上 下
2 / 12

ここのお月さまはとても美しい...

しおりを挟む
「え?君誰、ですか?.../」とハルは動揺しながら彼女に問いかける。なんせ、ハルからしたら初対面の女の子に体を跨がれているのだから。そして彼女の肌はとても白く顔も美しい。「やっぱり覚えていないか...」と残念そうに言った。「覚えてるわけないだろ!初めて会ったのに誰がお前のことを覚えているんだよ!」ハルが少し怒鳴った瞬間彼女は少し涙を流した。「8年間会えていなかったことがどれだけ悲しかったか...やっと会えたと思ったら私のことを忘れてるなんて。」突然のことにハルは少し怖くなった。「君、名前は?」 「'''ニーヤ'''」 その言葉にハルは体中に電気が走るような感覚を覚えた。
あぁなんて美しいお月さまなんだ。8年ぶりにみたデイモンドでの月はギラギラ輝いていた。
しおりを挟む

処理中です...