突然ですが、吸血鬼と同居することになりまして。

ルリ

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序章 すみません、話についていけません。

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───俺は浅野雅樹あさのまさき。ごくごく普通の高校生、のはずだった男だ。
なぜこうなったか、俺にもよくわかってない。
どれもこれも勝手に住みついた───

「お、やっと帰ってきたのじゃ!早く飯を作れ!」 

…この吸血鬼娘のせいだ。
事の始めは昨日の朝のことだった…。

「ふあぁ…。今日から夏休みか……え?」
「ようやく目覚めたか!」
「え、えっと…どちら様?」

現在パニックしまくりだ。
そりゃ、当然だ。起きて目の前に知らない女の人がいるのだから。

「妾か?妾はのことはリルムと呼ぶがいい!」

…なんだ、この人は。いきなり上から目線すぎるのだが…。

「…えっと、リルムさん?はどうやってここに?」
「あぁ、そこの窓の鍵が開いていたのでな。入らせてもらった。」
「…ああああぁぁぁっ!」

…いけない、つい叫んでしまった。だが、叫ばずにはいられない。

「という訳で、これも何かの縁だ。住む場所がないのでここに住まわせてもらうぞ。」
「いやいやいや!ちょっとまて!おかしい、おかしいだろ!これ!」

なに居候宣言してんだよ!
自己中すぎだろ、この人!

「…あれ、リルム…さん?この歯は…牙?」
「あぁ。言ってなかったな。妾は吸血鬼だ。」

そう言ってドヤ顔で胸を張るコイツに俺はついに頭を抱えて

「…勘弁してくれ…。」

と呟いた。
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