大好き、私の彼氏

神奈川雪枝

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だ い す き ♡

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「 太郎 君っ!」

「……。」

「もう、聞こえてるやろっ?w」

「……。」

「ちょ、何でシカトすんねんっ><。」



「 なんやねん、お前っ!」

「 えっ?」

「えっ?ちゃうわ、ぼけ 。」

「 何で怒ってんの><?」


「 ……ほんまに分からへんの ?」

「 私、何かした?」


「 格好や格好 。」

「 格好?」

「何でミニスカサンタやねんっ。」

「これ?」

「そー、お前の着てる服やっ。」

「 バイトで来て、それで太郎君前こーいう格好好きやなぁって言ってたん思い出して 。
 店の人にくださいって言ったら、ええよ、あげるわって貰ってん。」

「おま、バイトしとんのかっ??」

「えっ、うん。」

「ちょ、いつからバイトしてんっ?!
 俺に何も言わんで、ほんま!」

「別にバイト位ええやーんっ・z・。」

「あかん!」

「 何でよっ?」

「あかんもんはあかんねんっ!」

太郎君は一人ぶつぶつぐちぐち良いながら、
私に自分の着ているコートをかけてくれた!
( 「体弱いねんから、薄着なんかするもんちゃう。」ってぶっきらぼうに言いながらwww)

だから、私は首に巻いていたマフラーを、
太郎君と一緒に巻く事にした。

(「ちょ、何すんねん。」「太郎君やって体弱いやんかw」
 「お、お前が薄着で来るんが悪いんやろっ。」って耳を真っ赤にしながら言われたwww)







 ★ 大好き 大好き 私の彼氏 ★ ~仕事帰りの彼のお迎えにて~



「おいっ」

「 何?」

「何ってお前なぁ っ!」

「チビの癖に大きな声出さないでよっ!」

「 お 。」

「 だから、何?」

「何って、
 人に向ってチビとは何や、ちびとはっ……!」

「 突っ込む所そこなわけ?」

「やって、何で今チビって言われなあかんねんっ!」

「 ……。」

「何か言えやっ、そんな可哀想な奴見るみたいに見るなやっ!」

「 あのさ 。」

「な、なんやねん 。」


「 遅刻してきたん、アンタやからね !」

「! そんなん知ってるわっ!
 せやから俺はお前に謝ってんのに、なのにっ!」

「 何?」

「 お前が一人でぷりぷりしてる、から 。」


「 二郎、謝ってないもん 。」

「えっ。」

「遅刻してきたと思ったら、さぁー行くか?だし 。
 それからごめんねの一言待ってみたけど、これから行くライブの事ばっかりで、
 全然謝る気配なかったやん 。」

「そ、そんなことないよ~:。:」

「 私、確かにライブも楽しみだけど、
 何よりも今日二郎に会うのが一番の楽しみやったんやで ?」

「 そんなん、俺 やって 。」

「 こんな糞寒い中待ってたんは、二郎との待ち合わせやからやねんでっ ><。」

「 ちょ、何で泣きそうな顔してんのっ??」


「 何か、私ばっかりが好きみたいやなぁ~って思って;x;」


「 俺はお前の事が、 すっきやぁっ !」

「ちょ、声大きい///」

「 愛してます !」

「あーっもう分かった、分かったから 。」

「ほんまか?」

「うん。」

「今日は遅刻して悪かったなぁ。」

「いいよ、別に 。
 来てくれたんだし。」

「 はよせな、ライブ遅れるで?」

「遅刻したん、二郎なんにwww」







 ★ 大好き 大好き 私の彼氏 ★ ~クリスマスライブの待ち合わせにて~



「めりくり~★」

「元気やなぁwww」

「やって今日、クリスマスやんかっ!
 クリスマス・イブ やねんでっ!!」

「お~、そうやなぁ~www」

家がお隣の元気であほっこの彼女 。
まぁまぁ、仲良しですけどwww
いきなり訪問ですよ、ほんまに。
チャイムなってドア開けたら、
いきなりクラッカーぱーんってして、
彼女みたら、すごい満面の笑顔で。
(心臓に悪いっちゅーねんっw)

で、ケーキとかお菓子とかを持ってきてて、
今、二人でクリスマスパーティー中ですよ⌒★
(二人なんに、パーティーでええんかな??)

「 三郎!」

「おう、何やっwww」

「楽しいねぇ~>w<●」

「おーwww(って言っても、お前が一人で盛り上がってるだけやけどなwww←)」


「 三郎、クリスマスプレゼントくださいっ!」

「 プレゼントっ?!(突然来るから、そんなん用意してへんわ+。+)」


「 三郎、プレゼント無いんやぁ~。」

「ごめんなぁ、何か今度買ったるから。」

「別にええよ、ええよwww
 どーせ私なんかなぁ・z・●
 三郎の頭の中は彼女の事で一杯一杯なんやろ~?www」

「そんなんちゃうよwww
 彼女居らんし、クリスマスとか別にする予定なかってん~www」

「 か、彼女居らんのっ?!」

「ん、そない反応するかぁ~?」

「 居らんのやぁ、彼女……。 ! 」



「 いきなり黙ってどーしたん?」


「 三郎、私クリスマスプレゼントは っ 。」


 ちゅっ #>v<#


「 えっ 。」

「 ちゅー でええよ♪」

「はっ?!」


「 私、三郎の事一目見た時からずっとずっと好きやねんっ///v///」

「はぁーえぇーっ!!!!」

「もう何や恥しいから、三郎へのプレゼント置いてくから 。」

「ちょ、おいっ。」

「じゃぁ、良い返事しか受け付けないからねっ><///」

彼女は嵐のようにやってきて、嵐のように帰っていきました=3

「 どないせいっちゅーねんっ ///・。・///」







 ★ 大好き 大好き 私の彼氏 ★ ~お家でクリスマスパーティー?!にて~



「 はぁ……四郎!」

「何ですか・?・★」

「 私今ね、宿題してるの!」

「知ってますよ!」

「これね、明日までに提出なの!」

「 はい!」

「明日までに提出しないとね、
 私の未来に影響及ぼす位の重大な宿題なのね!」

「いえっす★」

「今してる宿題は、普段の別に形だけの宿題じゃないからっ!」

「はぁぃぃぃいいいーーーっ!!」


「 だから、うっさいって言うてんのっ!!」

「 ……ごめんなさい 。」

「もういい加減にしてよね、ほんまーz-」

( 怒られてしまった>。<)


でも、でもっ!
今日って恋人達の日ちゃうの……??
恋人達がこれでもかっていう位愛を囁き合う、クリスマスちゃいますのーーーっ?!

(淋しい過ぎです;z;)

でも、彼女を見ると本当に真剣に机に向ってて、
(普段なんか、授業中ほぼ寝てるのにっ!)
邪魔しちゃいけないオーラぷんぷんで、
ぼぉくはっ、一人窓からのイルミネーションを眺めますよ+z+。
(彼女を思いやりますです@z@)




「 四郎?」

「 んっ??」

気がつくと、目の前に彼女の顔。

「 もう、宿題終わったからね。」

「……はい(寝てたんやぁ~。)」


「クリスマスなのに、怒ったりしてごめんね><
 これからは、ちゃんと授業受けるように頑張るからwww」

「 んーっ。」

「 ケーキでも、食べとく?www」

やっぱり僕は彼女が一番です★
(お楽しみはこれからですぅ~●^v^●/)






 ★ 大好き 大好き 私の彼氏 ★ ~これからがクリスマスな自宅にて~



ピンポーン★

「 五郎っ!」

「用意出来た?w」

「うん、ばっちしっ★」

「ほな、出発やなぁ~w」

今日は、ドライブデート◆
(というかデート自体久しぶり過ぎて、今日が楽しみで楽しみでほんましゃーなかったwww)

「 なぁなぁ、五郎あれ見てっ!」

「ん~。」

「むっちゃ綺麗やぁ~^∀^●/」

「ほんまやなぁ~www」

流れいく外の光り輝く景色を見ながら、
車は進む、すすむ 。
( 何処に連れてってくれんのやろ??)


