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14話
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14話
俺は無事クレアに教えて貰った街付近へ到着したようだ。
便利な仕組みがあるんだなこの世界には。
ここからでも街の城壁を確認することが出来ている。
そう言えば、鈴蘭は一体俺に何を渡したんだ?
「秘密のパス」
と書いてあるやけに軽くて頑丈そうな金属の板だった。
裏返してみると、
「永久無料でサービスが受けられるよ☆」
「廃棄、譲渡、レンタル、売却不可!約束だよ☆」
「定期的に来ないと逆召還するからね☆」
などと、物騒な事が書いてあったので、
試しに全力で遠投してみたが、そのまんまの勢いで帰ってきた・・・。
戻ってくる途中で何本か木を薙ぎ倒していたが、
金属板には傷一つ出来ていない。
・・・チートブーメランかよ。
と言うか、コレ何で出来ていてどういう原理で動いてるんだ・・・?
考えていてもキリがないので街を目指す事にした。
街の入口にはしっかり衛兵がおり、行列が出来ていた。
どうやら入場料を徴収しているようだった。
俺も行列に並び、入場料を払って入場しようとしたが、「秘密のパス」も布袋の中に入れてあったので、
チラリと見えてしまったようだ。
それを見た衛兵は無表情のまま凄い勢いで詰め所に引っ込むと上司と色々と相談しているようだった。
「あんなモノを持っているなんて
王族、貴族、賢者様クラスだろうが!
入場料なんて取れるかバカモン!!」
とバッチリ聞こえてきてしまう。
泣きそうな顔の衛兵と強面の上司っぽいおっさんが凄い勢いで詰め所から出てくると、
「お勤めお疲れ様です!!」と最敬礼をされ、
入場料を取られること無く街へ入場出来てしまった。
やはりあの場所は普通の場所ではないし、
貰ったアレも一体何なんだ?
なんで鈴蘭は王族、貴族、賢者しか持っていない様な
モノを俺にくれたんだ・・・?
あの場所は間違いなく何かある場所なんだと認識を改めた。
こういう場合は冒険者になるのが手っ取り早くこの世界を知ることが出来るんだよな。
取りあえず俺は冒険者ギルドを探すことにした。
適当に街をぶらつくとと
人間はもちろんのこと猫耳や角が生えている
亜人ぽい人々がせわしなく行き交っていた。
ウサ耳が生えている亜人ぽい人は見あたらなかったが。
暫くするブラブラと散策していると、酒場と併設型の建物に冒険者ギルドと書いてあるのを発見した。
「ようこそ!冒険者ギルドへ!」
俺が扉を開けた瞬間に元気よく声をかけられた。
中はだいぶ寂れて、ボロボロだった。
しかし、それに反比例するように受付の女の子達だけが際立って可愛かった。
「初めての方ですよね!登録していきますか!?
登録していきますよね!?」
その中でも受付から身を乗り出しそうな勢いで
何故か登録を薦めてくる子が居たのでそのこの所へ向かう。
何か裏があるのではないかと勘ぐってしまうが・・・。
先ずは、説明を求めると、嬉しそうに、まるで待ってましたとばかりに説明を始めてくれた。
俺は無事クレアに教えて貰った街付近へ到着したようだ。
便利な仕組みがあるんだなこの世界には。
ここからでも街の城壁を確認することが出来ている。
そう言えば、鈴蘭は一体俺に何を渡したんだ?
「秘密のパス」
と書いてあるやけに軽くて頑丈そうな金属の板だった。
裏返してみると、
「永久無料でサービスが受けられるよ☆」
「廃棄、譲渡、レンタル、売却不可!約束だよ☆」
「定期的に来ないと逆召還するからね☆」
などと、物騒な事が書いてあったので、
試しに全力で遠投してみたが、そのまんまの勢いで帰ってきた・・・。
戻ってくる途中で何本か木を薙ぎ倒していたが、
金属板には傷一つ出来ていない。
・・・チートブーメランかよ。
と言うか、コレ何で出来ていてどういう原理で動いてるんだ・・・?
考えていてもキリがないので街を目指す事にした。
街の入口にはしっかり衛兵がおり、行列が出来ていた。
どうやら入場料を徴収しているようだった。
俺も行列に並び、入場料を払って入場しようとしたが、「秘密のパス」も布袋の中に入れてあったので、
チラリと見えてしまったようだ。
それを見た衛兵は無表情のまま凄い勢いで詰め所に引っ込むと上司と色々と相談しているようだった。
「あんなモノを持っているなんて
王族、貴族、賢者様クラスだろうが!
入場料なんて取れるかバカモン!!」
とバッチリ聞こえてきてしまう。
泣きそうな顔の衛兵と強面の上司っぽいおっさんが凄い勢いで詰め所から出てくると、
「お勤めお疲れ様です!!」と最敬礼をされ、
入場料を取られること無く街へ入場出来てしまった。
やはりあの場所は普通の場所ではないし、
貰ったアレも一体何なんだ?
なんで鈴蘭は王族、貴族、賢者しか持っていない様な
モノを俺にくれたんだ・・・?
あの場所は間違いなく何かある場所なんだと認識を改めた。
こういう場合は冒険者になるのが手っ取り早くこの世界を知ることが出来るんだよな。
取りあえず俺は冒険者ギルドを探すことにした。
適当に街をぶらつくとと
人間はもちろんのこと猫耳や角が生えている
亜人ぽい人々がせわしなく行き交っていた。
ウサ耳が生えている亜人ぽい人は見あたらなかったが。
暫くするブラブラと散策していると、酒場と併設型の建物に冒険者ギルドと書いてあるのを発見した。
「ようこそ!冒険者ギルドへ!」
俺が扉を開けた瞬間に元気よく声をかけられた。
中はだいぶ寂れて、ボロボロだった。
しかし、それに反比例するように受付の女の子達だけが際立って可愛かった。
「初めての方ですよね!登録していきますか!?
登録していきますよね!?」
その中でも受付から身を乗り出しそうな勢いで
何故か登録を薦めてくる子が居たのでそのこの所へ向かう。
何か裏があるのではないかと勘ぐってしまうが・・・。
先ずは、説明を求めると、嬉しそうに、まるで待ってましたとばかりに説明を始めてくれた。
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