43 / 76
爆沈
しおりを挟む
ルイスの生まれ育った地はムートンの森から更に奥地、ツンドラの針葉樹に囲まれた小さな村、未開拓の土地に狩猟を生業にする部族が夏の間だけ狩りのためにやってくる。
人目を避けるように暮らしてきたルイスには知られたくない秘密があったからだ。
その年の初夏にやってきた狩人たちの間に噂が立ち始めた。
「ムートン男爵様が森の魔獣に食い殺されたそうだ」
「何でも腹を食い破られて内臓は何も残っていなかったって言うじゃないか」
「なんて恐ろしい、戦場の鬼神と謳われた男爵様を屠れる魔獣、そんなやつは……」
疑いの視線が自分に向けられていることに気付いた。
無論、無実だと訴えた、自分はこの森から出たことはないし男爵など知らないと。
「魔獣は黒い毛に覆われた巨大な狼だって噂だ、まさか、お前……」
「ちっ、違う!知らない、僕は人間を襲ったりしない!!」
必死に訴えたが、そうこうしている間に魔獣の犠牲者が増えていく。
昨年までは狩人たちを自慢の足を生かし勢子として獲物を追い込み、一緒に狩りをして楽しい夏を過ごしてきた、もう何年も付き合っている、家族だと思っていたのは自分だけだった。
疑いの目がやがて剣となり銃弾となった時にルイスは山を下りた。
長年暮らした山小屋が燃やされる煙が上がっていた。
やり切れない涙が頬を伝う、もう戻れない、全部失ってしまった。
もう変身することはやめよう、きっと誰も自分を受け入れてはくれない。
暴力は嫌いだ、人の怒った顔も怒鳴り声も怖い。
「誰もいない所へ行こう……」
項垂れて行き着いた先に新天地はなかった。
人の世はどこまで行っても理不尽と暴力、狡賢い奴が威張っている。
朦朧とする意識の中で楽しかった事を思い出そうとしたが、ルイスの脳裏には悲しい思いしか浮かんではこなかった。
甲板に出ると同時に衝撃が船を揺さぶった、ガッシャアアッ、ギイギギギギ、船体同士が擦れて木っ端を飛ばす。
「うわあっ」力の入らない足が中を舞って肩から甲板の上に落ちた、壁に打ち付けられ転がってきた何かの樽の下敷きになった、万事休す、動けない、殺されるのを待つだけだ、ルイスはどうでもよくなった。
今更人を殺してまで生き残りたくはない、自分はいったい何のために産まれてきたのかと涙が流れる、村を助けるために魔獣と戦い血を流してきた、その挙句の裏切り。
人間は尽くしてきた自分を敵として排除した、仲間にも、家族にもなれなかった。
一人でいることは寂しかった、自分を受け入れてくれる誰かが欲しかった。
もう、叶わない。
薄れゆく視界の中に移乗攻撃してくる敵兵士の姿が見えた、動きがいい、魔血病は一人もいない、バタバタとゾンビのような味方の兵士は殺されていく。
哀れだ、この世は理不尽だと歯を噛んだ、視界の端に小山が見えた、いつの間にか島が迫っていた。
どうでもいい、もう終わりにしたい、痛いんだ、神様どうか解放してくれ。
ルイスの意識は閃光と共に消えた。
移乗攻撃が始まって暫くたつ、戦況はこちらに有利なようだ、時折敵の兵士と思われる死体が海に落ちて流れていくのが見える、どれも瘦せこけた死体だ。
「壊血病だな、勝負になるはずない」
敵はランドルトン公爵家、金なら有り余っているだろうに白兵戦用の兵士には野菜も果物も摂らせていないのが伺える、はなから使い捨てるつもりなのだろう、囚人であっても飢えることも壊血病になることのない待遇の国王側の方が人道的だ。
盗賊時代もランドルトンの施設には何度か盗みに入ってみたが警備が厳重で毎回辛酸を味わってきた。
少し痛快な気もするが、落ちてくる連中は食いはぐれた貧乏人、正すべき貴族どもは陸の上でワインを飲んでいる。
世の中は理不尽だが自分は好きなように生きてきた、善行にはならないがケジメもつけた、国に帰っても自分の組織から裏切者として追われるだろう。
「ここ辺がいい潮時かもしれんな」
ここで死んでも悪くはない人生だった、どうせ死ぬなら一杯やりたかったが繋がれていては仕方がない。
オールを出す小窓から暗い海面をぼんやりと眺めていると、海面すれすれを銀鱗が疾走しているのが見えた。