「 到着 やなwww」

「此処?」

「そーやでwww」

五郎のちょっと自慢げなドヤ顔。
着いたのは、ちょっと高級そうなホテル!(ほえぇぇぇ~~~っ!←)


「 今日は、俺達が初めて過ごすクリスマスやん★
 せやから、ちょっと頑張ってみました~^^」

「ん、五郎ありがと~~~>v<」


ホテル内のレストランに入る。
(こんな場所、初めてやわぁ~!)

食べるのに戸惑うような料理。
だけど、お話しながら美味しく食べたwww

ゆっくり御飯を食べて、
帰るのかぁ~何て思ってたら、
五郎はポケットからホテルの部屋の鍵を取り出したwww
(何時の間にっ?!www)

「 今日は、お泊りやでぇ~www」

「んふ、さすが五郎www
 やっぱりね、五郎が御飯だけで帰してくれるなんて思ってなかったよ?www←」

「もう何それ~www
 まぁ、俺が御飯だけで帰す訳ないけどwww←」

腕組んで、
ホテルの部屋に向う。

部屋に入れば、
大きな窓があって、
外のキラキラが部屋を飾っていた。
(電気点けるの、勿体ないかもっwww←)


夜景に見とれてたら、
五郎に抱きしめられた 。

「 これからもずっとずっと一緒に居ろうなぁ?」

「 うんっ。」

少し離れて、見つめあった。

首に少しの違和感。
五郎は笑って、私の首元を指さした。

「 プレゼント★」

「 ありがとうっ#>v<#」

思いっきり五郎に抱きついた 。







 ★ 大好き 大好き 私の彼氏 ★ ~ホテルでクリスマスにて~



「 先輩っ。」

「えっんっ?!」

帰ろうとした俺を呼び止めたのは、
同じ委員会の女の子。
(顔はわかるんやけど、名前なんやったけかな??←)

「 どーしたん?
 今日、委員会ちゃうよな?」

「 あのっ 。」

「ん?」


「 これ、部活で作ったんです。」

「へっ?」

「私料理部で、そのっ 。」

差し出された、小さめな箱。

「いっつも先輩には委員会でお世話になってるし、
 日ごろの感謝の気持ちを込めてっていうか、
 あーはい、そんな感じです……。←」

「 そんなん別にええのにwww
 これ、何なん?」

「 ケーキです!」

「 ケーキ?!」

「今日クリスマスやからって、部活で作ったんです。
 でも私の家、朝から母が張り切ってたんでケーキ要らんと思って、
 じゃぁ、先輩にプレゼントしようかな?って思って……。」

「そっか~。」

「はい。」

「 何ケーキなん?」

「ベタに、苺のショートケーキです。」

「そっか~。」

「先輩、甘いの苦手なんですよね?」

「えっ?!」

「だから、甘さ控えめにしました。 笑
 見た目ほど、甘くないと想います !www」

「 うん、ありがとうwww」


「 やっぱり、迷惑でしたよね><?」

「えっ?」

「本当すいません、やっぱり返してください><。」

「ちょ、待ってやぁwww
 迷惑ちゃうし、美味しく食べるわwww
  ほんまに甘さ控えめなんやろうな?」

「 はい、砂糖入れてませんwww」

「えっ、馬路で?!」

「 冗談ですwww」

「もう、自分なんなん?www」

「先輩ってやっぱり優しいですよね^^」

「えっ。」

「じゃぁまた、先輩^^」

「おー・w・」

( 何やこの最後の疑問は??
 まぁ、ケーキ食べようかwww)


帰りに図書室へと行き、委員名簿を見た。
(別に名前知りたくなったんは、何となくやけどなっwww←)






 ★ 大好き 大好き 私の彼氏 ★ ~クリスマスに始まった恋にて~



「 なんでやねーんっ><」

( 酔っ払い?←)


帰り道、
一人急いで帰ってると、
大きな声で叫んでいる男性と遭遇した・。・
そして、最悪な事になんとまぁ眼があってしまった!

