Deep Heart

輝拓

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片想いの時間

日常が変わった日2

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ぼけぇ~っと拓也に貰ったチョコレートをかじりながら窓の外を走る車を眺めていた。
拓也とは違う小さな手がオレの頭を撫でる。

「ん~考えごと…」

「最近光が一人で何か考えてるって皆言ってたよ?なんかあった?」

「何もないよ~」

ちょっと甘えて隣に並んできた女友達の肩に頭を預けてみる。
避けることもされないで頭を撫でる手もやめないでくれていた。


「ごめんね、この前」

「何が?」

「ランド行ったって話の時にサプライズデートみたいって言っちゃって
私、似た様なことやってもらったんだ。
だから何も考えずに言っちゃった…
気持ち悪いこと言ってごめんね?
やだよね、親友との仲をそんな目で見られたみたいで…」

「いや全然で気にしてないよ?でもさぁ」


奈緒とは同じグループの仲間で
女子が少ないクラスの唯一の女友達

キッパリさっぱりしていて
優柔不断で女々しいオレは色々相談したり
奈緒には何でも報告をするかのように話してしまう。
オレにとって姉御肌なのかもしれない。
いつもどちらかフラ~っと側に来て二人で話す時がある。

今回は奈緒から来てくれた。


「オレさ……」

黙ってしまったオレの代わりに奈緒が話始める。

「拓にぃって彼女結構出来てたみたいだけど分かるような気がするよね」

「誰にでも優しいもんな」


ほら、今度は違う友人にこの前のお礼だって何か渡している。
それを渡されて喜んでる友人。
顔を向けないでも視野に入れてしまってまた嫉妬のモヤモヤ


「光も拓にぃといると凄い楽しそうだよね」

「楽しいよ~年上だから合わせてくれてるかも分からないけど」

「年齢関係なくない?」

「ん~親友って今は言うもんか分からないし」

「…でも、どちらにしろ光にとって拓にぃは親友ってポジションじゃない気がする」
 
「兄弟みたいな?」

「違う。なんか…なんかあったのかなぁって…
最近光が考えごとしてる事と関係あるのかなぁって」

「何かって…」


何かはあった。
でもそれは…


「それは言えない…ごめん」

「拓にぃに言えないことなら私が聞くから
なんでも言って?」

言えるわけないじゃないか

拓也が好きで仲良くする皆に嫉妬してますって?
拓也が好きで今までみたく接するのが難しいって?

そんなの気持悪がられる決まってること


返事もしないでその場から離れた。
心配してくれる友達に対しての最低な態度だ。


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