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5.悪役令嬢は夜に鳴けない。
――――王宮。
「う~ん、もっと良いドレスはありませんの?」
「申し訳ございません……王宮にある物はこれだけでして……」
ふん! なんてセンスの欠片もない物ばかりなのかしら?
「では、仕立て屋を呼んで頂戴!」
「申し訳ございません、ドレスを新調するとなりますと陛下のご裁可を頂かない訳には……」
「あなた! 申し訳ない、申し訳ないとさっきからそればかり仰っているけど、私はいずれ王妃になる身なのよ、分かって言ってる? あなたみたいな無能は王妃になった暁には即刻、クビです!」
「そんな……アーシャ様は何も仰らず着て下さったのに……」
「何か言った?」
ボソボソ、ボソボソ……言いたいことがあればはっきり言えばいいのに……これだから、下々の者は嫌い!
本っ当に使えないメイドばかり……王宮は一体、どうなっていると言うの?
「イライザ……また、メイド達をいじめているのか?」
「ヘンリー様っ! いらっしゃってくれるなんて、本当に嬉しい」
「お~、お前はアーシャと違い、俺に甘えてくる……愛い奴め、はははは」
「ヘンリー様……私はメイド達をいじめてた訳ではないのです……あなた様に少しでも綺麗になった私を見てもらいたくてドレスを新調しようとしたら、そこのメイド達が反対したのです」
「何だと? おい、貴様らイライザの言ったことは本当か?」
「いえ、私達はあくまで陛下のご裁可を頂かないと、ご説明しただけで……」
「それでは反対したと同じではないか! 貴様らは今日でクビだ! もう、王宮から即刻、立ち去れ!」
「「「そんな!?」」」
「去らぬというなら、斬って捨てるぞ!」
「「「ひっ!?」」」
「イライザ……これで良いな?」
「はい、ありがとうございます、ヘンリー様」
「では、新しいドレスを新調してやろう」
「まあ、とっても嬉しい……」
私を抱き寄せ、髪を撫でるヘンリー様。地味なアーシャばかりモテて許せなかった……でも、私は彼女に勝ったのよ!
でもヘンリー様のことが好きとか……そんな感情はなくて、ただ、アーシャが寵愛されて、学院でも彼女が次期王妃としてちやほやされてるのが羨ましかった、悔しかっただけ。
今度は私が彼女から羨ましがられる番……うふふ……
今頃、悔しがって泣いてるアーシャの顔が思い浮かんで楽しいったりゃありゃしない。
ヘンリー様は新しいメイドを呼び寄せ、仕立て屋に言って、私のドレスの採寸を済ませました。一ヶ月掛かるところを二週間で仕上げろと力強く言って下さり、頼もしく感じたのです。
仕上がりがとても楽しみですわ~!
「イライザ……今晩、俺の寝室に来い。抱いてやろう」
「はい! ヘンリー様に抱かれるなんて、最高の名誉ですわ。世の女達が私を羨むことに違いありません」
――――ヘンリーの寝室。
上半身には下着も着けず、魅惑的な透けたベビードールを纏い、ヘンリー様の寝室で待っておりました。
「待たせたな」
「いえ……」
ローブを纏った彼はいきなり私をベッドに押し倒します。
「ああん……ヘンリー様ったら、そんな強引に……」
「はぁ……はぁ……こんなけしからん格好をするイライザが悪いのだ」
この程度の強引さなら、想定済みですわ。事前に自慰を済まして、膣を蜜で濡らしてありますから!
えっ!?
ですが……ヘンリー様!?
ローブを脱ぎ捨てた彼の下半身を見ると見目麗しいお顔にそぐわない皮を被った幼児のような粗チンにドン引きを覚えてしまいました。
私の肢体を見て、猛っているはずなのに私の親指より小さいなんて!?
ありえませんわ!!!
こんな、こんなことって……
サーッと血の気が引いて、百年の恋も冷めるような気がして、濡れていた膣もすっかり乾き切ってしまったのです。
私は今まで生きてきた中で最もやってはいけないミスを冒したことを悟りました……
しかし、気づいたときにはすでに遅く……
「痛い! 痛い! ヘンリー様、お止め下さいぃぃっ」
ヘンリー様は雰囲気作りどころか、前戯すらなく、戦場で兵士が婦女を暴行するが如く無理矢理、ショーツに手を掛け、私の膣内へとあの粗チンを挿入していたのです!