「!!なんだ……」
銀鱗はまるで水の抵抗がないように海中を自在に走り回る、魚ではない。
ズガァァァアンッ 一際巨大な爆発音が船底まで響きグワッと衝撃が船を揺らした、ギシギシギシッ船全体が不気味に軋み始める。
小窓の外は炎に焼かれて海面がオレンジ色に染まっていた、デルは敵が自爆したことを知った、弾薬に火が燃え移ればこちらも爆沈する。
ゴシャアッ バゴオッ ドスッン 突然天井が抜けて人が降ってきた。
もうもうと埃と木屑が舞う、奇跡的に無傷だ、周りは阿鼻叫喚の地獄だ、圧し潰された人間だった囚人たちの一部が瓦礫の中から生えていた。
デルの前に将校の身体があった、階級章にダーウェン・W・ダーバインの名が記されていたが頭がない首無し死体、ひょっとしたらと探ると足枷の鍵を見つけた。
ニヤリと笑うと足枷を外し、死体から上着を引き剥がし羽織ると全力で瓦礫を掻き分けて外を目指した。
この夜、二隻のガレオン船は近距離で大砲を打ち合い、移乗攻撃の白兵戦の末、公爵家の船が自爆、火薬に誘爆し二隻ともに爆沈した。
陸地から遠く離れた遠洋で繰り広げられた戦いに勝者はいない。
五百人以上の命が海に消えた。
船と共に人が海の底へと雨のように怨念を抱いたまま降っていく、その雨の中を無邪気な銀鱗が踊るように走り回る。
辛うじて爆沈する船から脱出したデルも沈む船の渦に呑まれて海底に沈もうとしていた。
「なんだ……あれは」
デルが見たのは白く美しい白蝶貝の鱗を持つ海の水妖レヴィアタン。
その愛くるしくさえある瞳と目が合うと、その口に白い牙が並んでいるのが見えた、水妖に食われて死ぬとは陸のマフィアにはレアな死に方だ。
「くっくっくっ、面白い!さあ俺を食え!地獄へ導け!!」
ガバァッ 大きな口の中で強烈な加速感を味わいながらデルの意識は波に消えた。
意識が戻り最初に見えたのはそばかすを散らした少女の顔、地獄では無かった。
少女はたどたどしい言葉でマヒメと名乗った。
デルは覇権と欲望、贖罪の海から水妖が棲む小島の物語に迷い込んだ事を知った。
人目を避けるように暮らしてきたルイスには知られたくない秘密があったからだ。
その年の初夏にやってきた狩人たちの間に噂が立ち始めた。
「ムートン男爵様が森の魔獣に食い殺されたそうだ」
「何でも腹を食い破られて内臓は何も残っていなかったって言うじゃないか」
「なんて恐ろしい、戦場の鬼神と謳われた男爵様を屠れる魔獣、そんなやつは……」
疑いの視線が自分に向けられていることに気付いた。
無論、無実だと訴えた、自分はこの森から出たことはないし男爵など知らないと。
「魔獣は黒い毛に覆われた巨大な狼だって噂だ、まさか、お前……」
「ちっ、違う!知らない、僕は人間を襲ったりしない!!」
必死に訴えたが、そうこうしている間に魔獣の犠牲者が増えていく。
昨年までは狩人たちを自慢の足を生かし勢子として獲物を追い込み、一緒に狩りをして楽しい夏を過ごしてきた、もう何年も付き合っている、家族だと思っていたのは自分だけだった。
疑いの目がやがて剣となり銃弾となった時にルイスは山を下りた。
長年暮らした山小屋が燃やされる煙が上がっていた。
やり切れない涙が頬を伝う、もう戻れない、全部失ってしまった。
もう変身することはやめよう、きっと誰も自分を受け入れてはくれない。
暴力は嫌いだ、人の怒った顔も怒鳴り声も怖い。
「誰もいない所へ行こう……」
項垂れて行き着いた先に新天地はなかった。
人の世はどこまで行っても理不尽と暴力、狡賢い奴が威張っている。
朦朧とする意識の中で楽しかった事を思い出そうとしたが、ルイスの脳裏には悲しい思いしか浮かんではこなかった。
甲板に出ると同時に衝撃が船を揺さぶった、ガッシャアアッ、ギイギギギギ、船体同士が擦れて木っ端を飛ばす。
「うわあっ」力の入らない足が中を舞って肩から甲板の上に落ちた、壁に打ち付けられ転がってきた何かの樽の下敷きになった、万事休す、動けない、殺されるのを待つだけだ、ルイスはどうでもよくなった。
