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あなたはどれくらい？

私ばっかりが好きなんだと思ってた。

返答は投影であるなんていうけど、


浮気しちゃうのは、


その人のことが好きじゃないからだよなんて、

正論を言われて、


胸がズキっとした。


足りない、

満たされないから、


思わず、浮気をしてしまう。

相手は誰でもよかった。


私を求めて、

欲してくれればそれでよかったのに。


相手に意味を求めないで。

お前、ああいうのが好きなんだななんて、

冷たい目で見ないで。


誰でも良かった。


浮気がばれて、3日目になる。

あんなに楽しくて四六時中ずっと一緒に居られると浮かれて始めた同棲生活は、

地獄のような空気になっていた。


彼は怒っているのか、
呆れているのか、

私のことを真顔で見つめてくる。


「どうして？」と彼が問う。


「俺、悪い所あった？直すよ。」と彼は言う。


違うの。


あなたはそのままでいいの。


でもだめなの。


私がダメなの。


変わって欲しいんじゃないの。


生き急ぐように、

私は携帯で懲りずに出会い系アプリを眺めていた。


辞めようとも思ったよ。


信じられないの。

一人の人だけっていう状況が、

私にはあたりまえじゃないの。


「もうわけがわからないよ。疲れる。別れよう。」


淡々とあなたは私にそう告げる。


なんでだろう。

居心地が悪いと思うのに、

全然涙が出てこない。


別れたら、またいつも通り、
今度は罪悪感なく遊ぶだけに戻るだけ。


私に恋人とか荷が重かったんだとか考える。


こんなにずっと頭で考えてるのに、

浮気するってことは好きじゃないんだよなんて言われた日には、

私は自分の気持ちすらわからなくなる。


（そうなのかな。）


私の好きとあなたの好きは、

何かが違う。

表現方法？
重さ？

人それぞれ違うように、

好意だって形はそれぞれなのだ。


その相手の表現する好意に満足するかしないかで、

分かれる。

私は足りなかった。

私と同じようにもっと毎日考えて行動してくれる人だったらよかったのに。

疲れちゃうのかな？

あーあ。

結婚してたら今頃離婚届けにサインをかいていたね。

味気な。

お揃いで買ったペアリングを指から抜こう。

私はもとから彼に縛られてなんかいなかったのだから。

もっともっと赤い糸でぐるぐる巻きにしてくれればよかったのに。



私は、自由だ。