Yesterday's HERO

クラピナ

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約1ヶ月ぶりにレンくんの家へ上がった。




「おかん、23時まで部屋おってもええ?」

「おじゃまします」

「あら悠里ちゃん、どうしたの?」

「ミルクレープ食べるだけやから」

「ちょっと、レン!夜中にそんな理由で女の子連れてくるんじゃないわよ!」



私は一度追い出されると、パパが寝る23時以降じゃないと家に入れないこと。
それをレンくんやレンくんママは知っている。




「悠里ちゃん、いつもごめんね。
時間になったらすぐ帰っていいのよ?」




「いえいえ、いつもありがとうございます」





私はレンくんの優しさに甘えたかった。
だからとことん甘えた。
ぬくもりが欲しい時は抱きしめてくれて、頭を撫でてくれる。 


学校に遅刻しそうなとき、なぜかいつも家を出るタイミングが同じで自転車に乗せてくれた。

お弁当を忘れたと思えばメロンパンが空から降ってきて、教室のドアに隠れるレンくんを見つけて嬉しくなったりもした。




私がピンチの時にいつも助けてくれる。

恋情というよりは憧れだった。
成績優秀で校内でも有名、サッカーが得意で、顔もスタイルも群を抜いて良し。

表向きだけでもここまで完璧なのに、さらに底なしに優しい。













わたし、もうだめみたい。


レンくんが大好き。



世界で一番、好き。








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