今更人を殺してまで生き残りたくはない、自分はいったい何のために産まれてきたのかと涙が流れる、村を助けるために魔獣と戦い血を流してきた、その挙句の裏切り。
人間は尽くしてきた自分を敵として排除した、仲間にも、家族にもなれなかった。
一人でいることは寂しかった、自分を受け入れてくれる誰かが欲しかった。
もう、叶わない。
薄れゆく視界の中に移乗攻撃してくる敵兵士の姿が見えた、動きがいい、魔血病は一人もいない、バタバタとゾンビのような味方の兵士は殺されていく。
哀れだ、この世は理不尽だと歯を噛んだ、視界の端に小山が見えた、いつの間にか島が迫っていた。
どうでもいい、もう終わりにしたい、痛いんだ、神様どうか解放してくれ。
ルイスの意識は閃光と共に消えた。
移乗攻撃が始まって暫くたつ、戦況はこちらに有利なようだ、時折敵の兵士と思われる死体が海に落ちて流れていくのが見える、どれも瘦せこけた死体だ。
「壊血病だな、勝負になるはずない」
敵はランドルトン公爵家、金なら有り余っているだろうに白兵戦用の兵士には野菜も果物も摂らせていないのが伺える、はなから使い捨てるつもりなのだろう、囚人であっても飢えることも壊血病になることのない待遇の国王側の方が人道的だ。
盗賊時代もランドルトンの施設には何度か盗みに入ってみたが警備が厳重で毎回辛酸を味わってきた。
少し痛快な気もするが、落ちてくる連中は食いはぐれた貧乏人、正すべき貴族どもは陸の上でワインを飲んでいる。
世の中は理不尽だが自分は好きなように生きてきた、善行にはならないがケジメもつけた、国に帰っても自分の組織から裏切者として追われるだろう。
「ここ辺がいい潮時かもしれんな」
ここで死んでも悪くはない人生だった、どうせ死ぬなら一杯やりたかったが繋がれていては仕方がない。
オールを出す小窓から暗い海面をぼんやりと眺めていると、海面すれすれを銀鱗が疾走しているのが見えた。
「!!なんだ……」
銀鱗はまるで水の抵抗がないように海中を自在に走り回る、魚ではない。
ズガァァァアンッ 一際巨大な爆発音が船底まで響きグワッと衝撃が船を揺らした、ギシギシギシッ船全体が不気味に軋み始める。
小窓の外は炎に焼かれて海面がオレンジ色に染まっていた、デルは敵が自爆したことを知った、弾薬に火が燃え移ればこちらも爆沈する。
ゴシャアッ バゴオッ ドスッン 突然天井が抜けて人が降ってきた。
もうもうと埃と木屑が舞う、奇跡的に無傷だ、周りは阿鼻叫喚の地獄だ、圧し潰された人間だった囚人たちの一部が瓦礫の中から生えていた。
デルの前に将校の身体があった、階級章にダーウェン・W・ダーバインの名が記されていたが頭がない首無し死体、ひょっとしたらと探ると足枷の鍵を見つけた。
ニヤリと笑うと足枷を外し、死体から上着を引き剥がし羽織ると全力で瓦礫を掻き分けて外を目指した。
この夜、二隻のガレオン船は近距離で大砲を打ち合い、移乗攻撃の白兵戦の末、公爵家の船が自爆、火薬に誘爆し二隻ともに爆沈した。
陸地から遠く離れた遠洋で繰り広げられた戦いに勝者はいない。
五百人以上の命が海に消えた。
船と共に人が海の底へと雨のように怨念を抱いたまま降っていく、その雨の中を無邪気な銀鱗が踊るように走り回る。
辛うじて爆沈する船から脱出したデルも沈む船の渦に呑まれて海底に沈もうとしていた。
「なんだ……あれは」
デルが見たのは白く美しい白蝶貝の鱗を持つ海の水妖レヴィアタン。
その愛くるしくさえある瞳と目が合うと、その口に白い牙が並んでいるのが見えた、水妖に食われて死ぬとは陸のマフィアにはレアな死に方だ。
「くっくっくっ、面白い!さあ俺を食え!地獄へ導け!!」
ガバァッ 大きな口の中で強烈な加速感を味わいながらデルの意識は波に消えた。
意識が戻り最初に見えたのはそばかすを散らした少女の顔、地獄では無かった。
少女はたどたどしい言葉でマヒメと名乗った。
デルは覇権と欲望、贖罪の海から水妖が棲む小島の物語に迷い込んだ事を知った。
0
あなたにおすすめの小説
日本新世紀ー日本の変革から星間連合の中の地球へー
黄昏人
SF
現在の日本、ある地方大学の大学院生のPCが化けた!
