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新たな始まりと複雑な真実
再会
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多部と別れて半年に成ろうとする誕生日近く、俺はヒロや光輝達と毎日の様に連み男臭い毎日を過ごしていた。
別れてから暫くはかなり落ち込み引きずっていたが仲間達の馬鹿さ加減が処方箋となり少しずつ前向きさを取り戻していたのだ。
仕事も啖呵を切って辞めた後、直ぐに期間限定のボウフラ退治の仕事を見つけ汗だくになって働いた。
新宿区役所に原付で向かいそこで防虫剤をタップリと入れたタンクを積んだ2tトラックに同乗し色々な現場に向かう。
現場に着くと金属製のタンクに消毒剤を詰めて背負って住宅街を歩き、雨水が流れ込む集水マスに消毒剤を撒いていく。
漏れの無い様に住宅街の道を一本一本丁寧に左右共に確認しながら歩く。
初夏を過ぎる頃は背中に背負うタンクの重さと暑さで意識が朦朧に成る程だったが、一人黙々と行う仕事は今の俺には丁度良かった。
仕事が終わるとそのまま学校に通った。
そして学校が終わり地元に帰るとルーティンの様に仲間が集まる溜まり場に行き、夜中まで談笑して、寝る間も惜しみ忙しいながらも充実な毎日をお過ごしていた。
毎日汗だくで無精髭も生え、不潔感満載の男に近寄る女性もおらず、全く色気の無い青春だ。
正直女性とはあまり関わりたくも無く、男友達と馬鹿ばかりしている環境が楽しくて仕方なかった。
そんな俺の誕生日を祝ってくれるのは勿論いつもの野郎達だ。
ヒロと須田が色々と企画を練り、光輝達が実行部隊と成り派手な誕生会を開催してくれた。
溜まり場となっている駅近くコンビニ2階の喫茶店を貸し切りサプライズパーティーをやってくれたのだ。
ヒロから誘われ喫茶店に入るといつもは賑わっているお店が何故か二人きりだった。
すると店員がメニューを持ってきた。
中を見るとそこには何故か
須田 おさむ
二宮 光輝
岡本 文也
吉沢 成也
石野 和人
早瀬 瑛太
橋田 タケル
菊池 豊
と仲間の名前が描いてある。
「何これ?」
と訳が分からず聞くと
「まぁとにかく選んでみてよ」
とヒロがニヤけながら即してきた。
「じゃぁ光輝かな」
と恐る恐る選ぶと
「光輝頂きました~」とホストばりの掛け声をヒロが叫ぶ。
すると
「カラカラーン」と入り口の鈴が鳴りスーツ姿にキメた光輝が薔薇を持って入ってきた。
「おめでとう~アキオ!」
光輝が薔薇の花束を俺に投げ、それをキャッチした瞬間厨房から文也、成也、和人が、裏口から須田が、トイレから早瀬、橋田、菊池が飛び出て一斉にクラッカーが鳴り響いた。
「おめでとう~!」
凄く臭い演出のサプライズパーティーであったが俺の為に皆んなが色々準備してくれたのが凄く嬉しかった。
喫茶店の一面のガラス窓から差し込む太陽の眩しさと仲間達の優しさに俺の目は細まるばかりだった。
ヒロや須田が色々と企画したゲームも皆で堪能し喫茶店のマスターが腕を振るったご馳走も平げあっと言う間に時は流れて気がつけば閉店の時間になっていた。
皆まだ解散を惜しむ中下のコンビニ前で溜まっていると背中に視線を感じた。
そこには多部と優香が立ち、複雑な再会の物語が始まった。
別れてから暫くはかなり落ち込み引きずっていたが仲間達の馬鹿さ加減が処方箋となり少しずつ前向きさを取り戻していたのだ。
仕事も啖呵を切って辞めた後、直ぐに期間限定のボウフラ退治の仕事を見つけ汗だくになって働いた。
新宿区役所に原付で向かいそこで防虫剤をタップリと入れたタンクを積んだ2tトラックに同乗し色々な現場に向かう。
現場に着くと金属製のタンクに消毒剤を詰めて背負って住宅街を歩き、雨水が流れ込む集水マスに消毒剤を撒いていく。
漏れの無い様に住宅街の道を一本一本丁寧に左右共に確認しながら歩く。
初夏を過ぎる頃は背中に背負うタンクの重さと暑さで意識が朦朧に成る程だったが、一人黙々と行う仕事は今の俺には丁度良かった。
仕事が終わるとそのまま学校に通った。
そして学校が終わり地元に帰るとルーティンの様に仲間が集まる溜まり場に行き、夜中まで談笑して、寝る間も惜しみ忙しいながらも充実な毎日をお過ごしていた。
毎日汗だくで無精髭も生え、不潔感満載の男に近寄る女性もおらず、全く色気の無い青春だ。
正直女性とはあまり関わりたくも無く、男友達と馬鹿ばかりしている環境が楽しくて仕方なかった。
そんな俺の誕生日を祝ってくれるのは勿論いつもの野郎達だ。
ヒロと須田が色々と企画を練り、光輝達が実行部隊と成り派手な誕生会を開催してくれた。
溜まり場となっている駅近くコンビニ2階の喫茶店を貸し切りサプライズパーティーをやってくれたのだ。
ヒロから誘われ喫茶店に入るといつもは賑わっているお店が何故か二人きりだった。
すると店員がメニューを持ってきた。
中を見るとそこには何故か
須田 おさむ
二宮 光輝
岡本 文也
吉沢 成也
石野 和人
早瀬 瑛太
橋田 タケル
菊池 豊
と仲間の名前が描いてある。
「何これ?」
と訳が分からず聞くと
「まぁとにかく選んでみてよ」
とヒロがニヤけながら即してきた。
「じゃぁ光輝かな」
と恐る恐る選ぶと
「光輝頂きました~」とホストばりの掛け声をヒロが叫ぶ。
すると
「カラカラーン」と入り口の鈴が鳴りスーツ姿にキメた光輝が薔薇を持って入ってきた。
「おめでとう~アキオ!」
光輝が薔薇の花束を俺に投げ、それをキャッチした瞬間厨房から文也、成也、和人が、裏口から須田が、トイレから早瀬、橋田、菊池が飛び出て一斉にクラッカーが鳴り響いた。
「おめでとう~!」
凄く臭い演出のサプライズパーティーであったが俺の為に皆んなが色々準備してくれたのが凄く嬉しかった。
喫茶店の一面のガラス窓から差し込む太陽の眩しさと仲間達の優しさに俺の目は細まるばかりだった。
ヒロや須田が色々と企画したゲームも皆で堪能し喫茶店のマスターが腕を振るったご馳走も平げあっと言う間に時は流れて気がつけば閉店の時間になっていた。
皆まだ解散を惜しむ中下のコンビニ前で溜まっていると背中に視線を感じた。
そこには多部と優香が立ち、複雑な再会の物語が始まった。
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