Yesterday's HERO

クラピナ

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夕食を食べて、流れでレンの部屋に泊まっていくことになった。


「てかさ、ユウタはなんで俺のこと普通に知ってるん?」

「まあ、その、なんつーか、調べた?」

「もしかして、悠里ちゃんのストーカーやないやろなぁ?」

「さすがにねえよ!」

「だってレン、この人ヘタレそうだし」

「やな」

「失礼な奴らだな」



悠里ちゃんにお金を立て替えてもらわないと、ラブが暴走するに違いない。
そもそも、レンのことも含め、大体の情報はラブがどこからか仕入れている。




レンがドアを開けたとき、

心臓が大きく跳ねた。






「悠里ちゃん?」

「あれ、ユウタさん」

「しーっ!! とりあえず部屋入って」




ベッドに座るレンとユウト、カーペットの上で座る悠里ちゃんに(ラブが仕入れた情報によると)弟、そして俺。



「親に内緒でな、ちょっと匿ってんねん」

「え、もしかして俺らのせい?」

「俺ら…?お前がなんかしたんか?どういうことや、説明してくれへんか」


眉を寄せて前のめりになるレン。


「俺さ、悠里ちゃんの彼氏と話してきたんやけどな、あいつめっちゃ強いし、あいつなら悠里ちゃんを守ってくれると思った。」



悠里ちゃんの母親は、息子の龍斗のことを絶対に守ろうと思ったのだろう。

ディズニーランドに行けと言えば、夜遅くまで帰ってこないし、家から離れた場所にいるから狙われたってそう簡単に見つからない。

母親は逃げて、弟は遠くへやって、旦那を見殺しにした。
そして悠里ちゃんのことはレンが守った、ということになるのか。

だけど、こいつが「悠里ちゃんの彼氏は守ってくれる」とか言い始めて意味がわからない。



「彼氏ってレンじゃないの?」

「ちゃいますって!もっと女の子っぽくて身長が低くて。俺がサッカー終わって西調布駅で見かけて、そしたら地下のバーに入った」

「…あぁ」


ラブか。

今朝のこと。
どこ行くの?って聞いたら西調布と答え、なんで?と疑えばショウを探るためと。




「そいつはたぶん悠里ちゃんの彼氏じゃなくて、俺らの仲間」

「そうなん?やったらお前も、悠里ちゃんに」

「そこは安心安全だから大丈夫」



今年で23歳を迎える俺が高校生を抱くなんて完全に犯罪だし、さすがにそういう趣味はない。

まあ、すでに犯罪者だけど。
 




 
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