「 ( 何かロックオンされた気がするのは気のせいかしら?)」

「 おねぇーさんっ^w^」

「(こーいうときこそ、逃げるものよね!)」

彼と眼を離して、
私は歩きだした。

なのに、何故か進まない。
腕に熱を感じる 。

恐る恐る後ろを振り向けば、
彼がにっこり笑顔で私の腕を掴んでいた。

( 何で私?塚アンタ誰よ?!)

ちょっとしたパニック状態@

「 俺ね、今日彼女と会う予定やったんすよ><」

「はぁ。」

「彼女が前々からちょっとずつ冷たなってたの、見て見ぬふりしてたんです><」

「はぁ。」

「でもね、まぁ俺が悪いんですかね?」

「は?」

「ずっとずっと、淋しい思いさせてたんかなぁって><」

「……。」

「彼女になってくれたのが嬉しくて、満足しちゃったんやと思うんです><」

「 。」

「俺、好きやったのに何でか構ってあげられんくて ><」


(おいおい、これ何時まで続くんだよ?!
 下手したら、エンドレスじゃないっ?!
 ちょ、それはない><勘弁すぎる><)


「 あんね 。」

「 はい><」

「それって、彼女の事ちゃんと好きじゃなかったんじゃないの?」

「えっ?」

「本気で好きな人だったらね、付き合った後も淋しい思いなんてさせないの。
 アンタはただその子を彼女にするのだけが目的だったんじゃない?
 なんていうの、自分の見栄的な?
 とりあえず、アンタは1回頭冷やしなさいよ?じゃぁ。」

一気に言って彼の顔を見れば、そーとうーの落ち込みよう。
緩んだ腕を振りほどいて、私は急ぎ足でようやく家に向う 。




「 おねぇーさんっ^w^」

(あれれ、私と貴方は知り合いでしたっけ?
 しかも酔っ払ってたくせに、何で私の事覚えてるのかな?)


「 俺、頭冷やして考えました。」

「そう。」


「 俺、おねぇーさんに惚れちゃいました>v<」

「 は?」

目の前のニコニコの明らかに私よりも年下の男の子。
顔を良く見れば中々の美少年でって今はそんな事よりも、
何で、告白されてるのっ?!

( でも何かもうこの子に腕掴まれた時から私の心も掴まれていたりして……?www←)







 ★ 大好き 大好き 私の彼氏 ★ ~夜の駅にて~



「 せんぱいっ。」

「何、どーしたん?」

「今日、一緒に帰りましょ?」

「うーん今日はちょっと無理やねん、ごめんね?」


「 いややーーーっ>x<。」

後輩の六郎くん。
(おかしいな、泣かれないために頑張ったつもりなのに@)

「何でなんですか、先輩><?」

「んー今日はおじいちゃんのお見舞いに行くねんよ?」

「 なんや、そうやったんですか!」

「うん。」

「じゃぁ、僕も一緒について行きますね=3」

「 はい?」

「もう、先輩断るからてっきりどこかの薄汚い男と一緒なのかと思っちゃいました・∀・●」

「 えっ。」

「おじいちゃん、具合どうなんですか?」

「あっ、まぁぼちぼちよ?」

「んふ、きっとおじいちゃん僕と先輩の事見たらすぐに元気になりますよ★」

「 何で?」

「やって、こんな良い子が先輩の夫になるんですよ?!
 もはや、安心して眠っちゃったりして^w^←」

「夫?つか、永眠されちゃ嫌やわ?!」

「もう、冗談ですって~www」

「(この子のペースにもう巻き込まれてるの?!)」


六郎くんはニコニコ笑いながら、
「じゃぁ、病院行った後は何処行きます?」なんて、
キラキラの眼で聞いてくる。
(あー、私彼のこの王子様モード完全に弱いのに///←)







 ★ 大好き 大好き 私の彼氏 ★ ~後輩のペースに巻き込まれた放課後にて~

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