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- アルファード王国と黒い獅子 -
『司法サマの憂鬱と - その元凶 - 』
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「……司法の立場としては、目を瞑ることは出来ないぞ?」
そこをわかっているのか、と半眼で問うリハクにイオリは妖しく笑う
「もちろん、わかってるさ…。司法の立場上、止めるだろうとね。まあ、司法でなくとも、傍から見れば大人が子供に強引にキスをするんだから止めに入るだろうね、普通は…。実際は大人になりきれていないとは言え、もう少し大きいのにね。」
何がおかしいのか、くすくす…っと ひとしきり笑うとリハクにニコリと穏やかな笑みを向ける。
「───でも、時と場合による、と私は思っているんだけどねぇ…。まあ、怒らせると怖い司法サマを敵に回さないようにだけはするよ?私だって、司法を怒らせるほど暇ではないからね」
「…はぁぁ、どうだか。お前ほどクセの強いヤツはそうそういないだろ。まあ、とにかく!もう一度念を押すが、あまりあの子に無理強いはするなよ?構い過ぎるなよ?大体、イオリはいつもやり過ぎる」
もう少し、加減ってものを… と、小言を漏らすリハクにイオリは一度肩を竦めた。……と思えば、クスリと笑う。その表情には極悪な笑みを浮かべていて…
「プッ、くすくすくす…」
「・・・イオリ?」
「だって、いつもやり過ぎるって言われてもねぇー… はぁー。私はこう見えてまだ穏やかなほうだと思うのだけどねぇ、どういうわけか、あの子の引き攣る顔を見ると、どうにも… 構いたくなるっていうか、フフッ」
「…この鬼畜」
溜め息ついて、ぽそっと漏らすイオリに おや?と首を傾げる。
「あはは… 酷いなぁ。キミだって私の性格はよく知っているじゃないか。こっちとしては何を今更って感じなんだけどねぇ」
「…………」
ふぅー… やれやれ、とわざとらしく肩を竦めて見せるイオリにリハクは呆れを通り越してついには無言になってしまった。
「まあ、わかったよ。キミがそこまで言うんだから… できるだけ、は抑えるよ?・・・その後のことは保障はしないけどね」
「はぁぁ…」
胃がキリキリする、というリハクを流し目にイオリは笑みを深めた───。
そこをわかっているのか、と半眼で問うリハクにイオリは妖しく笑う
「もちろん、わかってるさ…。司法の立場上、止めるだろうとね。まあ、司法でなくとも、傍から見れば大人が子供に強引にキスをするんだから止めに入るだろうね、普通は…。実際は大人になりきれていないとは言え、もう少し大きいのにね。」
何がおかしいのか、くすくす…っと ひとしきり笑うとリハクにニコリと穏やかな笑みを向ける。
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「…はぁぁ、どうだか。お前ほどクセの強いヤツはそうそういないだろ。まあ、とにかく!もう一度念を押すが、あまりあの子に無理強いはするなよ?構い過ぎるなよ?大体、イオリはいつもやり過ぎる」
もう少し、加減ってものを… と、小言を漏らすリハクにイオリは一度肩を竦めた。……と思えば、クスリと笑う。その表情には極悪な笑みを浮かべていて…
「プッ、くすくすくす…」
「・・・イオリ?」
「だって、いつもやり過ぎるって言われてもねぇー… はぁー。私はこう見えてまだ穏やかなほうだと思うのだけどねぇ、どういうわけか、あの子の引き攣る顔を見ると、どうにも… 構いたくなるっていうか、フフッ」
「…この鬼畜」
溜め息ついて、ぽそっと漏らすイオリに おや?と首を傾げる。
「あはは… 酷いなぁ。キミだって私の性格はよく知っているじゃないか。こっちとしては何を今更って感じなんだけどねぇ」
「…………」
ふぅー… やれやれ、とわざとらしく肩を竦めて見せるイオリにリハクは呆れを通り越してついには無言になってしまった。
「まあ、わかったよ。キミがそこまで言うんだから… できるだけ、は抑えるよ?・・・その後のことは保障はしないけどね」
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胃がキリキリする、というリハクを流し目にイオリは笑みを深めた───。
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