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83 硝子
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そもそも金貨をもらっても大型決済用なので使い道があまり無かった。酒とタバコと食料くらいか。工房の材料や人件費も王家から出ているし。
実験も兼ねて母屋とは別に離れを作りたい。
もう少し冬の寒さに耐えられる家なってもらわないと、おっさんにはしんどい。
まずは明かり取り用の窓ガラスだ。冬の暗さは寒さと相まってなかなかに心に来るものがあった。せめて昼だけでも明かりがあった方がいい。
「ガラスはマハカム王家にしか作れません。リーベリの高級酒に用いられている瓶もマハカムのものを回していると聞いています」
リザにガラスについて聞いてみると、酒の話になった。
なんだか酒の話を聞いたらマハカムの蒸留酒が飲みたくなった。そのうちトリスの顔でも眺めながら飲むとするか。
ガラスか・・・そういえばこの屋敷で使っているグラスも、特に俺が使う高級品はマハカムのものだと聞いたことがある。王が持っていたグラスもマハカムのものか。どちらも透明度はそれほど高くはなく乳白色だったな。
いや・・・そもそも蒸留酒が作れるということは、マハカムでは金属加工技術で蒸留釜が作れるということか?あまり金属加工技術は高くないとは聞いていたが・・・うーん。
蒸留釜ならドワーフでも作れそうだ。お願いすればペテルグでも蒸留酒が造れるということだが・・・アイツら勝手にもうペテルグ国内で作っていそうだな。自分たちが飲む用の酒。まぁ酒の話はいいか。最初に必要なのはガラスだ。
「ちょっとアンナを呼んできてくれ。俺個人でガラスが手に入るかどうか直接聞いてみたい」
仕事部屋をノックしてアンナが入ってきた。マハカム流の礼をした後に、促されるまま椅子に座った。
「俺がマハカムのガラスを手に入れることはできないか?」
「ガラスですか・・・王室でしか作っていませんが、クレアを通じてマハカムの王室にお願いしたら譲ってもらえると思いますよ。もちろん私も力添えは致します。しかし何にお使いになるおつもりですか?」
「冬のあいだは部屋が暗かったからなぁ。壁か扉に埋め込むようなガラスが欲しいんだ」
アンナが渋い顔をしている。
「マハカム王室には平たいガラスというものが時折献上されています。しかし、これらは国宝となり王室の外に出ることはありません。王室内でも来賓用の客間や王の部屋での明かりとり用にしか用いることができず、使わないものは宝物庫に保存されます」
マハカム王家は平ガラスを作ろうとしているが、歩留まりが悪いのだろう。奇跡的に作られた数枚が国宝となるのも理解できる話だ。
「平たいガラスが欲しいわけじゃないんだ。瓶のようなガラスは職人が空気を入れて作っているんだろ?うちの酒にも瓶入りがあるけれど」
「なぜそれをご存じなの・・・いえ、アラヒト様なら作り方まで知っていてもおかしくありませんね」
「うん。俺がいた世界ではガラスはもっと手軽だったんだ。それで、こういう具合のものを拭きガラスで作ってもらいたい。透明に近ければ近いほどいい」
俺は船舶や航空機用の窓のようなものを描いてアンナに見せた。ぺたんこに潰したフラスコの底みたいなものがあれば、それを扉や壁にはめ込んで光を入れることができる。そもそもいきなり平たい窓ガラスが手に入るとは思ってはいない。カネで手に入るのであれば、もうこの屋敷に採用されていただろうしな。
「こういうものでしたら用意できると思います。それになんだか、こういう壁や玄関扉があると面白そうですわ!」
凸レンズになって家が燃えたりする可能性もあるけれどね。あとで屋敷の人間に周知させた方がいいな。まずは離れを作ってみて、そこからだな。
「せっかくの機会だから、他にマハカムから手に入れてほしいものはあるか?」
「特にこれというものはありませんね。親に会ってアラヒト様に大切にされていることを伝えたいとか、懐かしい故郷の料理を食べたくなるという気持ちはありますが」
親ということは、マハカムの王と王妃か。
さすがにアンナが国外に出ることはペテルグ王室が許可しないだろう。
いや・・・マハカムと正式に国交を結んで友好関係を結ぶとなると、マハカムに俺が賓客として招かれる可能性は無い事もないのか。それでも俺がアンナとともに国外まで出られる状況は考えづらいな。
しかし・・・同盟状態であることを考えると、さすがに両国の責任者が顔も合わせないことはさらに考えづらい。現実的なところとしては第三国であるリーベリあたりで会議と同盟の正式な締結となるかもしれない。さらに踏み込んで軍事同盟という可能性もあるな。
第三国で会議を開くことがあった場合には、俺が無理矢理アンナとマハカム王との時間を作るくらいか。その際には王妃と宰相、それに諜報部とも調整する必要があるか。
「機会さえあればできることはやってみよう」
「アラヒト様のお立場が悪くなるようでしたらお止めください。アンナは誰のものであるのか私は知っていますから」
それに料理か。
「故郷の味かぁ。俺も食べたい料理はあるよ」
気に入っていたイタリアンの店とか寿司屋とかラーメン屋で料理を食べたいという気持ちにはなる。チェーン店のハンバーガーであっても食べられるのであれば金貨を積みたいくらいだ。
・・・あれ。
俺がいた世界の料理はともかく、マハカムはこの大陸にあるんだから料理くらいはどうにかなるか?