乾いた性器同士が擦れる痛みで私が声をあげているにも拘わらず、勝手に腰を猿のように振り……
「くっ!?」
生温かいモノが膣内の先の方に注がれるのを感じました……
(えっ!? もう?)
もちろん、気持ち良さとは皆無……
「はぁ……はぁ……俺は疲れた。寝る!」
「えっ!?」
酷い……酷いですわ! あまりに自分勝手過ぎます!
ポタポタと膣から射精された精液だけが垂れてきて……本当なら愛液と混ざり合っているはずなのに……
こんな夜伽が毎晩続くと考えただけで末恐ろしい……
私は呆然とする中でヘンリー様と一緒にいたアーシャの表情が思い浮かびました。
(まさか、アーシャはこんな酷いセックスに耐えていたと言うの? 私を気遣ってくれて……あんな言葉を……でも、私は見栄と対抗心から素直になれずに……)
――――翌日。
「おい、イライザ。今日もヤルぞ」
「ひっ!?」
また、ヘンリー様の誘いを受け、表情が引きつってしまいました。
「何だ? その態度は! 俺が良くて、婚約したのであろう。あの女は俺にそんな目を向けたことは一度もなかったぞ!」
「お願いですから、髪を掴まないで!」
長い髪を鷲掴みにされ、引っ張り無理矢理ベッドへ倒されました。そのとき、ブチブチと鈍い音を立て、私の美しい髪が抜け、ヘンリー様の指に……
まるで汚い物でも払うように私の髪を払っていました。
これでは私は彼の慰み者ではありませんか!
「絶対に孕ませてやるからな!」
あんな粗チンでは孕むモノも孕まないわよっ!
こんな生活……続けられない……
どうすれば……
私は彼に無理矢理犯される中、家従の手助けを得て、王宮から逃亡することを考えておりました……
「う~ん、もっと良いドレスはありませんの?」
「申し訳ございません……王宮にある物はこれだけでして……」
ふん! なんてセンスの欠片もない物ばかりなのかしら?
「では、仕立て屋を呼んで頂戴!」
「申し訳ございません、ドレスを新調するとなりますと陛下のご裁可を頂かない訳には……」
「あなた! 申し訳ない、申し訳ないとさっきからそればかり仰っているけど、私はいずれ王妃になる身なのよ、分かって言ってる? あなたみたいな無能は王妃になった暁には即刻、クビです!」
「そんな……アーシャ様は何も仰らず着て下さったのに……」
「何か言った?」
ボソボソ、ボソボソ……言いたいことがあればはっきり言えばいいのに……これだから、下々の者は嫌い!
本っ当に使えないメイドばかり……王宮は一体、どうなっていると言うの?
「イライザ……また、メイド達をいじめているのか?」
「ヘンリー様っ! いらっしゃってくれるなんて、本当に嬉しい」
「お~、お前はアーシャと違い、俺に甘えてくる……愛い奴め、はははは」
「ヘンリー様……私はメイド達をいじめてた訳ではないのです……あなた様に少しでも綺麗になった私を見てもらいたくてドレスを新調しようとしたら、そこのメイド達が反対したのです」
「何だと? おい、貴様らイライザの言ったことは本当か?」
「いえ、私達はあくまで陛下のご裁可を頂かないと、ご説明しただけで……」
「それでは反対したと同じではないか! 貴様らは今日でクビだ! もう、王宮から即刻、立ち去れ!」
「「「そんな!?」」」
「去らぬというなら、斬って捨てるぞ!」
「「「ひっ!?」」」
「イライザ……これで良いな?」
「はい、ありがとうございます、ヘンリー様」
「では、新しいドレスを新調してやろう」
「まあ、とっても嬉しい……」
私を抱き寄せ、髪を撫でるヘンリー様。地味なアーシャばかりモテて許せなかった……でも、私は彼女に勝ったのよ!
