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悲しみを半分に
しおりを挟むある日夫が帰宅すると、明かりも点けずにダイニングテーブルで妻がしくしく泣いています。
「どうしたんだいそんなに悲しんで」
「なんでもないわ。あなたにはわからないことよ」
「そんなことないよ。もし替われるくらいなら替わってあげたいくらいさ」
「ありがとう。じゃあ、お願い」
妻はタマネギと包丁を喜んで差し出しました。
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