「マハカム王家に頼んで、マハカムの料理人をこちらへ呼ぶことはできるだろうか?」
「それはできると思います。食材もリーベリを通じて手に入れることができると思いますわ!」
故郷の料理を思い出したのか、アンナの表情がパっと明るくなった。
食材自体は商会を通じて買いつけることもできるしな。カネだけ持っていても仕方が無い。せっかくだから旨いもんでも食ってみよう。あの蒸留酒の味ならば、リーベリの料理人とやらもたいそうな腕だろうと思えるしな。だいたい酒好きは食い意地も張っているもんだ。
「ま、ペテルグ王家とサーシャに話を通してからだな。サーシャはしばらく王城で務めがあるらしいから、ちょっとこの話は時間がかかりそうだ」
腕のいい料理人というのはなかなかいい発想だな。
前に居た世界の料理も再現できるかもしれない。
パスタやピザは良質な小麦があれば作れるかもしれない。トマトがこの世界にあるのかどうかは知らないが。
ラーメン・・・はかん水が必要になるか。かん水ってなんだかヘンテコな土地で獲れる石みたいなもんだったよな?あれってラーメン以外にどう使うんだったっけ?
蕎麦はそもそも寒冷地でも育つ作物なのだから、小麦があれば作れる。
国の力を上げるためとはいえ物騒なものばかり作っていたからなぁ。
酒とか料理とか、この世界にまだ無くて俺が欲しいものを作るというのも秋までは許されるな。
実験も兼ねて母屋とは別に離れを作りたい。
もう少し冬の寒さに耐えられる家なってもらわないと、おっさんにはしんどい。
まずは明かり取り用の窓ガラスだ。冬の暗さは寒さと相まってなかなかに心に来るものがあった。せめて昼だけでも明かりがあった方がいい。
「ガラスはマハカム王家にしか作れません。リーベリの高級酒に用いられている瓶もマハカムのものを回していると聞いています」
リザにガラスについて聞いてみると、酒の話になった。
なんだか酒の話を聞いたらマハカムの蒸留酒が飲みたくなった。そのうちトリスの顔でも眺めながら飲むとするか。
ガラスか・・・そういえばこの屋敷で使っているグラスも、特に俺が使う高級品はマハカムのものだと聞いたことがある。王が持っていたグラスもマハカムのものか。どちらも透明度はそれほど高くはなく乳白色だったな。
いや・・・そもそも蒸留酒が作れるということは、マハカムでは金属加工技術で蒸留釜が作れるということか?あまり金属加工技術は高くないとは聞いていたが・・・うーん。
蒸留釜ならドワーフでも作れそうだ。お願いすればペテルグでも蒸留酒が造れるということだが・・・アイツら勝手にもうペテルグ国内で作っていそうだな。自分たちが飲む用の酒。まぁ酒の話はいいか。最初に必要なのはガラスだ。
「ちょっとアンナを呼んできてくれ。俺個人でガラスが手に入るかどうか直接聞いてみたい」
仕事部屋をノックしてアンナが入ってきた。マハカム流の礼をした後に、促されるまま椅子に座った。
「俺がマハカムのガラスを手に入れることはできないか?」
「ガラスですか・・・王室でしか作っていませんが、クレアを通じてマハカムの王室にお願いしたら譲ってもらえると思いますよ。もちろん私も力添えは致します。しかし何にお使いになるおつもりですか?」
「冬のあいだは部屋が暗かったからなぁ。壁か扉に埋め込むようなガラスが欲しいんだ」
アンナが渋い顔をしている。
「マハカム王室には平たいガラスというものが時折献上されています。しかし、これらは国宝となり王室の外に出ることはありません。王室内でも来賓用の客間や王の部屋での明かりとり用にしか用いることができず、使わないものは宝物庫に保存されます」
マハカム王家は平ガラスを作ろうとしているが、歩留まりが悪いのだろう。奇跡的に作られた数枚が国宝となるのも理解できる話だ。
「平たいガラスが欲しいわけじゃないんだ。瓶のようなガラスは職人が空気を入れて作っているんだろ?うちの酒にも瓶入りがあるけれど」
「なぜそれをご存じなの・・・いえ、アラヒト様なら作り方まで知っていてもおかしくありませんね」
「うん。俺がいた世界ではガラスはもっと手軽だったんだ。それで、こういう具合のものを拭きガラスで作ってもらいたい。透明に近ければ近いほどいい」
俺は船舶や航空機用の窓のようなものを描いてアンナに見せた。ぺたんこに潰したフラスコの底みたいなものがあれば、それを扉や壁にはめ込んで光を入れることができる。そもそもいきなり平たい窓ガラスが手に入るとは思ってはいない。カネで手に入るのであれば、もうこの屋敷に採用されていただろうしな。
「こういうものでしたら用意できると思います。それになんだか、こういう壁や玄関扉があると面白そうですわ!」
凸レンズになって家が燃えたりする可能性もあるけれどね。あとで屋敷の人間に周知させた方がいいな。まずは離れを作ってみて、そこからだな。
「せっかくの機会だから、他にマハカムから手に入れてほしいものはあるか?」
「特にこれというものはありませんね。親に会ってアラヒト様に大切にされていることを伝えたいとか、懐かしい故郷の料理を食べたくなるという気持ちはありますが」
親ということは、マハカムの王と王妃か。
さすがにアンナが国外に出ることはペテルグ王室が許可しないだろう。
いや・・・マハカムと正式に国交を結んで友好関係を結ぶとなると、マハカムに俺が賓客として招かれる可能性は無い事もないのか。それでも俺がアンナとともに国外まで出られる状況は考えづらいな。
しかし・・・同盟状態であることを考えると、さすがに両国の責任者が顔も合わせないことはさらに考えづらい。現実的なところとしては第三国であるリーベリあたりで会議と同盟の正式な締結となるかもしれない。さらに踏み込んで軍事同盟という可能性もあるな。
第三国で会議を開くことがあった場合には、俺が無理矢理アンナとマハカム王との時間を作るくらいか。その際には王妃と宰相、それに諜報部とも調整する必要があるか。
「機会さえあればできることはやってみよう」
「アラヒト様のお立場が悪くなるようでしたらお止めください。アンナは誰のものであるのか私は知っていますから」
それに料理か。
「故郷の味かぁ。俺も食べたい料理はあるよ」
気に入っていたイタリアンの店とか寿司屋とかラーメン屋で料理を食べたいという気持ちにはなる。チェーン店のハンバーガーであっても食べられるのであれば金貨を積みたいくらいだ。
・・・あれ。
俺がいた世界の料理はともかく、マハカムはこの大陸にあるんだから料理くらいはどうにかなるか?
「マハカム王家に頼んで、マハカムの料理人をこちらへ呼ぶことはできるだろうか?」
「それはできると思います。食材もリーベリを通じて手に入れることができると思いますわ!」
故郷の料理を思い出したのか、アンナの表情がパっと明るくなった。
食材自体は商会を通じて買いつけることもできるしな。カネだけ持っていても仕方が無い。せっかくだから旨いもんでも食ってみよう。あの蒸留酒の味ならば、リーベリの料理人とやらもたいそうな腕だろうと思えるしな。だいたい酒好きは食い意地も張っているもんだ。
「ま、ペテルグ王家とサーシャに話を通してからだな。サーシャはしばらく王城で務めがあるらしいから、ちょっとこの話は時間がかかりそうだ」
腕のいい料理人というのはなかなかいい発想だな。
前に居た世界の料理も再現できるかもしれない。
パスタやピザは良質な小麦があれば作れるかもしれない。トマトがこの世界にあるのかどうかは知らないが。
ラーメン・・・はかん水が必要になるか。かん水ってなんだかヘンテコな土地で獲れる石みたいなもんだったよな?あれってラーメン以外にどう使うんだったっけ?
蕎麦はそもそも寒冷地でも育つ作物なのだから、小麦があれば作れる。
国の力を上げるためとはいえ物騒なものばかり作っていたからなぁ。
酒とか料理とか、この世界にまだ無くて俺が欲しいものを作るというのも秋までは許されるな。
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