でもヘンリー様のことが好きとか……そんな感情はなくて、ただ、アーシャが寵愛されて、学院でも彼女が次期王妃としてちやほやされてるのが羨ましかった、悔しかっただけ。
今度は私が彼女から羨ましがられる番……うふふ……
今頃、悔しがって泣いてるアーシャの顔が思い浮かんで楽しいったりゃありゃしない。
ヘンリー様は新しいメイドを呼び寄せ、仕立て屋に言って、私のドレスの採寸を済ませました。一ヶ月掛かるところを二週間で仕上げろと力強く言って下さり、頼もしく感じたのです。
仕上がりがとても楽しみですわ~!
「イライザ……今晩、俺の寝室に来い。抱いてやろう」
「はい! ヘンリー様に抱かれるなんて、最高の名誉ですわ。世の女達が私を羨むことに違いありません」
――――ヘンリーの寝室。
上半身には下着も着けず、魅惑的な透けたベビードールを纏い、ヘンリー様の寝室で待っておりました。
「待たせたな」
「いえ……」
ローブを纏った彼はいきなり私をベッドに押し倒します。
「ああん……ヘンリー様ったら、そんな強引に……」
「はぁ……はぁ……こんなけしからん格好をするイライザが悪いのだ」
この程度の強引さなら、想定済みですわ。事前に自慰を済まして、膣を蜜で濡らしてありますから!
えっ!?
ですが……ヘンリー様!?
ローブを脱ぎ捨てた彼の下半身を見ると見目麗しいお顔にそぐわない皮を被った幼児のような粗チンにドン引きを覚えてしまいました。
私の肢体を見て、猛っているはずなのに私の親指より小さいなんて!?
ありえませんわ!!!
こんな、こんなことって……
サーッと血の気が引いて、百年の恋も冷めるような気がして、濡れていた膣もすっかり乾き切ってしまったのです。
私は今まで生きてきた中で最もやってはいけないミスを冒したことを悟りました……
しかし、気づいたときにはすでに遅く……
「痛い! 痛い! ヘンリー様、お止め下さいぃぃっ」
ヘンリー様は雰囲気作りどころか、前戯すらなく、戦場で兵士が婦女を暴行するが如く無理矢理、ショーツに手を掛け、私の膣内へとあの粗チンを挿入していたのです!
乾いた性器同士が擦れる痛みで私が声をあげているにも拘わらず、勝手に腰を猿のように振り……
「くっ!?」
生温かいモノが膣内の先の方に注がれるのを感じました……
(えっ!? もう?)
もちろん、気持ち良さとは皆無……
「はぁ……はぁ……俺は疲れた。寝る!」
「えっ!?」
酷い……酷いですわ! あまりに自分勝手過ぎます!
ポタポタと膣から射精された精液だけが垂れてきて……本当なら愛液と混ざり合っているはずなのに……
こんな夜伽が毎晩続くと考えただけで末恐ろしい……
私は呆然とする中でヘンリー様と一緒にいたアーシャの表情が思い浮かびました。
(まさか、アーシャはこんな酷いセックスに耐えていたと言うの? 私を気遣ってくれて……あんな言葉を……でも、私は見栄と対抗心から素直になれずに……)
――――翌日。
「おい、イライザ。今日もヤルぞ」
「ひっ!?」
また、ヘンリー様の誘いを受け、表情が引きつってしまいました。
「何だ? その態度は! 俺が良くて、婚約したのであろう。あの女は俺にそんな目を向けたことは一度もなかったぞ!」
「お願いですから、髪を掴まないで!」
長い髪を鷲掴みにされ、引っ張り無理矢理ベッドへ倒されました。そのとき、ブチブチと鈍い音を立て、私の美しい髪が抜け、ヘンリー様の指に……
まるで汚い物でも払うように私の髪を払っていました。
これでは私は彼の慰み者ではありませんか!
「絶対に孕ませてやるからな!」
あんな粗チンでは孕むモノも孕まないわよっ!
こんな生活……続けられない……
どうすれば……
私は彼に無理矢理犯される中、家従の手助けを得て、王宮から逃亡することを考えておりました……
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