1 / 2
全国一位
しおりを挟む
美咲生命保険株式会社首都圏営業本部営業課。
白井梓の所属している会社だ。
白井はこの会社で、トップの成績を誇る。
全国に何千といる営業職員のトップなのだ。
入社から2年。至上最年少でトップにまで上り詰め、もらった表彰の数は数えきれないほど。
年収は管理職であるマネージャーをも凌ぐ。
梓はそんな自分に誇りを感じていた。
「全国第一位 白井 梓」
梓は、名を呼ばれて自席を立った。
国立劇場の檀上に上っていく。
スポットライトに照らされて、広井劇場内を見回す。
てっぺんだ。
と、思った。
私は今、てっぺんにいる。
最高の瞬間だった。この瞬間のために、頑張ってきたのだと思った。
辛かった日々を思い出すと涙が出そうになる。
お金じゃない。
もちろん、もらえるお金も大事。
だけど、それ以上に誇らしいものは、この自分。
今、全国のトップに立っているという、自分。
私は、一番なのだ。
白井梓の所属している会社だ。
白井はこの会社で、トップの成績を誇る。
全国に何千といる営業職員のトップなのだ。
入社から2年。至上最年少でトップにまで上り詰め、もらった表彰の数は数えきれないほど。
年収は管理職であるマネージャーをも凌ぐ。
梓はそんな自分に誇りを感じていた。
「全国第一位 白井 梓」
梓は、名を呼ばれて自席を立った。
国立劇場の檀上に上っていく。
スポットライトに照らされて、広井劇場内を見回す。
てっぺんだ。
と、思った。
私は今、てっぺんにいる。
最高の瞬間だった。この瞬間のために、頑張ってきたのだと思った。
辛かった日々を思い出すと涙が出そうになる。
お金じゃない。
もちろん、もらえるお金も大事。
だけど、それ以上に誇らしいものは、この自分。
今、全国のトップに立っているという、自分。
私は、一番なのだ。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
6
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる