Over Rewrite Living Dead

きさらぎ冬青

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【2020/05 教育】

《第2週 月曜日 昼 リプレイ》② (*)

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苦しそうに涙ぐんだまま肩で息をしてはいるが、下半身は正直だ。
「次どうするのかわかってる?準備できてんでしょ?」
床のタオルをゴミ箱に押し込んで、別のタオルをソファに敷いた。
更にその上にクッションを置き、防水シートとバスタオルをかける。
玲は横たわりクッションの部分に腰を載せた。
片脚を開かせ、背凭れに上げさせ、
セーターの裾を首元近くまで捲り上げると、体毛のない少年のような白い体が曝け出された。左胸に2つ、淡い色の2mmほどの黒子が並んでいて目立つ。それより、女性のように膨らみ、カフスバーベルを通された両の乳頭が異質で目を引く。
グローブを嵌め、ローションを垂らして馴染ませ、その手の指の腹で乳頭の先端を撫でる。声が出そうになったのか、咄嗟に自分で口元を押さえる。吐いてた時とは違う、ぬめるような濡れた目で首を横に振る。
「どうせ痛いのが好くて自分で触ったでしょ、正直に言いなよ。創傷学教えてる人間に嘘ついたっていいことないよ」
もう一度首を横に振る。
素直じゃないな。
そのとき、ドアを軽く、おそるおそるノックするのが聞こえた。はっとして指を立てて口元に当てる。
しばらく間が空いて、二度、ノックするのが聞こえたが、諦めたのかやや暫くすると足音は遠ざかっていった。
会陰の辺りから濡れた両の親指を滑らせて、縦に割れた溝に押し込むと何の抵抗もなく飲み込んだ。そのままゆっくり抉じ開けると完全に口が開く。中に仕込まれていたウエットトラストが零れる。
「アキくん、今の誰かなあ」
タイミング悪いな、肝が冷えた。
「ねえ、このあと2枠授業だったよね」
コンドームを着けずに先端を押し当てる。
ようやく、声を出して抗った。
「やだ」
「やだじゃないよ、中に出されたってアキくん自身は何にも嫌じゃないでしょ。授業中生理反応で下したら自力で意識して止めるとかできないから今は出しちゃダメなんでしょ?違う?」
返事を待たずに根本まで一気に滑り込ませる。
グローブは外してゴミ箱に放った。
細い体に覆いかぶさるとソファの台座のスプリングが僅かに軋む。
「ねえ、何でそうやって絶対ダメなタイミングで、見つかったら社会的に死ぬような場所でしたがるの?なんでおれを怒らせたがるの?」
浮言のように謝罪を繰り返すけど、よく聞き取れない。
手術の後遺症で麻痺が残る口角から涎が伝う。舌で拭って、そのまま口付けて舌を差し入れると舌下を舐め上げられて目の奥で火花が散る。
額を覆うカールした髪の毛を掻き上げて、化粧でカバーリングされている額の傷を撫でた。
「アキくん、さっきの子まだ居たらどうする?聞かれてるかもしれないよ、おれたちがしてること」
かぶりを振って目を潤ませる。
なんでそんなに臆病なのに、そんなことしたがるの。

あんなことさえなければ出会うことはなかった。
でも。
あんなことがなければ玲は狂わずに済んだのに。
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