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【2020/05 秘匿】
《第4週 月曜日 夜》② (●)(*)
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「最後だと思ってったって、ものの例えにきまってんだろ、ちょっとは信じろよ、おれを」
ギリギリ見えるくらい近くでおれの目を見つめて、真剣に囁くふみに思わず悪態をつく。
「自分から信じろっていうやつが一番信用ならないのが世の常だろ…」
ふみは体を起こして、おれの鳩尾を殴った。吐くことに慣れた体は容易に消化しかけたものと胃液の混じったものを押し上げてくる。僅かながら一部は実際に吐き出してしまった。
腹を押さえているおれの体から降りて、横に転がしてうつ伏せにして頭を押さえつけ、ベッドに顔を押し付ける。
「いいからおとなしく黙ってやらせろよ、お前だから頼んでんだろ」
「それが人にお願いする態度かっつの、このクソガキてめぇ離せやコラ」
手を伸ばしてふみの手を掴んで思い切り爪を立てると、手の甲の薄い皮膚に食い込んだ。それを振り払ってふみはおれの喉に手を回して締め上げた。背中に改めて覆い被さって体重をかけておれを潰しながら、脚でおれの脚を開かせる。
「なあ、いつもどおりいい子にしてりゃすぐ終わんだよ、持ってんだろゴムとかローションとか、出せよ」
気道が狭まって息ができず、咳き込みながら再びふみの手を掴んで思い切り爪を立てる。さっき掴んだところが少し爪の形が残って赤くなっている。それなりに痛むのか首を絞める手が緩んだ。
「いいよ、好きにしろよ、そこのアマゾンの箱にあるやつ使えよもう」
酸素を取り込もうと体が必死に息をする。その合間途切れ途切れに言うと、ふみがベッドから降りてサイドテーブルの影にあった未開封のそれらを手に戻ってきた。ベッドの脇で穿いていたものを脱いで、着ていたシャツも脱いでベッドに上がる。その体には左側面から下腹部にかけて虎が描かれている。
「お前も脱げよ、隅々まで可愛がってやる、但し、逆らったお仕置きが済んでからな」
そう言うと、さっき引き抜いた革のベルトを拾い上げて、両端を持ってループにして振り抜いた。空気が震える音がした。
「オヤジにお仕置きされるときみたいに、全部脱いで降りて、床伏せてケツこっち向けて上げろ」
「オヤジが死んだからって…おれはお前のオンナにはならねえよ」
口答えすると、そのベルトを鞭にしておれの背中を打った。服の上からとはいえ弾けるような音が響き痛みが走る。声を上げて身を反らせると、今度は無防備に晒されている尻を容赦無く打ち下ろした。皮膚が弾けて裂けるような痛みが走る。
「おれだってお前みたいなクソアマ抱える気ねえわ。でも、オヤジいなくなったんだから誰かが躾けたほういいだろ、おれが躾直してやるよ」
着ていた服を脱いで、ベッドから降りて、その前のスペースで膝をつき、頭を下げて顔を伏せ、尻を高く上げた。手を脚の間から出すように言われ、言うとおりにすると手首をネクタイで束ねて縛られた。後ろから剥き出しにされた下半身を眺めて、ふみは笑った。
「なあ、口答えしたの謝れよ、それと、この、手ぇ引っ掻いたのも」
尻に片足を載せて言ってから、ベルトを再び振り下ろした。
「…は、生きて帰るって約束しない限りやだね」
半笑いで答えると、もう一度、更に強く鞭打たれる。声を漏らして身を竦めると、尻に乗せていた足を下ろして、尻を蹴り上げた。
「だから、それができねえから最後だと思ってやらせろって言ってんだよ」
再び尻に足を載せてグイグイと押して圧をかける。
「最後ってなんだよ、冗談じゃねえよ…お前までおれを置いていくのかよ」
嫌だ、そんな事考えたくない。言っているうちに涙腺が決壊して涙が溢れた。
