魔王の息子と聖女見習い

夜月俊

文字の大きさ
上 下
1 / 1
物語の始まり編

伝説の継承~

しおりを挟む
これは後世まで伝えられている物語最も有名な話の始まりに当たるものである。
その物語は今より遥か昔のことであった・・・


世界には大きく分けて二つの種族があった。人族と魔族に分けられた人々はお互いに生きるため、家族のため、あるいは自分のために戦争を繰り広げて行った。
魔族は人族よりも戦いに適した種族が多く彼らは魔法や秀でた種族的特権を利用して戦争を有利に進めていった。
しかし人族がそれを見過ごすわけもなく、衝突が各地で起きた。しかし人族は知恵はあれど戦いに適してはいなかった。そこで人族は神を味方につけ神は魔族の王である魔王を討つため人族に協力することを始祖の神エルドラグーンに誓った。人族はそれにより信仰魔法を使えるようになり、魔素を感じれるようになり、個人もあるが魔法耐性も持ち、魔族軍を押し返していった。そんな中で人族側に数種の魔族が付いた。エルフなどの種族は人族とされ、魔族は壊滅的で、敗北も時間の問題であると皆が思っていた時運命のいたずらか、歴代で見ても圧倒的に強い魔王のライアルフ・デイモンド・ニコラークスが現れた。彼の持つ【魔王覇気】は味方を強化し、敵対したものを弱体化させるという恐ろしい能力であった。彼はその能力のほかにも固有スキルをたくさん所持していた。ただ、人族には〈勇者〉という魔王の能力をパーティー一体無効化する能力を持つジョブを持つものも多くはないが確かにいた。しかしそれを知っていた魔王は天界からの接続を限界まで防ぐ魔法陣を作りその魔方陣を始祖の神エルドラグーンの墓に建てた。そうすれば天界の神たちは破壊することができないからであった。よって、神たちは天使を人界に降りさせ、勇者一行を魔王討伐に導くという形をとった。それによってふたたび均衡は取れた。しかし、事実を知っている者たちは分かっていた。「ここままではいずれ人族が負ける」ということを。それでも人々はつかの間の安泰を喜んだ。
そして、均衡が崩れた時のためにたくさんの学校や教育機関を作り、文明を発達させていった。その過程でおろかな人族はたくさんの国を作り、一致団結をすることをやめた。人族には、自分たちだけでも勝てるという過信があったのだ。そうしてできた主な国は八大国家と呼ばれ、その長の集まる会議を八侯会議と呼んだ。

時代は流れ均衡から100程度過ぎた頃であった。魔族の国で魔王の息子のアルヌエルと手違いで誤転送された見習い天使のヘリーゼが出会い物語は始まっていく・・・
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
感想枠→ちょっと文字数が少ないかなってイメージですwまあ一番最初だし、主人公もまだ誰か分からないレベルだからこれはいわゆる0話ってやつですね!誤字脱字等ありましたら感想で報告していただけると幸いです。
しおりを挟む

この作品の感想を投稿する


処理中です...