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第二話 水没
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………冷たい。
足に伝わる冷たさで私は目を覚ました。
足元を見ると、膝元まで水が浸水していた。
ずっとこのままだと身体が冷えきっちゃう………
足を上に上げようとしてみた。
足枷が結構下の方にあって、足が上がらない。
それに加え……
ビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリ!
「あああああああああああああああ!!!」
枷から例の電気ショックが流れた。
忘れてた。
水があるからか、電気ショックは威力を増しているように思えた。
ガチャ。
今日もあの人が入ってきた。
「おはよう。よく眠れたか?」
「全く眠れませんでしたよ……あとこの大量の水はなんですか……?」
「今日の拷問だ。」
「今日の………拷問……」
「あぁ、そうだ。拷問だ。」
「あの……この水、いつになったら無くなるんですか……?」
「何言ってるんだ?今日は一日中このままだぞ?」
「え……このまま?」
「あぁ。明日からのやつも同じだ。」
「というか……どうしてこんなことを……」
「そりゃあお前に魔女ということを吐かせるためだぞ?」
「だから私は魔女じゃ……」
「あ、今日の分の飯だ。」
……………無視された。
それはそうと………給餌してくれるみたいだ。
私は手が使えないので、この人に食べさせてもらうことになるんだけど………
「ほら、口開けろ。」
「あーん……」
ぱくっ。
……………………。
「おえぇぇ………」
私が食べたのは、腐ったじゃがいもだった。
これを食べるわけにはいかず、かつ強烈な不味さで、私はすぐに吐き出した。
「あの………これ以外にありますか……?」
「あぁ、あるぞ。」
「な………何がありますか?」
「人参とか、トマトとか………野菜だったらあるぞ。」
「じゃあ、トマトでお願いします。」
「分かった。すぐに持ってくる。」
よかった………
数分後………
男がトマトの入った皿を持ってきた。
……………また色がおかしいような……
私はとりあえずそのトマトを食べてみた。
「………………………うえぇぇぇ………」
やっぱり腐ってた。
………………まあその予感はしてたけど。
「満足か?」
「もう十分です………」
「そうか。」
それだけ言い残して男は出て行った。
…………と思ったら数秒後にまた入ってきた。
「水だ。」
お水を運んできてくれた。
色は綺麗な透明。
よかった…………普通みたいだ。
ゴクッ。
………美味しい……
さっきの腐ってた野菜と打って変わって、
このお水は安全だった。
ここでの唯一の天国はこのお水だろう。
「言い忘れたが、お前への尋問は一週間ごとに行う。それまでに覚悟しておくように。今週の尋問は六日後だ。」
「は………はい………」
そう言うと、男は出て行った。
尋問………
寒い…………何かできないだろうか。
寒い時は身体を動かせばあったまるっていうよね………
私はいつものように枷を外そうと、もがいてみた。
………………電気ショックが怖いので少し控えめに。
ちょっとでも大きく動かしちゃえばアウト……
そーっと………そーっと………
あ………やばい………くしゃみが………
「はくしゅん!」
ガコン!
しまった………
くしゃみの反動で大きく動い………
ビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリ!
「ああああああああああああああああああああああああ!」
うぅ………電気ショック怖い……
電気ショックが怖いのでこの方法はやめた。
他に何か………
あ、そうだ。
暖かい物を連想すれば………
暖炉……ストーブ………コタツ…………お鍋…………
……………………私の家………
お母さん、元気かな。
…………………なんか虚しくなってきた。
はぁ……………何か方法ないかな………
……………あったかい。
ふとため息をついてみたが、そういえば息を吐くとあったかいというのを忘れていた。
「はぁー……………はぁー………」
私は無我夢中で息を吐き続けた。
こうしてこの寒さを乗り越えた。
記 9月6日 刑 水
被験者はひたすら息を吐き続けていた。
抵抗する素振りはなし。
足に伝わる冷たさで私は目を覚ました。
足元を見ると、膝元まで水が浸水していた。
ずっとこのままだと身体が冷えきっちゃう………
足を上に上げようとしてみた。
足枷が結構下の方にあって、足が上がらない。
それに加え……
ビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリ!
「あああああああああああああああ!!!」
枷から例の電気ショックが流れた。
忘れてた。
水があるからか、電気ショックは威力を増しているように思えた。
ガチャ。
今日もあの人が入ってきた。
「おはよう。よく眠れたか?」
「全く眠れませんでしたよ……あとこの大量の水はなんですか……?」
「今日の拷問だ。」
「今日の………拷問……」
「あぁ、そうだ。拷問だ。」
「あの……この水、いつになったら無くなるんですか……?」
「何言ってるんだ?今日は一日中このままだぞ?」
「え……このまま?」
「あぁ。明日からのやつも同じだ。」
「というか……どうしてこんなことを……」
「そりゃあお前に魔女ということを吐かせるためだぞ?」
「だから私は魔女じゃ……」
「あ、今日の分の飯だ。」
……………無視された。
それはそうと………給餌してくれるみたいだ。
私は手が使えないので、この人に食べさせてもらうことになるんだけど………
「ほら、口開けろ。」
「あーん……」
ぱくっ。
……………………。
「おえぇぇ………」
私が食べたのは、腐ったじゃがいもだった。
これを食べるわけにはいかず、かつ強烈な不味さで、私はすぐに吐き出した。
「あの………これ以外にありますか……?」
「あぁ、あるぞ。」
「な………何がありますか?」
「人参とか、トマトとか………野菜だったらあるぞ。」
「じゃあ、トマトでお願いします。」
「分かった。すぐに持ってくる。」
よかった………
数分後………
男がトマトの入った皿を持ってきた。
……………また色がおかしいような……
私はとりあえずそのトマトを食べてみた。
「………………………うえぇぇぇ………」
やっぱり腐ってた。
………………まあその予感はしてたけど。
「満足か?」
「もう十分です………」
「そうか。」
それだけ言い残して男は出て行った。
…………と思ったら数秒後にまた入ってきた。
「水だ。」
お水を運んできてくれた。
色は綺麗な透明。
よかった…………普通みたいだ。
ゴクッ。
………美味しい……
さっきの腐ってた野菜と打って変わって、
このお水は安全だった。
ここでの唯一の天国はこのお水だろう。
「言い忘れたが、お前への尋問は一週間ごとに行う。それまでに覚悟しておくように。今週の尋問は六日後だ。」
「は………はい………」
そう言うと、男は出て行った。
尋問………
寒い…………何かできないだろうか。
寒い時は身体を動かせばあったまるっていうよね………
私はいつものように枷を外そうと、もがいてみた。
………………電気ショックが怖いので少し控えめに。
ちょっとでも大きく動かしちゃえばアウト……
そーっと………そーっと………
あ………やばい………くしゃみが………
「はくしゅん!」
ガコン!
しまった………
くしゃみの反動で大きく動い………
ビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリ!
「ああああああああああああああああああああああああ!」
うぅ………電気ショック怖い……
電気ショックが怖いのでこの方法はやめた。
他に何か………
あ、そうだ。
暖かい物を連想すれば………
暖炉……ストーブ………コタツ…………お鍋…………
……………………私の家………
お母さん、元気かな。
…………………なんか虚しくなってきた。
はぁ……………何か方法ないかな………
……………あったかい。
ふとため息をついてみたが、そういえば息を吐くとあったかいというのを忘れていた。
「はぁー……………はぁー………」
私は無我夢中で息を吐き続けた。
こうしてこの寒さを乗り越えた。
記 9月6日 刑 水
被験者はひたすら息を吐き続けていた。
抵抗する素振りはなし。
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