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第2章
第28話 その調子でドンドン言って
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森に入ってリナに索敵魔法を使ってもらった。索敵魔法は探知魔法の風と土の属性魔法に闇属性魔法で使える魔力感知や気配察知などを足した、いわゆるソナーみたいな魔法だ。
メリットとしては探知では出来なかった普通の獣と魔獣を区別出来ること、デメリットは魔力感知出来る大型魔獣に逆に気取られる可能性があることだ。
なぜ襲い掛かられる可能性があるのに使うのかといえば、こんな森の入り口付近で索敵範囲内に大型魔獣が居るとは思えないことと、居たら当然討伐しないと危険なのでどのみち見つけないと駄目だからだ。
後手を取るくらいなら先手、もしくは自分の実力以上の相手なら逃亡しなければならない。だが、今の僕のステータスなら恐らく大丈夫だと思うし、リナが後れを取るとも思えない。
「魔獣の気配は感じませんね。大型の獣も居ません、小動物くらいですね」
「分かった。あと索敵魔法を使いながら障壁って張れる?」
「やってみます。・・・出来ました」
「ありがとう、助かるよ。じゃあそのまま使いながら奥へ行ってみよう」
「畏まりました」
僕も早いところ自分の身くらいは守れる結界や障壁を張れるようにならないとなぁ。リナばかりに負担を掛けているから何とかしたい。次のスロットでスキルを得られたら良いだけど。
20分ほど森の奥へ踏み入れたところ、リナが足を止めた。何かを見つけたのだろう、僕も周囲を警戒する。
「あちらにそこそこ大きな反応が2、3あります。魔力の気配などもないので獣ですね」
「分かった、行ってみよう。あと倒すまでは念話で会話しよう」
慎重に大きな音を立てないよう気をつけながら、反応のあった方へ近寄ってみると猪の群れが見えてきた。
『どうされますか?』
『う~ん、僕の闇の矢だと精々1匹しか狩れないから勿体ないな。あ、そうだ。リナが魚を狩るときに使っていた追尾魔法の構成を、水属性魔法じゃなく風属性に変えてみたら地上でも複数狩れたりしないかな?』
『恐らく出来ると思います』
『じゃあ、逃がしても良いからなるべく首を狙って即死させないようにやってみて』
『畏まりました』
念話でお願いしてみると、リナは魔力をそっと練り始め無言で魔法を放った。複数の光の矢が木々を避けて飛んでいき、3匹居た猪の首を打ち貫いた。教えたばかりの魔法を見事にモノにしているリナのセンスに脱帽した。
「リナは本当に凄いね」
「恐れ入ります」
「恐れ入っているのは僕の方だと思うけどね」
リナを褒めながら仕留めた猪に近寄り3匹とも生きてはいるが弱っているのを確認した後、僕は持ってきたロープで猪を木に吊し血抜きを始める。リナに索敵と障壁をお願いして血抜きが終わるまで雑談することにした。
「そういえばリナは魔法を発動するとき魔法名を言わなくても魔法を撃てるんだね」
「そうですね。恐らくですが地上の者たちはステータスの弱さを補うために詠唱や魔法に名前を付けて発動の補助をしているのではないでしょうか。我々天女は詠唱や魔法名などを唱えたことがありません」
なるほど。リナは恐らくと言っているけど、的を射てる気がする。そういうことであれば、僕も無言で魔法を撃てるくらいのステータスはあるはずだ。
今思い出してみたらマルギットさんも無言で魔法を弾いたり加速したりしていた。全部筋肉や身体強化で何とかしていると思っていたけど、もしかしたら・・・いや、あの人はやっぱり筋肉だけな気がする。
「僕も無言で発動出来るかちょっとその辺の木に試してみたいから、魔獣とかが近寄ってこないか索敵しておいてくれる?」
「畏まりました、ですが余り大きな音を立てると他の冒険者が来るかも知れません」
「あぁ、大丈夫。闇の矢を針くらいまで小さくして撃ってみるつもりだから」
「差し出がましいことを言いました」
「良いよ、その調子でドンドン言って。僕うっかりしやすいから」
多分血抜きが終わるまで数十分ってところだろう。それまで実験と検証をしてみよう。まず詠唱破棄で魔法の威力を最小でイメージは裁縫針くらいの大きさで放つ。
「マジックアロー」
それなりの大きさの木にイメージした通り、針の大きさの魔法の矢が命中した。今撃ってみて何故か複数飛ばせるんじゃないかと思った。昔見たアニメで毛針を沢山飛ばすイメージが沸いたからだ。そういえばアレも特に技名を言いながら放っていた訳じゃ無かったような気がする。
「ん!」
ちょっと気合いが入って息が漏れてしまったが、僕の手から放たれた沢山の針が木にストトト!と連続で刺さった。おぉ、出来た!
「魔法名を言わずに、しかも属性魔法がLv1なのに複数の射撃が出来るとは素晴らしいです」
パチパチと手を叩きながらリナが褒めてくれた。まぁリナの追撃魔法の方がよっぽど凄いと思うけど、褒められると嬉しいから素直に受け取る。
「ありがとう。あとは徐々に威力を上げて試したいけど、もしも威力が高くても撃ててしまったら、人が来るかも知れないからちょっと拙いね」
「そうですね、これ位にしますか?」
う~ん、血抜きはまだ終わらないだろうしもうちょっと試したい。あ、そうだ。リナに土属性魔法で的を作って貰おう。僕はリナに説明して高さ1m位の盛り土を作って貰った。
「色々してもらってごめんね、リナ」
「いえ、お力になるために付いてきたのです。存分に頼って下さい」
「ありがとう、リナ」
僕たちは微笑みあってから、僕はリナが作ってくれた盛り土を見た。今度は畳針くらいの大きさをイメージして放ってみると、ズドドド!と土に穴が空き命中した。何だか機関銃でも放っているようだ。そこでふと、どこまで持続して撃てるか気になった。
僕はもう一度構えて威力は畳針をイメージしながらも、機関銃で敵をなぎ倒すイメージも思い浮かべながら、盛り土の端から端まで闇の矢を放ってみた。ズバババババ!と勢いよく盛り土に針が刺さりながら途切れることなく端から端まで撃つことが出来た。盛り土も先程の魔法で崩れて1mあった高さが半分程くらいにまで低くなっていた。
「この魔法は使えるかも」
「そうですね、複数の敵の対処も十分に出来るかと思います」
「だね、流石に魔法障壁を張れる敵には効かないだろうけど。これでリナに掛けてた負担も少しは減らせられるかもしれない」
「お心遣いありがとうございます。ですがもっと頼られた方が私は嬉しいです」
十分過ぎるくらい頼っているんだけどなぁ。僕としてはヒモ生活をするために地上に降りてきた訳じゃないので、リナと対等は当分無理でも片腕くらいの強さには早くなりたいと思っている。
「まぁ、当分は迷惑を掛けると思うよ。よろしくね」
「畏まりました」
僕は血抜きした猪を地面に下ろした後、2匹はリナのアイテムボックスに入れて貰い、1匹は肩に担いだ。リナは自分が持つと言ったけど、女性がこれほどの大きさの猪を担いでたら周りがびっくりすると説明して断った。またアイテムボックスのスキルは珍しいので人前では出来る限り使わないようにもリナに説明した。
周辺をリナに索敵してもらいながら森を出て、野営地へ戻った。野営地に戻ったら100kg位はある猪を見た目ひ弱そうな僕が一人で担いで持って帰ってきたので、びっくりされてしまった。
メリットとしては探知では出来なかった普通の獣と魔獣を区別出来ること、デメリットは魔力感知出来る大型魔獣に逆に気取られる可能性があることだ。
なぜ襲い掛かられる可能性があるのに使うのかといえば、こんな森の入り口付近で索敵範囲内に大型魔獣が居るとは思えないことと、居たら当然討伐しないと危険なのでどのみち見つけないと駄目だからだ。
後手を取るくらいなら先手、もしくは自分の実力以上の相手なら逃亡しなければならない。だが、今の僕のステータスなら恐らく大丈夫だと思うし、リナが後れを取るとも思えない。
「魔獣の気配は感じませんね。大型の獣も居ません、小動物くらいですね」
「分かった。あと索敵魔法を使いながら障壁って張れる?」
「やってみます。・・・出来ました」
「ありがとう、助かるよ。じゃあそのまま使いながら奥へ行ってみよう」
「畏まりました」
僕も早いところ自分の身くらいは守れる結界や障壁を張れるようにならないとなぁ。リナばかりに負担を掛けているから何とかしたい。次のスロットでスキルを得られたら良いだけど。
20分ほど森の奥へ踏み入れたところ、リナが足を止めた。何かを見つけたのだろう、僕も周囲を警戒する。
「あちらにそこそこ大きな反応が2、3あります。魔力の気配などもないので獣ですね」
「分かった、行ってみよう。あと倒すまでは念話で会話しよう」
慎重に大きな音を立てないよう気をつけながら、反応のあった方へ近寄ってみると猪の群れが見えてきた。
『どうされますか?』
『う~ん、僕の闇の矢だと精々1匹しか狩れないから勿体ないな。あ、そうだ。リナが魚を狩るときに使っていた追尾魔法の構成を、水属性魔法じゃなく風属性に変えてみたら地上でも複数狩れたりしないかな?』
『恐らく出来ると思います』
『じゃあ、逃がしても良いからなるべく首を狙って即死させないようにやってみて』
『畏まりました』
念話でお願いしてみると、リナは魔力をそっと練り始め無言で魔法を放った。複数の光の矢が木々を避けて飛んでいき、3匹居た猪の首を打ち貫いた。教えたばかりの魔法を見事にモノにしているリナのセンスに脱帽した。
「リナは本当に凄いね」
「恐れ入ります」
「恐れ入っているのは僕の方だと思うけどね」
リナを褒めながら仕留めた猪に近寄り3匹とも生きてはいるが弱っているのを確認した後、僕は持ってきたロープで猪を木に吊し血抜きを始める。リナに索敵と障壁をお願いして血抜きが終わるまで雑談することにした。
「そういえばリナは魔法を発動するとき魔法名を言わなくても魔法を撃てるんだね」
「そうですね。恐らくですが地上の者たちはステータスの弱さを補うために詠唱や魔法に名前を付けて発動の補助をしているのではないでしょうか。我々天女は詠唱や魔法名などを唱えたことがありません」
なるほど。リナは恐らくと言っているけど、的を射てる気がする。そういうことであれば、僕も無言で魔法を撃てるくらいのステータスはあるはずだ。
今思い出してみたらマルギットさんも無言で魔法を弾いたり加速したりしていた。全部筋肉や身体強化で何とかしていると思っていたけど、もしかしたら・・・いや、あの人はやっぱり筋肉だけな気がする。
「僕も無言で発動出来るかちょっとその辺の木に試してみたいから、魔獣とかが近寄ってこないか索敵しておいてくれる?」
「畏まりました、ですが余り大きな音を立てると他の冒険者が来るかも知れません」
「あぁ、大丈夫。闇の矢を針くらいまで小さくして撃ってみるつもりだから」
「差し出がましいことを言いました」
「良いよ、その調子でドンドン言って。僕うっかりしやすいから」
多分血抜きが終わるまで数十分ってところだろう。それまで実験と検証をしてみよう。まず詠唱破棄で魔法の威力を最小でイメージは裁縫針くらいの大きさで放つ。
「マジックアロー」
それなりの大きさの木にイメージした通り、針の大きさの魔法の矢が命中した。今撃ってみて何故か複数飛ばせるんじゃないかと思った。昔見たアニメで毛針を沢山飛ばすイメージが沸いたからだ。そういえばアレも特に技名を言いながら放っていた訳じゃ無かったような気がする。
「ん!」
ちょっと気合いが入って息が漏れてしまったが、僕の手から放たれた沢山の針が木にストトト!と連続で刺さった。おぉ、出来た!
「魔法名を言わずに、しかも属性魔法がLv1なのに複数の射撃が出来るとは素晴らしいです」
パチパチと手を叩きながらリナが褒めてくれた。まぁリナの追撃魔法の方がよっぽど凄いと思うけど、褒められると嬉しいから素直に受け取る。
「ありがとう。あとは徐々に威力を上げて試したいけど、もしも威力が高くても撃ててしまったら、人が来るかも知れないからちょっと拙いね」
「そうですね、これ位にしますか?」
う~ん、血抜きはまだ終わらないだろうしもうちょっと試したい。あ、そうだ。リナに土属性魔法で的を作って貰おう。僕はリナに説明して高さ1m位の盛り土を作って貰った。
「色々してもらってごめんね、リナ」
「いえ、お力になるために付いてきたのです。存分に頼って下さい」
「ありがとう、リナ」
僕たちは微笑みあってから、僕はリナが作ってくれた盛り土を見た。今度は畳針くらいの大きさをイメージして放ってみると、ズドドド!と土に穴が空き命中した。何だか機関銃でも放っているようだ。そこでふと、どこまで持続して撃てるか気になった。
僕はもう一度構えて威力は畳針をイメージしながらも、機関銃で敵をなぎ倒すイメージも思い浮かべながら、盛り土の端から端まで闇の矢を放ってみた。ズバババババ!と勢いよく盛り土に針が刺さりながら途切れることなく端から端まで撃つことが出来た。盛り土も先程の魔法で崩れて1mあった高さが半分程くらいにまで低くなっていた。
「この魔法は使えるかも」
「そうですね、複数の敵の対処も十分に出来るかと思います」
「だね、流石に魔法障壁を張れる敵には効かないだろうけど。これでリナに掛けてた負担も少しは減らせられるかもしれない」
「お心遣いありがとうございます。ですがもっと頼られた方が私は嬉しいです」
十分過ぎるくらい頼っているんだけどなぁ。僕としてはヒモ生活をするために地上に降りてきた訳じゃないので、リナと対等は当分無理でも片腕くらいの強さには早くなりたいと思っている。
「まぁ、当分は迷惑を掛けると思うよ。よろしくね」
「畏まりました」
僕は血抜きした猪を地面に下ろした後、2匹はリナのアイテムボックスに入れて貰い、1匹は肩に担いだ。リナは自分が持つと言ったけど、女性がこれほどの大きさの猪を担いでたら周りがびっくりすると説明して断った。またアイテムボックスのスキルは珍しいので人前では出来る限り使わないようにもリナに説明した。
周辺をリナに索敵してもらいながら森を出て、野営地へ戻った。野営地に戻ったら100kg位はある猪を見た目ひ弱そうな僕が一人で担いで持って帰ってきたので、びっくりされてしまった。
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