副会長様は平凡を望む

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誤解を生むような発言はやめて頂きたいんですが?

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───そう、思い返せば思い返すほど…

──────……
───…

『僕と君が愛人関係だって?僕にも選ぶ権利はあるのにねぇ…』

デスクに肘をつき、にやにやと楽しげに笑みを浮かべるウィリアムズ…っ!選ぶ権利ですって!?俺にも選ぶ権利くらいありますよ!?誰があなたなんかを好き好んで愛人関係なんて結びますか!!!

『ウィリアムズ様にそこまで言わせるなんて… 貴様はいったい何様のつもりだ!?』

理不尽な言い掛かりで詰め寄る狂犬の一人、双子の兄のジキル、あなたのほうこそ何様のつもりですか!?

『へぇ?これはまた… ププッ!意外な組み合わせですね』

──────……
───…

もう一人の狂犬と呼ばれた双子の弟のセシールは他人事と思って愉快そうに嗤っていて、案外、お似合いかもしれませんよ?と肩が揺らしながら言うセシールに、もうお前、黙れよ!と青筋が浮かんだのは… いつだったか。

ほんっっとに…、

だから、余計に───…

『『『みっっつちゃんん!!!』』』


唐突に呼ばれた声に弾けたように顔を向けると、そこには困惑顔の理玖がいて。

「……なんですか」

過去の回想から戻って来たばかりで機嫌が悪くなっていた俺は思わず怪訝な目を向ける。けれど、答えたのは理玖ではなく、

「今のお前、凶悪犯なりの表情してたぜ?」

気怠げにそう答える誉に失礼な!と内心突っ込みを入れつつ、確かにウィリアムズと狂犬のことを思い返していて苛立ちがあったことは……

……まあ、認めましょう。

「…………(ニコッ」

「………」

唐突に笑みを浮かべる俺に、なぜそうも胡乱げな視線を寄越してくるのか、理解できませんが。

「ふぅ、イヤですね誉」

「それでは周りに誤解されてしまうでしょう?主に……… 私が・・

誰が?それはもちろん私が・・ですよ。そこを強調して眼鏡をかけ直し、にこりと笑みをつくる。
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