「だったらいっそ殺せよ、ヤリ殺してから行けばいいじゃん、おれ、もう、誰のことも見送りたくないんだよ」
ギリギリ見えるくらい近くでおれの目を見つめて、真剣に囁くふみに思わず悪態をつく。
「自分から信じろっていうやつが一番信用ならないのが世の常だろ…」
ふみは体を起こして、おれの鳩尾を殴った。吐くことに慣れた体は容易に消化しかけたものと胃液の混じったものを押し上げてくる。僅かながら一部は実際に吐き出してしまった。
腹を押さえているおれの体から降りて、横に転がしてうつ伏せにして頭を押さえつけ、ベッドに顔を押し付ける。
「いいからおとなしく黙ってやらせろよ、お前だから頼んでんだろ」
「それが人にお願いする態度かっつの、このクソガキてめぇ離せやコラ」
手を伸ばしてふみの手を掴んで思い切り爪を立てると、手の甲の薄い皮膚に食い込んだ。それを振り払ってふみはおれの喉に手を回して締め上げた。背中に改めて覆い被さって体重をかけておれを潰しながら、脚でおれの脚を開かせる。
「なあ、いつもどおりいい子にしてりゃすぐ終わんだよ、持ってんだろゴムとかローションとか、出せよ」
気道が狭まって息ができず、咳き込みながら再びふみの手を掴んで思い切り爪を立てる。さっき掴んだところが少し爪の形が残って赤くなっている。それなりに痛むのか首を絞める手が緩んだ。
「いいよ、好きにしろよ、そこのアマゾンの箱にあるやつ使えよもう」
酸素を取り込もうと体が必死に息をする。その合間途切れ途切れに言うと、ふみがベッドから降りてサイドテーブルの影にあった未開封のそれらを手に戻ってきた。ベッドの脇で穿いていたものを脱いで、着ていたシャツも脱いでベッドに上がる。その体には左側面から下腹部にかけて虎が描かれている。
「お前も脱げよ、隅々まで可愛がってやる、但し、逆らったお仕置きが済んでからな」
そう言うと、さっき引き抜いた革のベルトを拾い上げて、両端を持ってループにして振り抜いた。空気が震える音がした。
「オヤジにお仕置きされるときみたいに、全部脱いで降りて、床伏せてケツこっち向けて上げろ」
「オヤジが死んだからって…おれはお前のオンナにはならねえよ」
口答えすると、そのベルトを鞭にしておれの背中を打った。服の上からとはいえ弾けるような音が響き痛みが走る。声を上げて身を反らせると、今度は無防備に晒されている尻を容赦無く打ち下ろした。皮膚が弾けて裂けるような痛みが走る。
「おれだってお前みたいなクソアマ抱える気ねえわ。でも、オヤジいなくなったんだから誰かが躾けたほういいだろ、おれが躾直してやるよ」
着ていた服を脱いで、ベッドから降りて、その前のスペースで膝をつき、頭を下げて顔を伏せ、尻を高く上げた。手を脚の間から出すように言われ、言うとおりにすると手首をネクタイで束ねて縛られた。後ろから剥き出しにされた下半身を眺めて、ふみは笑った。
「なあ、口答えしたの謝れよ、それと、この、手ぇ引っ掻いたのも」
尻に片足を載せて言ってから、ベルトを再び振り下ろした。
「…は、生きて帰るって約束しない限りやだね」
半笑いで答えると、もう一度、更に強く鞭打たれる。声を漏らして身を竦めると、尻に乗せていた足を下ろして、尻を蹴り上げた。
「だから、それができねえから最後だと思ってやらせろって言ってんだよ」
再び尻に足を載せてグイグイと押して圧をかける。
「最後ってなんだよ、冗談じゃねえよ…お前までおれを置いていくのかよ」
嫌だ、そんな事考えたくない。言っているうちに涙腺が決壊して涙が溢れた。
「だったらいっそ殺せよ、ヤリ殺してから行けばいいじゃん、おれ、もう、誰のことも見送りたくないんだよ」
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