46 / 73
- 1 -
あ、アッキー!?どうしたの!?
しおりを挟む「…ごめんって」
ってか、泣くなよ篠崎。お前、男だろ?
「ううん!俺こそ、ごめん… 勝手にもうアッキーとはダチだと思ってたからさ」
へにゃっと笑う篠崎に少し罪悪感を感じる
「ごめん、僕… 今まで友達とかいなかったから。っていうより、あまり興味なかったからそういうの実感がな――」
ッ!!
「あ、アッキー!?どうしたの、なんかいきなり怖い表情して」
ガタッ!
「……亜希?」
彼方の吃驚する声、
「いきなり何ですか?平凡」
慌ただしく椅子を立つ俺に怪訝な表情をする副会長らの声を無視する俺の目に映るのは――
篠崎が手にしている、
一輪の… 淡い紫がかかった白い花。
ドクドク、と激しく胸を打つ音が俺を支配する-
.
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
964
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる