副会長様は平凡を望む

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なぜ、ですかねぇ?私を見て青ざめるのは…

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「おま『誰がイタイ奴だと?面白い… 南だったな?この俺s… 俺にそんなことが言えるとは』

ぷるぷると震える誉が口を開いたそのとき、遮ったのは途中、一人称を改めたこの学園の会長でした。


「はぁ」

面倒くさい方達ですね、とわざと聞こえるように溜め息つく私に会長は青筋を作る

「ほう、面白い… お前、確か穏健派の親衛隊副隊長だったな?」


何を思いついたのか、唇を吊り上げる会長に怪訝な目を向ける

「はぁ、それが何か?」


まぁ、馬鹿の考えそうなことくらい想像つきますが。

「フンッ!…決めた。今日の夜、お前を抱いてやる。淫乱な親衛隊の副隊長か。その生意気な口が淫乱に喘ぐ顔は見物だな」


………何故、でしょうか。

誉が私を見て震えるのは…。


なぜ、ですかねぇ?

望月くんが私を見るなり、サッと青ざめた表情で一歩一歩、後ろへ下がるのは…。


先ほどよりも食堂が恐ろしいばかりに静寂に包まれる…

発言の原因である会長は『な、なんだ!?』異常に静まり返る広間全体に訳が分からず、ひたすら周りを見渡す


 ――‥ そうですね、とりあえず…

「ところで、会長」

私から声をかけてくるとは思わなかったのか、

「な、なんだ?」

返ってきた会長の声が少し裏返っていたことは、あえてスルーする。


「……私の家族は少々特殊でして、中でも末っ子の私は特に兄に可愛がられていましてね。望んだものは何でもしてくれるんです。

兄は… 特に心配性が酷くて、監視も付けられて随時報告行くので私も困っているんですよ。兄は病院の外科医をやっていましてね、  


中でも… 去勢手術は得意でして、

この学園に来る前も、私を身代金目的で襲ってきた男が兄に… チョキンッ!と」


『ひぇッ』

どこからともなく、そんな声が上がる…


「去勢――‥  されたいですか」

生徒会を見据えると、会長を含めた役員たちが青ざめた表情で股間をキュッと押さえている。

そして、私は…


―― パシャッ!

「あ゙」


携帯カメラでその間抜け面を写真に収める

そして、


「実に滑稽ですね」


にこりと笑顔を向けた。
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