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プロローグ
あなたが一番敵に廻すべきでないのは私と椿、どちらですか?
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……だから適当なことを言って追い出したというほうが、しっくり来ますね
「閻魔だって本当h『まどろっこしいですね。つまり、あなたが言いたいのは私に大王の第一補佐官を降りて自分に譲れ、とそう言うことでしょう』
彼のくだらない話に付き合う時間こそ無駄です。早々に話を終わらせようとした私はふと名案が浮かびました。自然と口角が上がる…
そして
にこり、と笑みを浮かべた。
そんな私に勇者サマは何故か後退り、エイやライはサッと青ざめ、隼人は困惑した表情で、椿は…
顔を引き攣らせていました。
いいでしょう。確かに、彼らだけを責めるのは良くないですね。仕事の邪魔になるからとは言え、適当なことを言った13王達にも自分達が発言した言葉の責任を取って貰わなければ…。
えぇ、そうです。
勇者サマを追い出す為とはいえ、私に押しつけたと言って過言ではありません。私とて、彼に構っていられるほど暇ではないというのに、よりによってこんなときに。
だから私は今までにない極上な笑みを浮かべる。きっとそれは満面の笑顔に違いない。
私の満面の笑みが椿にどう映ったのか、椿が今度は頭を抱え出しました。
頭を抱える椿を一瞥し、再び前を見据える
「おい!聞いてんのか!?俺が閻魔の第一補佐官にな『構いませんよ』……は!?なんだって」
おや、聞こえなかったのでしょうか?
「だから、それで構わないと言っているんです」
「は!?」
驚きを隠せない勇者サマは目を大きく見開いて、椿はというと…
「止せ止せ止せ!!やめろ!お前ら!!」
慌てて勇者サマ達を止めようとするので、少し黙っていてもらおうと、つい…と隼人に視線を向ける。
その際、隼人が私を見てビクッ!と一瞬震えたのは… 見間違いということにしておきましょう。
にこり、
「……隼人、すみませんが少し椿を黙らせておいてもらえませんか」
「ちょっおま!!」
早まった考えは止せという椿を無視し、僅かに瞠目する隼人に目を細める…
「隼人、あなたが一番敵に廻すべきでないのは私と椿、どちらですか?」
その言葉が決定打になったようで隼人は椿を背後から押さえて、椿の口を押さえました。
「お前ら取り返しつかな…ふがっ!」
「ごめん!だけど、今の琥珀を敵に廻したくないっていうか…」
「ふがーっ!んっ!!もごもごもごっ」
椿の口を封じたのを見届けて極上の笑みを浮かべる。
「閻魔だって本当h『まどろっこしいですね。つまり、あなたが言いたいのは私に大王の第一補佐官を降りて自分に譲れ、とそう言うことでしょう』
彼のくだらない話に付き合う時間こそ無駄です。早々に話を終わらせようとした私はふと名案が浮かびました。自然と口角が上がる…
そして
にこり、と笑みを浮かべた。
そんな私に勇者サマは何故か後退り、エイやライはサッと青ざめ、隼人は困惑した表情で、椿は…
顔を引き攣らせていました。
いいでしょう。確かに、彼らだけを責めるのは良くないですね。仕事の邪魔になるからとは言え、適当なことを言った13王達にも自分達が発言した言葉の責任を取って貰わなければ…。
えぇ、そうです。
勇者サマを追い出す為とはいえ、私に押しつけたと言って過言ではありません。私とて、彼に構っていられるほど暇ではないというのに、よりによってこんなときに。
だから私は今までにない極上な笑みを浮かべる。きっとそれは満面の笑顔に違いない。
私の満面の笑みが椿にどう映ったのか、椿が今度は頭を抱え出しました。
頭を抱える椿を一瞥し、再び前を見据える
「おい!聞いてんのか!?俺が閻魔の第一補佐官にな『構いませんよ』……は!?なんだって」
おや、聞こえなかったのでしょうか?
「だから、それで構わないと言っているんです」
「は!?」
驚きを隠せない勇者サマは目を大きく見開いて、椿はというと…
「止せ止せ止せ!!やめろ!お前ら!!」
慌てて勇者サマ達を止めようとするので、少し黙っていてもらおうと、つい…と隼人に視線を向ける。
その際、隼人が私を見てビクッ!と一瞬震えたのは… 見間違いということにしておきましょう。
にこり、
「……隼人、すみませんが少し椿を黙らせておいてもらえませんか」
「ちょっおま!!」
早まった考えは止せという椿を無視し、僅かに瞠目する隼人に目を細める…
「隼人、あなたが一番敵に廻すべきでないのは私と椿、どちらですか?」
その言葉が決定打になったようで隼人は椿を背後から押さえて、椿の口を押さえました。
「お前ら取り返しつかな…ふがっ!」
「ごめん!だけど、今の琥珀を敵に廻したくないっていうか…」
「ふがーっ!んっ!!もごもごもごっ」
椿の口を封じたのを見届けて極上の笑みを浮かべる。
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