日曜日の食卓

神奈川雪枝

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ぼんやり考える

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微睡み。

日曜昼下がりに微睡む。

贅沢な時間だ。

眩しい太陽の下で、
目を細める。

そのまま、夢の世界に。

白昼夢のようなその体験に、
ぼんやりとした頭の中で、
薄く考える。

もしも、
このまま消えてしまったらとか、
このまま世界がなくなってしまったらとか、

色々たとえ話を考える。

でも、
時間は流れる。

はっと気が付くと、
夕日になっていて、
赤い景色に部屋は染まっていた。

夕飯の準備をしなければと、
重い体を持ち上げた。

終わらないと信じて疑わないこの人生にも、
いつの日か終わりは来るのだろうか?

あぁ、怖い。

後悔しないように、
今日も好きなものを食べよう。




「いただきます。」
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