あらゆる質問に出してくるとんでもなくスマートで完璧な答え。この化けたPC“マドンナ”を使って、彼、誠司は核融合発電、超バッテリーとモーターによるあらゆるエンジンの電動化への変換、重力エンジン・レールガンの開発・実用化などを通じて日本の経済・政治状況及び国際的な立場を変革していく。
さらに、こうしたさまざまな変革を通じて、日本が主導する地球防衛軍は、巨大な星間帝国の侵略を跳ね返すことに成功する。その結果、地球人類はその星間帝国の圧政にあえいでいた多数の歴史ある星間国家の指導的立場になっていくことになる。
この中で、自らの進化の必要性を悟った人類は、地球連邦を成立させ、知能の向上、他星系への植民を含む地球人類全体の経済の底上げと格差の是正を進める。
さらには、マドンナと誠司を擁する地球連邦は、銀河全体の生物に迫る危機の解明、撃退法の構築、撃退を主導し、銀河のなかに確固たる地位を築いていくことになる。
【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】
日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。
大和型戦艦、異世界に転移する。
焼飯学生
ファンタジー
第二次世界大戦が起きなかった世界。大日本帝国は仮想敵国を定め、軍事力を中心に強化を行っていた。ある日、大日本帝国海軍は、大和型戦艦四隻による大規模な演習と言う名目で、太平洋沖合にて、演習を行うことに決定。大和、武蔵、信濃、紀伊の四隻は、横須賀海軍基地で補給したのち出港。しかし、移動の途中で濃霧が発生し、レーダーやソナーが使えなくなり、更に信濃と紀伊とは通信が途絶してしまう。孤立した大和と武蔵は濃霧を突き進み、太平洋にはないはずの、未知の島に辿り着いた。
※ この作品は私が書きたいと思い、書き進めている作品です。文章がおかしかったり、不明瞭な点、あるいは不快な思いをさせてしまう可能性がございます。できる限りそのような事態が起こらないよう気をつけていますが、何卒ご了承賜りますよう、お願い申し上げます。
異世界帰りの勇者、今度は現代世界でスキル、魔法を使って、無双するスローライフを送ります!?〜ついでに世界も救います!?〜
沢田美
ファンタジー
かつて“異世界”で魔王を討伐し、八年にわたる冒険を終えた青年・ユキヒロ。
数々の死線を乗り越え、勇者として讃えられた彼が帰ってきたのは、元の日本――高校卒業すらしていない、現実世界だった。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
異世界転生したおっさんが普通に生きる
カジキカジキ
ファンタジー
第18回 ファンタジー小説大賞 読者投票93位
応援頂きありがとうございました!
異世界転生したおっさんが唯一のチートだけで生き抜く世界
主人公のゴウは異世界転生した元冒険者
引退して狩をして過ごしていたが、ある日、ギルドで雇った子どもに出会い思い出す。
知識チートで町の食と環境を改善します!! ユルくのんびり過ごしたいのに、何故にこんなに忙しい!?
十八歳で必ず死ぬ令嬢ですが、今日もまた目を覚ましました【完結】
藤原遊
恋愛
十八歳で、私はいつも死ぬ。
そしてなぜか、また目を覚ましてしまう。
記憶を抱えたまま、幼い頃に――。
どれほど愛されても、どれほど誰かを愛しても、
結末は変わらない。
何度生きても、十八歳のその日が、私の最後になる。
それでも私は今日も微笑む。
過去を知るのは、私だけ。
もう一度、大切な人たちと過ごすために。
もう一度、恋をするために。
「どうせ死ぬのなら、あなたにまた、恋をしたいの」
十一度目の人生。
これは、記憶を繰り返す令嬢が紡ぐ、優しくて、少しだけ残酷な物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる