、何かを念じている。
すると、模様のようなものが浮き上がってきた。シムカのやっていたものと非常によく似たものが、三人の下から現れた。
慣れた様子で落ち着いており、包み込んでいく光を受け止めるようにじっとしていた。
光が落ち着いたそこには、誰の姿もなかった。
三月、流星、光輝の三人は思い詰めた表情で、そこを見ていた。
「行ったな……」
「無事だといいね」
「えぇ……。どうか、幸せな未来が待っていますように」
「あ、あぁ……。よろしく頼む」
二人はエリーゼルの元へと近付いていき、その隣に並んだ。
「じゃ、私がワード国へと送ってあげるわね」
三月は両手を三人の方へと広げ、何かを念じている。
すると、模様のようなものが浮き上がってきた。シムカのやっていたものと非常によく似たものが、三人の下から現れた。
慣れた様子で落ち着いており、包み込んでいく光を受け止めるようにじっとしていた。
光が落ち着いたそこには、誰の姿もなかった。
三月、流星、光輝の三人は思い詰めた表情で、そこを見ていた。
「行ったな……」
「無事だといいね」
「えぇ……。どうか、幸せな未来が待っていますように」
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
0
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる