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143話 ポンコツの水着回
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休日、夜明け前。僕は日課のランニングがてら、バルドフの宝飾店へ向かっていた。
少し無理を言って、この時間に品物を渡してもらうよう頼んでいる。最近シラヌイが離れないから、見つからないよう準備するのが凄く大変だよ。
それに、これから会う人物を考えると、絶対彼女に気取られないようにしないと。
「おはよ、ディックちゃん」
「メイライト、こんな早朝に悪いね」
宝飾店で僕を待っていたのは、メイライトだ。シルフィを通じて、こっそり彼女に協力してもらっていたんだ。
最近シラヌイはメイライトにすら嫉妬してしまう、密会した事は絶対知られないようにしないと。
「君名義で注文したから、メイライトじゃないと受け取れないしね」
「ディックちゃんの一大決心のお手伝いだものぉ、そりゃお姉さん頑張っちゃうわよ。最近シラヌイちゃんてば離れないし、中々動けないものねぇ」
「はは、無理言ってごめん。寿命の問題も解決して、心置きなく決心できたからね」
人間とサキュバスの人生の差で、とても悩んでいたからな。どう頑張っても僕の方が先に死んでしまうから。
けどミハエル女王のお陰で、僕の寿命は二百年延びた。シラヌイと一緒に、最期の瞬間まで居られるようになったんだ。
彼女と付きあい始めて、大体二ヶ月を超えたあたりか。少し早い気もするんだけど、こうした決心は、思い切ったほうがいい。
メイライトが宝飾店から品物を受け取り、僕に渡す。小さな箱に収められた物を握りしめ、僕は息を呑んだ。
シラヌイのサイズや、宝石の選別、デザイン。その全てをメイライトが特注してくれた逸品だ。きっとシラヌイも喜んでくれるはず。
「緊張するな……ありがとうメイライト、必ず成功させてみせるよ」
「ファイト! いいディックちゃん、こういう時は、恐れずぐいっと行くべきよ。貴方の武運を祈っているわね」
メイライトに背中を押され、少し勇気がわいてきた。
よし、頑張ろう……母さん、どうか僕に力を貸してくれ。
◇◇◇
〈シラヌイ視点〉
シルフィに留守番を任せ(と言うか来るのを嫌がった)、ペガサス便でディックと私が向かったのは、魔王軍が所有するプライベートビーチだ。
申請すれば魔王軍兵士が格安で使えるリゾート地で、魔王様が徹底管理している美しい海辺である。コテージも付いていて、宿泊もできる贅沢空間だ。
そろそろ秋が近いし、シーズンラストを締めくくる意味でも、ディックと二人きりで海に来たかったのよね。
魔王軍兵士のみが使える事もあって、利用客はまばらだ。心置きなく羽を伸ばせそうね。
「着替え、覗いてもいいのよ」
「そんな無粋な事はしないよ、もっと過激な姿を見ているわけだしね」
「んなっ!?」
気障なセリフに顔が赤らんでしまう。こいつめ、ほんとに格好つけたセリフが様になるわ。
だったら見せつけてやる、私の水着姿に悩殺されるがいいわ!
私が用意したのは、赤のビキニだ。透けたパレオをアクセントにした、女の色香を醸し出す蠱惑的なデザインである。
これならディックも少しは動揺すんでしょ。なんて思って会ってみりゃあ。
「いいデザインの水着だね、炎使いのシラヌイに合っているよ」
「あ、あんたこそ……地味な割りにいい感じじゃない……!」
私の方が動揺する羽目になってしまった。
青い無地の海パンを履いただけなのに、目が釘付けになる。服を着ていると細身なのに、脱ぐとがっちり筋肉の付いた男の体なんだもの。腹筋もバキバキだし、胸板も厚いし、腕だって筋肉の溝が深く刻まれた、まるで彫刻のような肉体美だわ。
最近はお風呂も一緒に入っているし、毎晩いたしているから見慣れたはずなんだけど……こうやってまじまじと体を見る機会って案外ないのよね。
やば、鼻血出そう……けどちょっと待って。
周りを見れば、ディックに見惚れる女がちらほらと。こんにゃろ、こいつは私だけの男なの!
「ほら入りましょ! いつまでも突っ立ってんじゃないの!」
ディックを引っ張り、海へ突入した途端。深い所に足を取られ、私は溺れてしまった。
そういや忘れてた、私カナヅチだったんだぁ!
「がぼぼぼぼぼ!? だ、だひゅけっ、がぼぼっ!?」
「落ち着いてシラヌイ! ほら、掴まって」
じたばたしてたらディックが抱きしめてくる。必死にしがみつき、どうにか浅瀬へ引き上げられる……。
「泳げないのに海へ来たがったのかい?」
「い、いいじゃない! 季節的にラストチャンスだったし……泳げなくても困んないし……ディックが居れば泳げなくても問題ないし。あんたは泳げるんでしょ」
「確かに二十キロまでなら遠泳できるけど、服を着て」
「化け物かあんたは!?」
「母さんからサバイバル術として教わったんだよ」
なんつースパルタで教え込んでるんですかイザヨイさん……!
ぐぬぬ……なんかムカついてきた。こいつに出来て私にできない事があるってのがなんかムカッとくる。私だってディックと並んで泳ぎたいのよ!
「泳ぎ方教えて。カナヅチのまんまってのもなんか嫌」
「ん、いいよ。じゃあまずは、水の中で目を開ける練習からかな」
「そんな子供がお風呂に慣れるためにやるような練習からしなきゃなんないの?」
「いやだって、溺れているときのシラヌイ、全力で目を閉じていたから。水その物が苦手なんじゃないかな」
ご名答、私は水が嫌いだ。前に川で溺れた事があって、それ以来水の中に入るのが極端に苦手になってしまったのである。
「だからまずは水に対する恐怖心をなくすところから始めないと。少しずつでいいから、まずは基礎から。ね?」
「あうう……なんちゅうみっともない……」
四天王だってのに私はポンコツの塊だ、ディックに夢中になってから、余計にそれを痛感してしまう。
……というより、四天王って肩書にもう拘らなくなっている。最近じゃ業務にも身が入らなくなっているし、多分私自身、仕事に魅力を見失いつつあるんだと思う。
他にやってみたい仕事か……少し、考える必要があるかもしれないわね。
少し無理を言って、この時間に品物を渡してもらうよう頼んでいる。最近シラヌイが離れないから、見つからないよう準備するのが凄く大変だよ。
それに、これから会う人物を考えると、絶対彼女に気取られないようにしないと。
「おはよ、ディックちゃん」
「メイライト、こんな早朝に悪いね」
宝飾店で僕を待っていたのは、メイライトだ。シルフィを通じて、こっそり彼女に協力してもらっていたんだ。
最近シラヌイはメイライトにすら嫉妬してしまう、密会した事は絶対知られないようにしないと。
「君名義で注文したから、メイライトじゃないと受け取れないしね」
「ディックちゃんの一大決心のお手伝いだものぉ、そりゃお姉さん頑張っちゃうわよ。最近シラヌイちゃんてば離れないし、中々動けないものねぇ」
「はは、無理言ってごめん。寿命の問題も解決して、心置きなく決心できたからね」
人間とサキュバスの人生の差で、とても悩んでいたからな。どう頑張っても僕の方が先に死んでしまうから。
けどミハエル女王のお陰で、僕の寿命は二百年延びた。シラヌイと一緒に、最期の瞬間まで居られるようになったんだ。
彼女と付きあい始めて、大体二ヶ月を超えたあたりか。少し早い気もするんだけど、こうした決心は、思い切ったほうがいい。
メイライトが宝飾店から品物を受け取り、僕に渡す。小さな箱に収められた物を握りしめ、僕は息を呑んだ。
シラヌイのサイズや、宝石の選別、デザイン。その全てをメイライトが特注してくれた逸品だ。きっとシラヌイも喜んでくれるはず。
「緊張するな……ありがとうメイライト、必ず成功させてみせるよ」
「ファイト! いいディックちゃん、こういう時は、恐れずぐいっと行くべきよ。貴方の武運を祈っているわね」
メイライトに背中を押され、少し勇気がわいてきた。
よし、頑張ろう……母さん、どうか僕に力を貸してくれ。
◇◇◇
〈シラヌイ視点〉
シルフィに留守番を任せ(と言うか来るのを嫌がった)、ペガサス便でディックと私が向かったのは、魔王軍が所有するプライベートビーチだ。
申請すれば魔王軍兵士が格安で使えるリゾート地で、魔王様が徹底管理している美しい海辺である。コテージも付いていて、宿泊もできる贅沢空間だ。
そろそろ秋が近いし、シーズンラストを締めくくる意味でも、ディックと二人きりで海に来たかったのよね。
魔王軍兵士のみが使える事もあって、利用客はまばらだ。心置きなく羽を伸ばせそうね。
「着替え、覗いてもいいのよ」
「そんな無粋な事はしないよ、もっと過激な姿を見ているわけだしね」
「んなっ!?」
気障なセリフに顔が赤らんでしまう。こいつめ、ほんとに格好つけたセリフが様になるわ。
だったら見せつけてやる、私の水着姿に悩殺されるがいいわ!
私が用意したのは、赤のビキニだ。透けたパレオをアクセントにした、女の色香を醸し出す蠱惑的なデザインである。
これならディックも少しは動揺すんでしょ。なんて思って会ってみりゃあ。
「いいデザインの水着だね、炎使いのシラヌイに合っているよ」
「あ、あんたこそ……地味な割りにいい感じじゃない……!」
私の方が動揺する羽目になってしまった。
青い無地の海パンを履いただけなのに、目が釘付けになる。服を着ていると細身なのに、脱ぐとがっちり筋肉の付いた男の体なんだもの。腹筋もバキバキだし、胸板も厚いし、腕だって筋肉の溝が深く刻まれた、まるで彫刻のような肉体美だわ。
最近はお風呂も一緒に入っているし、毎晩いたしているから見慣れたはずなんだけど……こうやってまじまじと体を見る機会って案外ないのよね。
やば、鼻血出そう……けどちょっと待って。
周りを見れば、ディックに見惚れる女がちらほらと。こんにゃろ、こいつは私だけの男なの!
「ほら入りましょ! いつまでも突っ立ってんじゃないの!」
ディックを引っ張り、海へ突入した途端。深い所に足を取られ、私は溺れてしまった。
そういや忘れてた、私カナヅチだったんだぁ!
「がぼぼぼぼぼ!? だ、だひゅけっ、がぼぼっ!?」
「落ち着いてシラヌイ! ほら、掴まって」
じたばたしてたらディックが抱きしめてくる。必死にしがみつき、どうにか浅瀬へ引き上げられる……。
「泳げないのに海へ来たがったのかい?」
「い、いいじゃない! 季節的にラストチャンスだったし……泳げなくても困んないし……ディックが居れば泳げなくても問題ないし。あんたは泳げるんでしょ」
「確かに二十キロまでなら遠泳できるけど、服を着て」
「化け物かあんたは!?」
「母さんからサバイバル術として教わったんだよ」
なんつースパルタで教え込んでるんですかイザヨイさん……!
ぐぬぬ……なんかムカついてきた。こいつに出来て私にできない事があるってのがなんかムカッとくる。私だってディックと並んで泳ぎたいのよ!
「泳ぎ方教えて。カナヅチのまんまってのもなんか嫌」
「ん、いいよ。じゃあまずは、水の中で目を開ける練習からかな」
「そんな子供がお風呂に慣れるためにやるような練習からしなきゃなんないの?」
「いやだって、溺れているときのシラヌイ、全力で目を閉じていたから。水その物が苦手なんじゃないかな」
ご名答、私は水が嫌いだ。前に川で溺れた事があって、それ以来水の中に入るのが極端に苦手になってしまったのである。
「だからまずは水に対する恐怖心をなくすところから始めないと。少しずつでいいから、まずは基礎から。ね?」
「あうう……なんちゅうみっともない……」
四天王だってのに私はポンコツの塊だ、ディックに夢中になってから、余計にそれを痛感してしまう。
……というより、四天王って肩書にもう拘らなくなっている。最近じゃ業務にも身が入らなくなっているし、多分私自身、仕事に魅力を見失いつつあるんだと思う。
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