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断罪されてシスターになった私は隣国で幸せに生きていきます。
第二話 新たな生活
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初めは嫌だったここでの生活は、慣れてみるととても楽しいものでした。子供たちの相手は大変ですが、飽きることがありません。思えば公爵家令嬢だった頃は自由などなかったですね。殿下との婚約が決まってからはさらに王妃教育の時間が増え、もっと自分の時間は削られていきました。
断罪されたとはいえ元公爵家令嬢であり情状酌量の余地があった私は、シスターになった今でもそれなりの自由を与えられています。巷では断罪された悪役令嬢がスローライフを送る小説が流行っているらしいですが、私はスローライフとは程遠い生活をしています。
隣国との境の町に飛ばされたこともあり、今では国をまたいだ生活をしています。同盟国でもある隣国へは入国税さえ払えば誰でも入国出来るシステム、それが私にとって幸運でした。
罰としてのシスター生活は元々期限付きでしたが、それもあと1年。私は公爵家からは離れているので期限が来たらどこかの貴族に嫁ぐか平民として生きることになります。
しかし、そもそもあんな王太子と王太子妃のいる未来のない国にいるつもりなどございません。私はシスターとして生活しながら、馬車で半日程の隣国の町に家を買い、着々と拠点を移す準備をしています。
公爵家令嬢時代に王都で知った最新のドレスのデザインやジュエリーのデザインをいくつも隣国に売って、そこそこの財産も手に入れました。元公爵家令嬢のコネで手に入れた隣国にはないスイーツのレシピも商会で販売して利益を得ています。
さぁ、あと少し、あと少しでこの国からおさらば出来ます。
♢♢♢
数年後、結婚して子供もでき、隣国での生活にすっかり慣れた私の耳に、信じられないニュースが飛び込んできました。王位継承権の順位を巡って王太子妃が第二王子派の貴族にあらぬ疑いをかけて粛清したらしいのです。そのことがきっかけで国は分裂し、大混乱に陥り、結果的に第二王子派が勝利したが国力はかなり低下したとのことでした。
私の元婚約者である第一王子のアドリアン殿下とその妻アイラ、機会があったら二人のお墓に手を合わせに行こうかしら。自業自得とはいえ若くしてこの世を去るなんて、なんとも可哀想ではないか……と他人事だからこそ思えるのでしょう。
婚約破棄から始まった新生活。自由のある生活とはなんと素晴らしいのでしょう。
=== 完 ===
断罪されたとはいえ元公爵家令嬢であり情状酌量の余地があった私は、シスターになった今でもそれなりの自由を与えられています。巷では断罪された悪役令嬢がスローライフを送る小説が流行っているらしいですが、私はスローライフとは程遠い生活をしています。
隣国との境の町に飛ばされたこともあり、今では国をまたいだ生活をしています。同盟国でもある隣国へは入国税さえ払えば誰でも入国出来るシステム、それが私にとって幸運でした。
罰としてのシスター生活は元々期限付きでしたが、それもあと1年。私は公爵家からは離れているので期限が来たらどこかの貴族に嫁ぐか平民として生きることになります。
しかし、そもそもあんな王太子と王太子妃のいる未来のない国にいるつもりなどございません。私はシスターとして生活しながら、馬車で半日程の隣国の町に家を買い、着々と拠点を移す準備をしています。
公爵家令嬢時代に王都で知った最新のドレスのデザインやジュエリーのデザインをいくつも隣国に売って、そこそこの財産も手に入れました。元公爵家令嬢のコネで手に入れた隣国にはないスイーツのレシピも商会で販売して利益を得ています。
さぁ、あと少し、あと少しでこの国からおさらば出来ます。
♢♢♢
数年後、結婚して子供もでき、隣国での生活にすっかり慣れた私の耳に、信じられないニュースが飛び込んできました。王位継承権の順位を巡って王太子妃が第二王子派の貴族にあらぬ疑いをかけて粛清したらしいのです。そのことがきっかけで国は分裂し、大混乱に陥り、結果的に第二王子派が勝利したが国力はかなり低下したとのことでした。
私の元婚約者である第一王子のアドリアン殿下とその妻アイラ、機会があったら二人のお墓に手を合わせに行こうかしら。自業自得とはいえ若くしてこの世を去るなんて、なんとも可哀想ではないか……と他人事だからこそ思えるのでしょう。
婚約破棄から始まった新生活。自由のある生活とはなんと素晴らしいのでしょう。
=== 完 ===
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